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森に住む・森で過ごす

黒姫の森通信・・・
森からいただく、いただき続ける(^^)・・そして森に住もう!

2006年8月30日

北アは霙。

2006年8月27日

本業

本業・・実は旅館業なんですよ・・ハハ

昨日アウトのお客さまで
夏休みは一段落。
これからは週末です。
平日は
またいろいろな活動再開です(^^)

昨日は
地元の新聞にも載りましたが
上信越高原国立公園50周年事業
(日本で2番目に大きい国立公園らしい)
ということで
環境省の音頭の元
妙高市と信濃町の観光協会や観光課の連携で
新潟県側から地震滝(ないのたき)に入り
黒姫高原まで歩く
イベントがあり300人もの方々が参加しました。
とても良かったようで
来年も・・という声が挙がっていました
本当にすてきなルートです。

あさってからは私が夏休み
山仲間と穂高縦走に3日ほど行って参ります
たぶんモブロガーにもなれず・・
山にどっぷり浸かり
たっぷりの気をもらって
元気いっぱいで戻ってくる予定です
・・最近ふと気づきましたが、
自分の年考えると今のうちにいっぱい大好きな山にいかなくっちゃ

つくづく思った次第です・・・ハハハ


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野尻湖バックに大事なお客さまたち(^^)

2006年8月24日

アレロパシー

うちの畑の
「茶豆」ついに採れ始めました(^^)
おいしい。
皆さんに食べていただきたい・・・
一斉にとれて
あんなにいっぱい蒔いてしまって
さて・・
どうやったら保存しておけるのか?
何も考えず・・ただ蒔いて・・・いつも思うけれど
どうしてもっと計画的にやらない・・・ハハ

それで
ふと気づいたのですが、
茶豆のそばには雑草が少ない。
「そば」の下には雑草がでないのは
アレロパシー・・・以前書きましたっけ
の為だと知っていましたが。
アレロパシーは他感作用といって植物が出すフィトンチッド・・香り物質
によって、他の植物がいっぱい育ったり
まったく育たなかったり
受粉のために必要な虫を寄せ付けたり
苦手な虫を寄せ付けないようにするような
そんな現象ですが・・
考えてみればすごいですね。。
フィトンチッドってまさにコミュニケーション物質ですね。

で・・
今日は
ひょっとして茶豆も?

思いました(^^)

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私の愛車「田舎のベンツ」

2006年8月22日

大好きなお花

遊歩道の草刈りをするときに
お花の咲く草は
必ず残すようにして刈るのですが
特に大好きな花は
力の入り方が違います(^^)
群落になれよ!
って
祈りながら周りの草を刈っている気がします(^^)

そして
これから最盛期を迎える
トリカブトやサワギキョウは
大好きな花の一つです
信濃町はだいたい例年
真夏でも平均気温が27℃。
それを今年は大幅に更新して
4日ほど前に33℃ですって。・・観測初めて以来最高気温だそうです
えらいことです。
何せ避暑地ですから・・

そのせいか
だいたい9/10日頃に咲く
000のトリカブトが
もう咲いていました。
嬉しいような
いいのかなぁという
複雑な気持ちのような・・


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漢方の世界では、ブシといって広く使われていますが
猛毒で・・然も全草毒なんです。
薬草ってのも奥が深いですね・・・・だからたのしい。

・・一度投稿したのですが、毒草の場所を書いてはまずいと気づき書き直しました・・ぺこっ

2006年8月18日

いつも植物の味方で・・3

お盆はこのタイトルでいこうと思って・・(^^)

1で
植物のことを
動物の「酸素供給者」とも書きました
ハハ
小学生でも知っていますよね
でもどのくらい必要??
って
以前調べていましたら
国土緑化推進機構が出している冊子に
ヒト一人が
排出する二酸化炭素を吸収するのに
「杉の木」
なんと23本が必要なんだそうです。
乗用車一台もつと
さらに160本。
100坪ほどのオフィスですと
1350本の杉が必要なんだそうです
えらいことですね。
私の家の周りには杉の木がたくさん。
自分の一家の分はゆうにありますが
少し森深くに行かないと
他のヒトの分までは・・。
時々出かけて行く木のほとんどない
大きいオフィスだらけの都会の
その方達の分までとなるとそれこそ黒姫山に登らないと・・
っていうか日本中の森の助けを借りないと。。
然もたぶん
その杉換算の「杉の木」とは
元気のいい杉の木でしょうから
間引きや枝落としなど手が入っていなければ・・・・

どう思われますでしょうか?
ちょっと重い課題でしょうか??

こーりきー


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2006年8月15日

いつも植物の味方で・・2

植物のことを
「物言わない
森の管理者・・」と書きました。
そうなんです
先日も韓国の先生とお話ししたこと書きましたが
「植物が自然の中での動物などの個体数を管理している」
という説が
アメリカでも韓国でも・・そして日本でも云われ始めています。
たとえば
ナラの木・ぶなの木などは
毎年一定の実を付けません。
何年かに一度・・
子孫を残すためか、それを食べに来る動物の数の調整のためか知りませんが
とんでもなく豊作の年があります。
ヤマグリもそうです。
そして・・
日本では、というか私の説に近いですけれども(^^)
このあたりの「ネマガリダケ」が
何十年かに一度
一斉に花を付けるのです。
花を付けるということは実を付けます。
この実が戦後直後やたまたま飢饉の年に付けられてきたことから
田舎では
困ると竹は実を付けると云われてきました。
60年に一度付けるともいわているようです。
実際、竹の実は食べてみましたが
お米みたいでなかなかおいしく、うなずけるものがありました。
でも・・
そんな迷信見たいなことはないはずで

いろいろ調べてみると
竹はドンドン増え続け
過密になれるため
土壌の窒素やリン酸やカリが足りなくなるのです
それでは全滅ですから
その前に一斉に実を付け
種をばらまいて自分たちは全員で枯れてしまうのです。
これを、植物の自殺という人もいるようですが・・
そうして子孫を残します。
ところが、ばらまかれた実はネズミなどが喜んで食べます
食べれば食べただけ小動物の子孫は繁栄し
そして数多くの糞などをまき散らし
やがて土壌は肥えていきます。
ところが小動物の方はそんなにいつまでも食べるものがあるわけではないので
個体数をまたどんどん減らします。
そのころには
ネマガリダケは肥えた土壌でゆうゆうと
青々とした竹を再び毎年毎年伸ばすのです。
こうして動物の個体数を調整しながら
植物はしぶとく、動けないにも関わらず
(これは又そうでもなく動いているという話し書きたいと思いますが)
生き残っていくのです


あくまで
私の現場の論理ですから(^^)
きっと
異論はあると思います
お待ちしていますね。


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2006年8月13日

いつも植物の味方で・・1

物言わない
森の管理者・・
そして
動物の酸素供給者・・・
「植物」

わたしが
元々自然観察インストラクターになったのは
「熊」と「花」でした。
でも・・
植物の奥深さは半端じゃないことに気づき
薬草を研究したり
フィトンチッドを研究したり
アレロパシーや
連作障害を勉強していくたびに
植物全体が好きになり
植物の持つ可能性を知り
樹と語り合いたいと思うようになった(^^)
そのために
いつも
いつも
どちらかというと
植物の味方
植物側にたって
その代弁者でいたいと思う。

そんな思いを込めて
時々植物の持つ力を
書いていきたいと思っています


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撮影 豊泉富士美

2006年8月 9日

きっと森に帰ってくる子

今日まで
3日間
アファン「心の森」で
心に障害を持っている都会の子達を
森で川で
受け入れていました。

心を閉ざし・・
五感を閉ざして
こそ
親から捨てられても
親から虐待を受けても
生きてこられた彼ら彼女ら。
その子たちに思いっきり五感を開いてもらい
出来れば心を開いてもらいたくて
3年続けてきている。

最初は必ず
初めて出会った大人に
とまどいながらも
1時間も一緒に・・
しかも今も単純な現役ガキ大将と・・
藪をかき分け森で過ごすと
ズボンぬらして川で遊ぶと
そこにあるものを・・
知恵と手持ちの道具だけで工夫して遊ぶと
本来の野性に
すぐに返っていく。
それは
まるで
自分を見つけ
自分に驚き
自分を見つめ直しているように。

そして
目に優しさがあふれ出してくる

豊かな森の
森の深さに
その森で生きるものたち全てに
なにかを
重ねあわせ
全てのものが支え合っている

感じているかのよう。
それこそ地面を這って小さい虫を探し
大切そうに
大切そうに手のひらにのせている
ひょっとすると
大切な自分を・・
発見しているのかも知れない

そして
自然と
ごく自然と笑顔が溢れ
いつの間にか
大人達と抱き合って喜びを分かちあえる

ずっと続けていこう
これからもずーっと
あのすてきな笑顔が見られるから
きっと森に帰ってくる子が出てくるから
それが
子供の
森の
未来だろうから
日本の
地球の
未来だろうから・・


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2006年8月 5日

花の金山・天狗原山

昨日は・・土寄せしたい畑仕事も
あちこちの草刈りや草むしりも全て投げ捨てて・・
たぶん今年初めての完全休養日をなんとか作り出し
地元の同士と
朝から・・大晴天の中
花の金山・天狗原山へ行ってきました。
小谷村からの林道が先日の雨で通れないため
当日の登山者は我々以外おひとり。
夏休みのこの時期の信じられない幸運に
意気揚々と頂上目指して大雪原の中を歩いてきました
今年は残雪が多く、万年雪となるのは間違いないでしょうが
所々小さい可憐なお花が、雪が解けた先から
精一杯短い春に・・
春と夏の花を
それこそいっぺんに咲かせていました。
その姿は美しいを越えて感動的でさえありました(^^)
昔天狗と呼ばれたヒトも
こんなすてきな光景の中を日々走り回っていたのでしょう・・
何かうらやましい。
そういえば万年雪となれば、今年は咲くことができずに終わる花がいっぱいあるはず・・
自然は奥が深い。

その後入りに行った雨飾の露天風呂も
当然我々だけ。
2時間ものんびり過ごしました
なんて幸せな天がくれた贈り物でしょう。
感謝感謝の一日でした。

・・そうそう
山村起業という題名のページでした
私のブログはいつもそれらしくないですね・・
すみません

そう
山で起業すると・・こんな晴天の日を選んで
絶好の開花時期に
地元の人しかあまり知らない2000メートル級の
とーっても静かな山を
独り占めして登れるんですよ。
ぜひ
山が好きな方は
森が好きな方は
健康になりたい方は
田舎へようこそ(^^)

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2006年8月 3日

癒しの森のシンポジウム・・ご報告

中学の大切な同級生が泊まりに訪れてくれていて・・忙しくしていました。
大変な有名人なんですよ・・ハハ
人間的にも素晴らしい男で
とても嬉しい訪問ですので
森に山に湖に川にと
遊びまくっていて
7/30のシンポジウムの報告遅くなりました・・ハハ
ですが・・私がのんびりしている間に
なんと
役場の広報・ホームページ担当の仲間が
全ての仕事放り出して(^^)
パネルデイスカッションを
文に起こしてくれました。
なんて速い・・
ビックリです。
よろしければ、こちらから・・
信濃町癒しの森シンポジウム

これ読んでいただければもう書くことないなぁ・・
素晴らしいシンポでした。
本当にいろいろな方が訪れてくれて。
新しい素晴らしい出会いもありました
今後の方向を見いだせるきっかけもありました
久々にニコルの熱い講演も聴けました。
晴れて・・森の中が気持ちよかったなぁ・・・・

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profile

森に住む・森で過ごす 信州・信濃町から森林メディカルトレーナーがお届けする森の時間・森の持つ力、田舎・雪国のすごさ・・

お知らせ

若い頃、私が広告代理店で担当していた
小林製薬さんからの新しい試み、
森の香りの商品のホームページ
に私が登場しています。

一度覗いてみてくださいませ(^^)


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