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森のバイオマスで資源循環型のまちづくり!

バイオマスって何だ!? どうやって使うの? 毎日の日記から森のバイオマスを伝えます

2006年12月22日

エコプロダクツ2006出展の感想

12月14~16日の3日間、東京ビッグサイトで行われた
世界一の規模といわれている環境展「エコプロダクツ2006」に出展してきました。
今年で3年目の出展になりますが、
年々大規模になっていきます。企業ブースの要塞ぶりは昨年よりもすごいことになっていました!
研究会ブースは去年と同様東京ペレットさんと共同での
出展です。
ペレットストーブは東京から運んでくださるのでいつもの出展とは違い、
私たちはパンフとポスターだけもって身軽に出展です!
エコプロダクツ2006 002.jpg
東京ペレットの川尻さん。隣のストーブはイタリア製テルモロッシ。
デザインとカラーのセンスはさすがヨーロッパ。

今年も多くの皆さんに展示を見ていただき
パンフなんて一日目であっという間に無くなり、
紙媒体は今でもとても大切だなとおもいましたが
パンフを配らなくても本当に興味のある方はしっかり話を聞いてくださいました。
エコプロダクツ2006 005.jpg

場内エコツアーがあり、研究会のブースは健康住宅のエコツアーが回ってきます。
説明は事務局新人、村松君!

木質バイオマスに関してもいろいろな意見があります。

「ペレット作るのに電気、いるんでしょ?ほんとにエコなの??」
「ストーブも結局電気つかうんじゃない。バイオマスっていってもねぇ」
「燃やしたらCO2出すんでしょ?石油と一緒じゃない」
などなど、
さらにはネパールの留学生のお客さん、
「木を切るんでしょ、燃やすんでしょ。環境や温暖化に何がよいの?」
など
東京ならでは!?たくさんのお客さんがいろいろな質問をされます。

いろいろ言われるけど今、廃棄物から機器製作のエネルギーもあわせて
完全にパーフェクトなものって無いと思うのです。
ましてや人間なので多かれ少なかれ生きていると環境は破壊し続けてます。
でもいかに環境に付加をかけず、テレビのエコなんとかという宣伝に紛らわされず
消費者が自分の生活スタイルと地域性に合ったエコな製品を選ぶということが
大切じゃないかなと思います。
もちろん、薪ストーブのほうがペレットを作る行程が無いぶん環境負荷は少ないと思います。
でもその薪が極端には遠くはシベリアから(そんな薪あるかどうかは知りませんが)きていたり、
まあ近所で取れなくて北海道から沖縄まで運んでいたんじゃ
CO2をがんがん出しながら運ばれてきているわけです。
もちろん石油なんて中東からですから。そして電気を作っている石炭やウランだって
オーストラリアなどから来ているのです。さらには地下から掘っているのです。
私が以前一緒に暮らしたアリゾナのナバホのネイティブアメリカンの居留地でも
地下水で遠く離れた火力発電所に送る石炭を滞在したおばあちゃんの家のすぐそばで掘っていました。娘さんは私に「大地を掘り起こして石炭を採掘するのは
私たちのお母さんの心臓を抉り取っているようなもの・・・。」と嘆いていたのを思い出します。
薪が手に入るところは薪で、ペレットが作られているところはペレットで、
元気な人は薪を割って、しんどい人はペレットで。
近くに酪農農家がたくさんあってバイオガスがあるならばそれで。

一気にパーフェクトにはならないから
それぞれにあったスタイルでゆったりエコができるのが
バイオマス・・・かな。と思っています。
みなさんはどう思われますか?
(とくおかまき)

2006年12月 8日

レディースネットワークフォーラム

11月18日・19日と広島県で
全国の都道府県の林業関係の女性職員を中心に組織された
レディースネットワーク21の主催で
森林から生まれたエネルギーを伝えたい
~木質ペレットストーブの普及を考える~というフォーラムが開催されました。
今回は開催地を広島県そしてバイオマスということで
研究会も微力ながら協力させていただきました。
1日目は広島市内でのフォーラムが行われ
100名にものぼる来場者でした。
レディースネットワークの取り組み紹介や
岩手、広島のバイオマス利用の調査報告、
当研究会理事長の早田も講演しました。

IMG_1220.JPG

広島で生まれた広島産ペレットストーブ「ペレトーブ」の実演もありました。
IMG_1201.JPG

IMG_1217.JPG

二日目はペレットストーブの普及戦略について
女性の視点でのワークショップが行われました。
残念ながら私は地域のお祭りのため参加できなかったのですが
研究会のメンバーもグループに入って
色々な意見を交わしたようです。
研究会メンバーが代理店のペレットストーブも実演され
それぞれのストーブについていろいろな意見が飛び交ったようです。

IMG_1229.JPG

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バイオマスに関して女性を中心に話し合える機会というのは
なかなか無かったのですが
今回、女性の方にそれも林業に携わる方々とお会いでき
私も元気をもらいました。
バイオマス利用が進んでいく中で、
ペレットストーブやボイラーといった家庭用のバイオマス機器に関しては
女性の意見がもっともっと反映されるべきとずっと思っていましたので
これをきっかけに大きな力になればいいなと思います。
(とくおかまき)

2006年12月 6日

薪とペレットの焚けるストーブ

今日は私の地元、和田地区の公民館に
ペレットストーブがつきました。
脱温暖化への取り組みとして
エコフォーラムわだ!という組織を立ち上げ、環境教育や食育まで
地域での様々な取り組みの中のひとつとして設置されました。

以前ブログでご紹介した薪とペレットが使える
ペレットストーブ「クラフトマン」です。
公民館ではペレットを利用されますが
今年から梅林の森づくりを計画されているので剪定枝なども
出てくるかもしれません。

和田公民館ストーブ2006 005.jpg

和田公民館ストーブ2006 007.jpg
地元新聞社やケーブルテレビの取材に
研究会会員の和田自治連、為貞事務局長が導入のきっかけについて
話されています。

このストーブは岩手県釜石市の石村工業(株)が作っています。
扉の部分はなんと特産、南部鉄を使用されていてとても重厚感のある
ストーブです。

研究会のメンバーが代理店をされており、
ことしも県下で8台のクラフトマンを販売されたそうです。
輻射熱のタイプはファンのタイプと違って
ゆっくりじんわり温まって今日もストーブを消した後も
しばらく足元がぽかぽかでした。
さらに、電気を使わないのでエコな上に停電でも安心です。
輻射熱型のストーブは山形の山本製作所が作っている
Woodyもそうです。

今は薪が手に入っているけれど、
薪を割るのがめんどくさくなったらペレットで・・・。
こんな使い方のできる優れものストーブです。
一台、いかがですか?


2006年12月 1日

総会開催します。

いろいろな事情で遅れに遅れていた総会をやっと
開催します。
もう年末で今年度事業も終盤に差し掛かっているにもかかわらず
総会というのもおかしな話ですが、
自転車操業のため、こんなことになってしまっています。
会員の皆様、ごめんなさい!

当日はペレットストーブ各種の出展、
研究会の取り組みパネル展示、
そして基調講演も開催します。
庄原市と共催の「庄原森のバイオマスフェア」が同時開催です。
詳細は研究会HPをご覧下さい。
総会準備にバタバタの事務局でした。

いろいろ報告したいことがたまっていますが
なかなかオンタイムで情報が出せずすみません・・・。


profile

森のバイオマスで資源循環型のまちづくり! 地元広島県北部庄原市で活動するNPO法人森のバイオマス研究会の事務局員。

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