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No.143 地球環境保全と木材利用

林業改良普及双書

No.143 地球環境保全と木材利用

豊富なデータで解き明かす木材利用の重要性。

著者 大熊幹章
定価 996円 (本体923円)
ISBN ISBN4-88138-127-X
体裁 新書判

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環境問題、資源問題が人類生存のために解明すべき基本的課題となってくる21世紀、地球環境を守り、循環型社会を築いていく上で木材と木材の利用がいかに重要であるのかを、豊富なデータでわかりやすく説いた書である。
 著者は元東京大学教授で、現在はスギ専門の中核研究機関の所長である。

主要目次

はじめに
第1章 これからの材料開発の方向と木材

1 見直される木材
2 「材料」開発を考察する基本ー開発研究の流れと条件
3 資源問題、環境問題と材料
(1)新しい局面を迎える材料の製造と利用
(2)資源・環境問題の様相
地球温暖化問題/資源・エネルギーの枯渇/人口の増加
(3)今後の材料に要求される条件
4 材料としての木材
(1)木材とは
(2)製材(製材品)と木質材料
(3)これからの木材利用はティンバーエンジニアリングの世界
(4)「強くて弱い材料」がほしいー木材の知能性材料としての可能性

第2章 CO2問題から考察した木材の生産と利用

1 炭素ストックの観点から見た木材の生産と利用
(1)木材の生産と利用は炭素ストックの変化として表せる
(2)炭素ストック体としての木材
(3)森林の成長(育成)と炭素ストック量
(4)木材、木造住宅は炭素を蓄える
(5)木材の生産・利用システムの持続性
2 木質系材料製造時の消費エネルギーとCO2放出量
(1)材料の製造エネルギーとCO2放出量
(2)CO2放出の観点から見た木造住宅建設の評価
3 炭素吸収・放出の収支
(1)木材の生産と利用全過程におけるCO2 の吸収・放出についての収支
(2)居住空間確保のために放出されるCO2 量の地球規模での試算
4 木材の生産と利用による循環型社会の形成
(1)わが国における木材の供給と利用、その流れ
(2)木材による循環型社会形成への期待
(3)木材の生産と利用のサイクル
5 木材学会の宣言

第3章 スギ造林を宝の山とするために

1 来るべき木材時代に向けて
2 森林と木材利用
(1)環境資源としての森林、物質資源としての森林
(2)森林をめぐる新しい動き
3 スギ造林と素材生産の動向
4 国産材・スギ材利用の問題点
5 スギ材利用の5つの課題
(1)スギ材製品のエンジニアリングの推進
(2)スギ材質の特徴を最大限に生かす使い方ー新しい製品と技術の開発
(3)スギ材の生産と利用の一体化
(4)地域に密着した木材の生産と利用システムの構築
(5)木材流通の合理化・IT化
6 宮崎県における県産スギ材の新しい利用技術開発
(1)新設された宮崎県木材利用技術センター
(2)県(南)産スギ材の生産動向と材質の問題点
(3)特徴を生かす新しい技術開発の事例
木ダボ打ちによる並列材の製造と性能/木ダボ打ちによる貫構造ラー
メンの住宅軸組みへの適用/曲率の大きなスギ湾曲集成材の製造と住
宅構造への適用/接着剤を用いない深底トレイの開発
(4)弱点を生かすことが有効な手段に
7 スギ造林を宝の山に

第4章 気になる木使いアラカルト

1 林業と林産業の連係、川上・川下問題
2 林産学を考える
(1)木材研究の行き着くところ 
(2)木材は木材であること
(3)木材の科学は工学か農学か
(4)木材と林産学に市民権を
3 ゼロエミッションとエコマテーリアル
4 「木橋が落ちた」ー木材の耐久性と接着耐久性
(1)木橋をめぐる懐かしい議論
(2)木橋の安全性を確保するためには
(3)接着耐久性について
(4)木材利用の限界と正しい利用の方向
5 木の文化
(1)「木の文化」について
(2)五重の塔より庶民の住宅を、文化論よりも技術論を
6 耐震性の向上は住宅の住み心地の良さを犠牲にしていないか
(1)耐力壁と開口部の両立
(2)住まいは夏をむねとすべし 

おわりに

引用文献

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