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そまびとたちの奮闘記

NPO法人信州そまびとクラブ。
山仕事をしながら、
林業のこれからの姿を提起します。

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村の木で建てられた中学校

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業界の視察がうちの村にやってくるというので、少しだけ同行させてもらいました。佐久森林林業振興会と県の佐久地方事務所林務課普及係が主催した「低コスト林業先進事例地等(この「等」が重要)視察研修」ということで、村の木で建てられた、うちの娘も通っている中学を、木材関係者の視点で勉強させてもらいました。


 画像のビームはすっかり市民権を得たカラマツの集成材です。カラマツの普及には、こうした施設での積極的な利用が欠かせないことなのですが、大断面のものを効率的に生産するためには、村で収穫されたものであっても何百キロも離れた工場で加工しなければならないとのこと。「流域内での需要を増やすことによって、こうした負荷をなくしてゆくことがでいないか」、大きなテーマがひかえています。


 でも形而下的には、うちの娘たちはこんなに美しいディザインの中で暮すことができて、ありがたいことだなと思いました。できることなら、エコスクールという事業の意義を「建てたらおしまい」ではなく、何かのはじまりにしてゆきたい。そんなことも考えた、父兄の立場も混ぜこぜになった視察でした。


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ランチルームにモニュメント的に配置された3本の柱。中央の色白なのが大桑村からの木曽ヒノキ。両脇が根羽村の根羽スギ。どちらも「木」を地域の主力商品のひとつとして振興の戦略を進めている地域です。うちの村では、この根羽村との交流の森事業が進められています

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そまびとたちの奮闘記 「そまびと」とは「きこり」のこと。現代のそまびと=技能職員たちが起業し、模索しはじめました。

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