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出版物

伐木造材のチェーンソーワーク

単行本技術を伝える本

伐木造材のチェーンソーワーク

プロも納得!! 現場必須のノウハウが満載 最前線のプロが実践をまとめた決定版!!

著者 石垣正喜、米津 要 共著
定価 2,700円 (本体2,500円)
ISBN ISBN978-4-88138-178-6
体裁 A4判 192頁

価格はすべて税込みです。
税率の引き上げに応じて変更されます。

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*FAX・郵送でもお受けしております。こちらのお申込書(Excel)もご活用下さい。

技術・技能修得テキストに最適です。マスターすれば、これまでの現場作業を、
より安全に確実に進めることが出来ます。

 

本書の特徴は次の3点です。


1)林業の現場で作業するプロがまとめた実践書!
著者自身が学んだ技術、磨いた技能を基にして、これまで独自に行ってきた伐木造材訓練の各場面で指導・実施してきたものを文章化しました。
2)写真と図でよくわかる
実践者だからこその写真、実践者が納得できる図版を随所に配置しました。
3)コラムで実践ポイントをていねいに紹介
注意すべきポイントがわかり、技術への理解が深まります。


本書は、安全な伐木作業を「作業者が、対象木を作業開始から、終了まで十分なコントロール下に 置くこと」と定義づけ、いかに安全を確保しながら作業を可能にするかという視点でまとめています。ボロボロになるまで本書を活用いただき、全国の森林整備 が安全に進むことにつながれば、望外の幸せです。

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著者プロフィール

石垣正喜、米津 要 共著

石垣正喜(いしがき・まさき)
静岡県静岡市在住。特定非営利活動法人ジット・ネットワークサービス理事長。元みどり情報局静岡(略称S-GIT)局長。森づくり安全技術・技能修得全国推進協議会常任理事

米津要(よねづ・かなめ)
静岡県静岡市在住。特定非営利活動法人ジット・ネットワークサービス副理事長。元清水みどり情報局(S-GIT)技術部長。森づくり安全技術・技能修得全国推進協議会作業部会メンバー
*特定非営利活動法人ジット・ネットワークサービス(略称G・N・S)
伐木指導を目的として2004年に立ち上げられたNPO法人。1992年に発足し、環境問題として森林を位置づけ、林業のプロから市民まで職種を越えてメ ンバーを集め、間伐などを実践している、みどり情報局静岡の指導部門を独立させ、G・N・Sは立ち上げられた。子どもから林業のプロまでの伐木指導をはじ め、森林を舞台とした環境教育、社寺等の支障木伐採等の事業を展開している。

主要目次

1 チェーンソー

エンジン
  空冷2サイクルエンジンの特性

燃料
  2サイクル専用潤滑オイル
  ガソリン

構造

エンジンを動かす
  作動

始業点検
  燃料・チェーンオイル補給における注意点
    (かこみ)注意!新品のソーチェンの扱い
  キャブレター
  キャブレター調整(基本調整)
    (かこみ)簡単なトラブルシューティング

エンジンの傷損
  事例1-スターターロープが引けない
     事例1の修理
     チェーンソーの使用状態
     ベアリング破損と使用方法との関係
    ピストンスカート部の曲がり・亀裂
    ノッキング現象
    ノッキングによる症状
    事例1の整理
   事例2-圧縮が感じられない
    事例2の場合
      (かこみ)保管場所は乾燥した冷暗な場所で

ガイドバーの種類・特性
   ハードノーズタイプ
    ガイドバーの調整
   スプロケットノーズタイプ
      (カコミ)の伸びの少ないチェーンの部位で調整
   各ガイドバーの使用特性
    突っ込み切りでの比較
    スプロケットノーズ先端での現象
    (カコミ)長所の融合
    ハードノーズバーでの切れ込み不良
  ガイドバー・チェーン等のメンテナンス

2 ソーチェーンの目立て

目立てのポイント
    チェーンソーの固定
  刃の目視
  目立て角度
    上刃目立て角度
    横刃目立て角度 
    上刃切削角度
    逃げ角(逃がし角)
  ソーチェーンの種類
    ノーマルタイプ(チッパー)
    チゼルタイプ
    セミチゼルタイプ(マイクロチゼルとほとんど同一)
  デプスゲージ

目立ての克服(対策)
  症例1-カッター前部が弧状
      切れ難い理由
      刃が弧状になる理由
   適正なフォーム作り
      (かこみ)注意! 勘・慣れでは無く
    ヤスリの柄と握り方
    左カッターを研ぐ時 
    右カッターを研ぐ時
     (かこみ)まずは正確なフォームづくり
    目立てのフォームと身体の動き
    ヤスリの送り出し距離を身体で覚える
    前後に足を開き、腰から上を前方に無理なく平行移動できる姿勢をつくる
    目立てのフォームの再確認
   症例2-カッターの刃先が凹んだもの
    原因-ヤスリに力が加わりすぎている
   症例3-フック
     フックの修正
   症例4-バックスロープ
    バックスロープの修正
    横刃の目立て角度とはどこか?
      カッターの種類による横刃目立て角適正値の違い
    極端なフック、石・金物等切ったときの修正
    研ぐ人の注意点
    デプスゲージの修正
      (かこみ)注意! カッターの保護、デプスゲージの角の面取り

3 伐木の訓練

基本姿勢と訓練の方法
  基礎訓練の考え方
  姿勢とチェーンソー操作の問題点

チェーンソーのエンジンの始動方法 
  1-地面に足で固定して始動
  2-足に挟んで固定して始動
  ハンディタイプ(上部ハンドルタイプ)のチェーンソーの始動

基本姿勢
  基本姿勢-横置きした丸太を切る
    チェーンソー操作の基本姿勢
   (カコミ)エンジン始動時におけるチェーンブレーキの使用 
  丸太を横置き横挽きする基本姿勢(中腰、膝を着いた姿勢)
    中腰
       膝を着く
丸太を立てて横挽き
    輪切り
       伐木訓練
       丸太を斜面に立てる

 様々な条件における玉切り
  チェーンソー操作の上達法

4 伐木造材

安全な伐木作業とは?
  安全な伐木作業の定義

伐採箇所の事前踏査

作業前の打ち合わせ 47
   1.作業手順・人員の配置・特に注意(危険)の必要な場所の確認 
   2.同一斜面の上下での作業の禁止
  3.近接作業の禁止 
  4.狭い沢(谷)の作業は危険
  5.作業中、作業者に不用意に近づかない 
  6.転落・墜落・滑落の注意点 

伐倒方向
  具体的な伐倒方向
      (1)横方向
      (2)斜め下方
      (3)下方
      (4)上方

伐採前の準備作業
    1.伐倒木の周囲の確認
    2.足場・退避場所の確認
         (カコミ)確実な確認を

指差し安全確認手順・合図
     伐倒前の指差し安全確認

伐倒の補助器具 
   クサビ(矢)・斧・ハンマー等
    木回し(フェリングレバー
    スナッチ(滑車)・スリング 
    チルホール・ワイヤーロープ・ロープ 

伐倒方法
   根張り切り
   受け口
       受け口注意事項
    受け口を作る目的
    受け口の深さ
    受け口下切りの応用
    受け口斜め切りの角度
    オノ目(隅切り)
        (カコミ)オノ目の位置
    芯切り
    (カコミ)受け口の注意点
    合理的で正確な受け口の作り方
       受け口作成の実際
    受け口方向に倒れない理由
        年輪幅による理由
        根張り切りによる影響
    ツルの高さの差

伐倒(基本1)
    追い口切り
        追い口の高さ
        追い口の切り込み
       ツルの厚さ(強度)
      ツルの形状による伐倒方向の違い
    追い口切りによる傾き木の伐倒
    重心方向へ倒す場合
    重心と反対側へ倒す場合(起こし木)
   クサビ(矢)
       (カコミ)大径木伐倒時の牽引具使用法
        クサビ使用の注意点
        大小のクサビの使い分け
        傷めたクサビの利用
        くさびの使用例1  重心が中心部にある場合
       くさびの使用例2 重心が中心から外れてはいるが立木の内側にある場合
       くさびの使用例3 枝葉が片側に集中した木や傾いた木で、鋸断面の外に重心がある木
        くさびの使用例4  重心が伐倒方向の反対側で、しかも鋸断面外側にある場合
        注意-くさび打ち込みの力加減
        注意-重ね矢は危険
        (かこみ)重心の移動
        注意-重ね矢のリスクの避け方
       一般的なクサビ使用が困難である立木

伐倒(基本2) 
    追いヅル切り
   三段切り
     (カコミ)追いヅルの逆順は不可
  追いヅル切りの訓練
    気象条件での伐倒を想定
   追いヅル切り・三段切りの応用
       斜面上の根曲がりの無い、出来るだけ材の有効利用を図りたい立木の伐採
      風倒木・極端に横張りをした木
       太い枝の切り離し
  突込み切り
    (かこみ)横になった丸太の突っ込み切り
  伐根の点検
    伐倒の状況と伐根の観察
    受け口・追い口・芯切り・追いヅル・オノ目の観察
    ツルの状況の確認

枝払い
  枝払いの注意点 
    材の安定確認
    枝払いは山側で元口から先端へ
    長い枝は2度切り
    枝払いの訓練

大径木の伐倒 
     ①伐根直径がバーの長さの1.5倍程度で立木の両サイドでチェーンソーを使用可能なもの
      ②斜面、障害物で片側がチェーンソーを使用出来にくいもの
      ③伐根直径がバーの長さの2倍程度
    (かこみ)注意! 最初の切り込み
      ④伐根直径がバーの長さの2倍以上(理論上最高限度3倍実質2.5倍程度)
     (かこみ)大径木とは

造材・玉切り 
  造材とは
      切り離し方

伐倒時の対策と対応
  ガイドバーを挟まれた時の対策 
        (かこみ)突っ込み切りの角度
    クサビ1本で木を起しきれない時の対策
    掛かり木のツルの処理
    ツルの中心部を切り残す方法
    ツルをすべて切り離す方法
    チェーンソーは下刃を使用する

捨て切り間伐
   捨て切り間伐における切り落し
    ①フェリングレバーの利用
        斜面上方が進行方向に対して右手側の場合
        斜面上方が進行方向に対して左手側の場合
  ②チェーンソーによる切り落し
     切り落としの姿勢
      木のコントロール
     (カコミ)注意! チェーンソーの高さ
  折り倒し
       折り倒しで使う手と進行方向
     切り込みの間違いへの対処
     (カコミ)折り倒しでの「玉切り」は厳禁
  ロープ利用で危険を回避する折り倒し
          (かこみ)注意! 切り落としのリスク
    ロープ・牽引具(チルホール)・木回しによる方法
         (かこみ)折り倒しの危険を減らすために

5 伐木の補助器具

フェリングレバー
  フェリングレバーの使用方法
      梯子としての使用
    木回しとしての使用
     掛かり木の状態確認
     レバーを掛ける高さ
     レバーシャフトの方向
     身体の後方確認-作業上の注意
     爪のくい込み確認-作業上の注意
     木の「たわみ」を利用して回転
          身体の使い方
     左右の足位置の問題点
     身体を開く方向
  様々な掛かり木への対応
     上方を向いた掛かり木
     下方を向いた掛かり木
      斜面横方向のもの
  フェリングレバーを押して使用
     押すという動作の考察
     身体の正面でシャフトを左右に押す
     正しいレバーの押し方
  フェリングレバー使用の手順

ロープ、チルホール、スナッチ、スリング
  ロープ・チルホールの使用は、安全の保障か?141

ロープワーク 
  ロープの結び方
     ロープの種類
     舫い結び
        引き解き結び
       (カコミ)取り付け、取り外しの器具
        (カコミ)取り付け用具の使用例
        巻き込み結び
  ロープの位置 145
       ロープを掛ける高さ
     ロープを引く角度
  安全確保のためのロープ使用 146
  ロープの固定と開放 147
     梯子結び(ロープの端を使用した例)
     梯子結び(ロープの途中を使用する場合)
     重ね巻き
     二重巻き(ロープ途中における重ね巻き)
         1回巻きの引き解き結び
  ロープワークのリスク 150
     余剰ロープの処理
     リスク回避とリスクの持ち込み
     掛かり木処理とリスク

ロープによる伐倒補助 
  スナッチ(滑車)による方向変換153
     引き手の場所
     スナッチを使う意味
         ロープを引くタイミング
  スリングの種類 155
  スリングの使用方法 155
     スリングによるスナッチの基本的な留め方
     目通しによる方法
   スリングの延長方法157
     「目通し」二つ折り
     棒の「目通し」
     シャックル留め
     二重目通し
     (カコミ)絶対にやってはいけない方法

ロープワークにおけるスナッチ(滑車)の利用 
  スナッチ(滑車)1個を固定して使用160
     スナッチの動き
     スナッチへの力の作用
  スナッチ1個をランニングスナッチとして使用161

スナッチ(滑車)の組み合わせ 
  基本的な組み合わせ
     ガイドスナッチ(固定滑車)/ランニングスナッチ
     アンカーの分割
  スナッチ(滑車)2個で3倍の力を出す163
  対象木(伐倒木)に対するスナッチ(滑車)の取り付け163
  ランニングスナッチのブースターとしての利用164
  ブースタースナッチを留めるロープの結び方165
     巻き結び
     変形引き解き結び

チルホール 
  ワイヤーロープの解き放し
  チルホールの設置167
     スナッチ1個の場合
     スリングの安全強度
     安全な作業位置
     チルホール操作者の退避
  スナッチ(滑車)の組み合わせによるチルホールの使用171
        スナッチ2個の組み合わせ
     スナッチ3個で力を3倍に
       スナッチ1個をランニングスナッチとして使用
  終わりに-ロープ、チルホールはあくまで伐倒の補助器具173

6 伐木の指導

指導の要点  
  指導者の責任
  未経験者への指導
  訓練における指導
  指導の実際
    ①チェーンソーの基本操作訓練(チェーンソーワーク)のフィールド設定(丸太切り)
    ②フィールドの条件を対象者に合わせる
    ③機材の準備状態
    ④対象者(受講者)の力量をそろえる
    ⑤直接の対象者以外の者をどこに置いて待機・見学・学習させるか(補助員の役割)
    ⑥対象者を信頼するな
    ⑦実技指導の場は人間関係を作る場ではない
    ⑧対象者に対する指導位置
    ⑨ミス、トラブルへの対応
     (カコミ)立木の伐木指導の指導位置

体験学習指導
     1.体験学習の流れと指導
     2.指導者によるチェーンソーの実演
    チェーンソーの始動方法
    チェーンソーの持ち方
    チェーンソー操作の力加減
    エンジンを始動した実演
     3.チェーンソー使用時の約束事
     4.チェーンソー経験の有無の確認
     5.アクセルコントロール
     6.丸太の輪切り(上から・下から)
     7.丸太の縦挽き
     8.立てた丸太の輪切り
     9.立てた丸太の受け口造り
    10.実際の間伐体験 


練習問題

伐木実技手順

索引

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