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そまびとたちの奮闘記

NPO法人信州そまびとクラブ。
山仕事をしながら、
林業のこれからの姿を提起します。

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分教所を拠点に

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日ごろお世話になっている大沢地区の新田というところに、たいへんに貫禄のある分教所だった建物があります。この建物が大好きな私たちは、様々な行事の際に、いつも泊まらせてもらったり、食事をさせてもらったりしているのですが、毎月きちんと家賃を払って事務所として使わせてもらうには、正直なところ経済的に難しいと感じていました。


 ところがある日、毎年ここの財産区をお借りして開催している「ゆかいな山仕事講座」の打合せの席で、財産区の議長さんから「都会の人たちに大沢に来てもらいながら、分教所を活かせる方法を考えられないか」という要望が飛び出したのです!
 この発言で、私たちが地域に貢献できそうな事業を作り出し、その上がりで分教所を、地域振興やそまびとクラブの活動の拠点にする可能性が出てきました。
 今のところ、主人公は分教所です。でも、この話の背景には「ここをもっと活かしたい」という地域の人の内発的な気持ちがある。…ここがいちばん強いところ。そして地元のNPOが日ごろからウロウロしている。


 ここにはまだADSLが届いていませんが、たくさんの人がたずねてくれる新田をつくることで、ADSLもついてくる。そんなシナリオを考えはじめたころです。

コメント

Posted by:   [ 2007年4月12日 17:26 ]

いつきです。こんにちは。
ゆか山同窓会超新米幹事としてこの春をスタートしました。
どうかお手柔らかにご指導の程よろしくお願いします。
あの分教場は本当に趣きが有りますね。
現代人が忘れてしまったものや知らずに過ごしてきたものがいっぱい詰まっているような気さえします。
そして小中学校と木造校舎を体験した私にとっては非常に懐かしい雰囲気を持っている建物です。
いつの日かあの分教場を舞台に物語が出来たりするとロマンチックですねぇ。
ノスタルジックな恋物語か、はたまた林業ドキュメンタリーか!
映画化なんて話にまでなったら建物も修繕してくれちゃったりして!!
虫のいい夢(妄想?)だけは私の中で膨らんでゆきます。。。(^^;

Posted by: かなめ   [ 2007年4月13日 06:39 ]

いつきさん、書き込みありがとうございます。

あの地域に、あの建物が建っていて、景観ができあがっている。そんな、なにもかもがハモっているような感じが、私は大好きなんです。

近頃の建築は、本当に木を見せるということで良く工夫されているものが多く、嬉しいことなんですが、それだけでは出せない木造建築の良さが、あの分教所にはあるのではないでしょうか。それは、時間や使用感といった一言では表せない「何か」なのですが…。

以前、県産材住宅の展示をする際に、「この部屋が、人が生活し使用されることでこのようになるのですよ」という部屋をひとつ組み込んで、展示してはどうか、という提案をしたことを思い出しました。

何としても修繕費を捻出したいです。

Posted by: ヨーコ   [ 2007年4月18日 01:06 ]

私も樹さんかなめさんに賛成でございます。
あの風景をを初めて見た時、
タイムスリップした感じがしました。

小さい頃箱根にいた時、
木造の学校、周囲に山、川、広い空、
それがとても自然で、毎日、何をして遊ぼうかとても楽しみでした。


理科の授業で山登り。
井戸で見つけたゼリーみたいな蛙の卵。
甘いアケビ。ダイスキだったキイチゴ。
みずみずしいフキのような茎の食べ物。
川で水切りの回数を競争。
笹船作って、川流し。
むかごとつくし集めて夕飯にだしてもらったり。
冬は竹を割って、ストーブで裏をつるつるにして、竹スキー。
葉っぱをつぶして水を緑色にしておままごとのお茶に。
イチジクの木のでっかい葉はお皿に。
落ち葉で焚き火しながら焼き芋作り。
自分で作った凧で凧揚げ。

そんな思い出を、現代の子供たちにも与えてあげたい。
私はあの場所でそんなことができるのではと思ってます。
”おおさわ自然学校”
なんて感じで、林業をフルに活かした山と村全体での楽しい体験教室などできませんかね?
修繕費や維持費(人材なども含め)など大変だとは思いますが、
多くの方が望めば可能かと。
あの雰囲気は、登録なんてしなくても文化遺産ものだと思いますし。

Posted by: かなめ   [ 2007年4月18日 05:46 ]

ヨーコさんは羨ましいほどの子供時代の体験をお持ちなんですね。私も低学年は神奈川の山の中の学校でしたが、そこまでたくさんは思い出せませんよ。

林業をフルに活かした山と村全体での楽しい体験教室。これいいですね。いただいておきます。あそこなら、おそらく議員さんたちにも協力してもらって、リンゴ園体験や、米づくり体験も組み込めるでしょう。

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そまびとたちの奮闘記 「そまびと」とは「きこり」のこと。現代のそまびと=技能職員たちが起業し、模索しはじめました。

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