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そまびとたちの奮闘記

NPO法人信州そまびとクラブ。
山仕事をしながら、
林業のこれからの姿を提起します。

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カラマツ3千立方

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カラマツで建てている村の中学校。体育館はもうすぐ竣工です。体育館だけでなく校舎の構造材も木造で、一部には村有林の交換を行なっている根羽村のスギも使われます。


 さて中学ひとつ全部木造だと、どれぐらいの材木が必要でしょう・・・? この川上中学では3,000立方メートルのカラマツを使っているそうです。


 たとえば、近隣の森林組合が1年間に集めて出荷する木の量が、4,000から5,500立方ですから、この地域のカラマツ自給量からすれば、けっこうな量であることがわかるかと思います。ちなみに地元の森林組合ではこの中学の材の注文を受けて6,000立方の材木を集めたそうです。現場の人たちは一年間ほとんど材木採りにかかりきりだったのではないでしょうか。


 まずは公共建築がやって見せることで、地域の人々に根強いカラマツへの偏見を打ち破る。同時に、業者の技術力も育成されます。地産地消を真剣に考え行動するとこうなる、という好事例のひとつだと思います。

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 体育館の工事は先行していて、入学式に間に合うかもしれません。ここで学ぶウチの娘が羨ましい。


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 こちらは校舎の進捗状況です。

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そまびとたちの奮闘記 「そまびと」とは「きこり」のこと。現代のそまびと=技能職員たちが起業し、模索しはじめました。

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