• 山村型起業解説
  • 事業アイディア
  • インタビュー「先人に学ぶ」
  • 農山村の背景情報
  • お役立ち情報・技術
 

森に住む・森で過ごす

黒姫の森通信・・・
森からいただく、いただき続ける(^^)・・そして森に住もう!

2006年12月27日

最近の小雪

昨日の地元の新聞に
長野県の各地域で100年の間に
1度気温が上昇したとありました。
特に
「岳都」松本市は19度も上昇したそうです
地球の温暖化にともない
雪も降らなくなってきています。
去年の大雪でさえ・・黒姫の積雪は320センチ
25年ぐらい前は
普通に480センチぐらいの積雪がありました。
最近はだいたい半分の240センチ。

小雪になると何が一番問題なのか・・
ということですが
もちろん我々にとってはスノースポーツが出来なくなる
という大問題があるのですが
やはり一番は
雪があまり降らなかったり、早く解けたりしますと
水資源の貯留がままならなくなると言うことです。
実は雪のストック
というのは大変な大きな問題なのです
早く解けて、流出してしまいますと
一番の渇水期に
一番水を使う時期に
水が山から流れてこない・・ということになってしまいます。
もちろん流れるだけでなく
湧き水も地下水位の低下も現れてしまいます。

世界中で飲み水が無くなってきている状態で
これは大きな問題です。
日本の奥山も
万年雪が少なくなり
カールも小さくなりつつあります
去年の報告では
アフリカのキリマンジャロの万年雪がほとんどなくなってしまったそうです。
また・・
温暖化問題には
折に触れ、書いてみたいと思っていますが
まずは
雪が降らないだけで・・
こんなに困るんですよね。

daisekkei.jpg
年々小さくなり、もろくなっているという大雪渓・・6月のもの

2006年12月24日

雪乞い

何せ・・去年とうって変わって
今年は雪が降りません。
先日降った40センチの雪が
寒いおかげで解けずに残っているだけで
こんなに降らない年はさすがに珍しいです。
普段なら降って解けて降って解けてを、4-5回繰り返して
根雪になるものなのですが・・

今はリフトが2本しか動いていませんので
クリスマスのお客さまと
隣のスキー場へ行って参りました
初滑り。
こんなに遅い初滑りも実は珍しいのです
でも・・
このままじゃ年末を迎えられませんので
雪乞いに。
このあたりでは古来より・・戸隠の九頭龍様にお願いするのです
雨乞いも最近の雪乞いも。
まずは
黒姫の南東にある「種池」に
お水をもらいに行きます。
この池は流入口も流出口もない池で
こんこんと・・でも溢れない程度に
昔から黒姫の水が湧き出しています。
ここで、お水をいただき
そうしたら後ろを向かず
お水は地面に置かず
一直線で戸隠神社へ。
そして
拝んでいただくのです。
でも・・
その種池方面があんなに雪が少なかったのは
最近ではとっても珍しいぐらいでした・・
やはりどこかがおかしいのですね。
そう言えば
千何百年も大きさを変えなかった「種池」が
少しづつここ2年ぐらいで小さくなってきています。
これって
えらいことなんじゃ・・・
世の中どうなる?


taneike.jpg

2006年12月18日

冬の香り・・2

やっとうちの回りで
35センチほど雪が積もりました。
あさってから
クロスカントリーコースがオープン
スノーシューはもう充分。
スキーはもう一降りです。
身一つ、自分の足でどこからでも下りてこられる
そして、時には60キロ以上のスピードを出せる
スキーは冬のスポーツの王様ですが、
森の中を
どこへでも分け入ることの出来る
スノーシューなども
とっても神秘的です。
普段は入れない
笹藪も
湿原も
荒れた森も
どこへでも自由自在。
目線が雪の量によって変わり
時には「やまね」が冬眠している
「うろ」なんかも見られます(^^)
くるみやどんぐりをため込んだリスのねぐらなんかも・・

そんな素敵な季節が始まります。
大好きな山頭火で言えば
わけ入ってもわけ入っても白い山
って
ところでしょうか・・・ハハ
今一歩ですねぇ。

上も下も右も左もわからぬ、この森が大好き・・
って感じなんです。


PIC00176.jpg

2006年12月15日

宿のお話・・

ここのところ・・
本職の?ロッジの準備に追われています
今頃じゃいけないのですが
11月が色々あったものですから。


ここのところ一番心配なのが
「感染性胃腸炎」と
オブラートで包まれた表現をされ始めている
「ノロウィルス」というものす。
すごい流行ですね・・

元々は二枚貝から発しているそうですが
免疫力の高い方はなんと言うこともないそうですが・・
疲れている方や、長期滞在の方なんかは
2日ほど下痢や嘔吐が出るそうです
免疫力の落ちたお年寄りに至っては、大事に至ることもあるそうですが・・

ここで宿にとって問題なのが
お客さまに一人そう言うかたがもしいらしたとして
その部屋の方達に感染しますと(2日も一緒にいると感染するらしいのです)
宿としては
いきなり
集団「感染性胃腸炎」発生
でなく
「集団食中毒発生」となってしまい
営業停止になってしまうことなんです。
なぜ・・?

みなさまも思うでしょうが
我々も
なぜ?
なんですねぇ。これが・・

聞いても「これ」といった返事はどこからも帰ってきませんが
食中毒としておくと
宿が、ほぼ全宿が入っている「保険」が効いて
お客さまの入院代などが出るそうで
宿対策という感じらしいです。
でも・・
食中毒というのは新聞にも載りますし
やはり宿にとってはとんでもないダメージです。
おととしそれでやめられた宿が2軒ありました

世の中
なにかこんな
理解不可能なことって
結構ありますよね・・・

森と関係のない
「宿」の
お話でした・・
すみませーーーん。
でも・・温泉で問題になるレジオネラ菌
なんかもそんな感じなんです。


ちょっと
宿のお話でした(^^)

2006年12月 9日

冬の香り・雪の香り・・・1


大粒の雪が降ってきました。
今年何度目の雪でしょう・・・
しんしんと
しんしんと。
雨と違って本当に静かに雪は降ります
濡れてしまうのは
解けてしまえば
一緒なのでしょうが・・
なぜか
傘をささずに歩きたくなります。
そして
汚れた景色も心も
全て一晩で真っ白に仕上げてくれます。
毎年何度も味わっているのに
毎回毎回感動するのはなぜ?
秋までに毎年心が汚れてしまうから・・・?
新しい気持ちで
スタートできるのは
雪国に住んでいるおかげ?
また
雪に
冬の始まりに
感謝しながら
スキーのエッジの傷でも
息を吹きかけ
磨こうっと。
素敵な季節の始まりに・・・


061209-150009.jpg

2006年12月 4日

アファン・・東京でクリスマス会

2年ぶりに
東京で・・
今までアファンの森に訪れてくれた子達と
昨日はクリスマス会。

朝、軽トラにつもった15センチの雪をかいて
新幹線に乗り継いで
最近なれない東京へ。

たのしかったあぁ
みんな元気で。
3年ぶりに会った子も。
みんな
森にいるときとかわらない笑顔
でも
実はみんな都会ッ子だったりして。
視覚に障害を持った子達は
声を遠くから聞いて
こーりきー
と言ってくれたり。
思わず抱き合ったり
手をつなぎ会っていたりと・・・
なかなか
いつまでも
離れられなかったです。

KONISIKIささんも言語に障害を持った子達とかと
交流を持っていてくれていて
最後は一緒に
KONISIKIとハワイアンクリスマスパーティ
「めりーかりきまひ」
だったかな?ハワイのメリークリスマスは。

そうそう
KONISIKIと並んだニコルは・・
普通のサイズに見えましたっけ(^^)
クスクス。

konisiki.jpg

profile

森に住む・森で過ごす 信州・信濃町から森林メディカルトレーナーがお届けする森の時間・森の持つ力、田舎・雪国のすごさ・・

お知らせ

若い頃、私が広告代理店で担当していた
小林製薬さんからの新しい試み、
森の香りの商品のホームページ
に私が登場しています。

一度覗いてみてくださいませ(^^)


2009年12月

S M T W T F S
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

カテゴリー

最近のエントリー

最近のトラックバック