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そまびとたちの奮闘記

NPO法人信州そまびとクラブ。
山仕事をしながら、
林業のこれからの姿を提起します。

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四国!

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13、14日、高知県香美市と徳島県上勝町で行われた国民森林会議のお出かけ公開講座を受講してきました。

 

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 高知駅で夜行バスを降りると、南国ムードがただようフェニックス(かな?)の並木道。そして路面電車。近ごろ遠出をしていないきこりにとっては、何を見ても新鮮なものばかり。

 

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 シンポジウムの共同主催者である「高知県緑の環境会議」の事務局さんと森林組合職員さんの運転で、視察地の谷相(たにあい)団地へ。有名マンガ家の出身地だそうで、森組事務所のある商店街には、ドキンちゃんやバイキンマンのオブジェが並んでいます。
 この町並みから山に上り、集約化で搬出間伐が行われたスギ林を見学しました。「所有者の為の集約化」であることを物語るように、山では所有者の皆さんも加わり、一緒に昼食をごちそうになりました。
 全国の林業関係者には笑われてしまうでしょうが、ここであらためて、まだ自分がスギ林を愛していないことを感じました。カラマツ林を見慣れている目には、どうもこの殺風景なところが好きなれない...。それから、切り土を見て、土の安定している様子が羨ましかった。個人的には施業後よりも施業中の現場で人に会いたいのですが、それは今回の趣旨から離れることなので、我慢。

 

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 午後からのシンポジウム「どう育む森と水と循環系」には、会場となった高知工科大学の皆さんがたくさん参加し、その新鮮な意見や質問に、同じく客席で聞いている身でありながらも、身の引き締まる思いがしました。
 「自分には、この人たちに説明できる施業ができているのだろうか?」シンポが終了し、会場を離れてからもずっと自問していました。

コメント

Posted by: somakudo   [ 2009年6月18日 06:39 ]

遠距離出張お疲れ様でした。
見知らぬ土地を訪ねるってわくわくするし、楽しみですよね。

さて、写真に写っている路が有名な「四万十式」ですね。
四国の山はものすごく急傾斜なイメージでいるのですが、
写真の山は比較的緩やかそうでうすね。
この地でもポイントは「集約化」と「路網」でしょうか。
わかっちゃいるんですけどね。
一番できないのが 集約化。
長野県なんかまとめるだけでお金が出ちゃうのに・・・
今日の補助金説明会をよく聞いてきますね。

Posted by: かなめ   [ 2009年6月19日 09:09 ]

 かなり無理をしてしまいましたが、やはり行ってよかったです。今回の
旅に、背中を押してくれたおおぜいの方に感謝するばかりです。それが
無かったら出かけられませんでしたので。

 画像の香美(かみ)では、同じ四国ですが四万十式ではなく、10t
トラックベースで山どばまでつけてしまう広幅員で道をつけていました。
集材の主役はスウィングヤーダーだそうで、近ごろ何かと悪く言われ
がちのスウィングヤーダーですが、この地域の方法には使いやすく
重宝しているとうかがいました。

 集約化に関しては、組合が一本釣りで所有者の中から有力な世話役に
いろいろとお願いする方法が確立されていて、参考になりました。

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そまびとたちの奮闘記 「そまびと」とは「きこり」のこと。現代のそまびと=技能職員たちが起業し、模索しはじめました。

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