昨日、「明日はみぞれの可能性があるので、畑にシンテックス(=寒冷紗)をかけるように」との村内放送がありましたが、予報的中でした。考えてみれば、昨日だか一昨日に紋別で雪が観測されていましたね。
それにしても「どれだけ寒いんだよぉ~」と言ってしまう、朝でした。
]]>
森林組合が間伐を行った林内のヤブを片付けて、保養施設を訪れる皆さんのための歩道を整備する作業です。施設の従業員や、引率職員の皆さんに指導してもらいながら、林の中に着々と道が出来上がってゆきます。
道作りの指導ははじめてだったため、子どもたちの作業速度が速く、3年分の計画地が今年だけで完成してしまうという嬉しい誤算がありました。最後は行き止まりの予定だった道がループ状に開通し、階段までついてしまいました。
作業は来年以降も続く予定なので、「歩道建設中・子ども体験」という看板を設置して、今年の作業を終えました。
道作りを通じて、森との結び付きを深めてくれた子どもたちが、また大人たちを連れて来てくれることを密かに祈っています。
総会に先立って行われた理事会で、長く続く赤字解消のための方策が話し合われ、その決定を総会に諮ったのですが、出席してくださった会員の皆様から対策案が出され、とにかく職員だけで頑張ってしまわずに、今年度は広く会員のみなさんと定期的に話し合いながら対応してゆく、という結論に達しました。詳細は信州そまびとクラブのブログにあげておきましたので、そちらをご覧ください。
NPOという活動。世間ではかなり認知されつつありますが、なかなかその利点を活かして元気よく活動してゆくのは難しいのかな?と考えてしまいました。そして林業の素材生産で食ってゆくことの難しさも加わり、ことは簡単ではないようです。
専従を離れ、積極的に参加できない負い目があることと、とにかくそこで生活している人の現実が優先されるという考えで、口を挟まないよう心がけている者にとって、会員の皆さんの強い思いは多くの意味を持つものでした。今日も一日、作業をしながらそのことを考えていました。
一本だけ現役だった鯉のぼりが、桜のかげになってしまって残念。
画像中央の濃い緑はアカマツ。その両側がカラマツの芽吹きです。
娘を戦力にするなんて、いよいよ誰にも相手にされなくなったのだな、なんて思わないでくださいね。工程面で厳しいのは確かですが、そんな動機じゃありません。
彼女も今や立派な有資格者ですから、OLになろうがお嫁さんになろうが、この「生きる力」と言うか「現場力」がどこかで役に立つはず、という親心も含めて、手伝ってもらいました。
チェーンソーは道具ですから、理屈ももちろん大切ですが、使わなくては乗りこなせません。たちまち手が痺れたそうです。
さてさて、日当はいくらにしようかな。ゴジュウカラのさえずる山で、おやじは悩むのでした。
この山は以前も紹介した、地拵え→植え付けを行う場所。間もなく注文していた苗木が届いてしまうため、時間との戦いです。ケガを上手に治しつつ、作業も早く終わらせる。無理を承知で、高度なバランスが要求されます。
しかし、やっぱり山は良いですね~。
その擦り傷は4月3日。外出先から戻り、家の外でちょっとした荷下ろしをしているときに、誤って右足膝を擦りむいてしまったものです。
この時、傷をよく洗浄し、ゲンタシンのひとつもぬっておけば良かったのですが、早く傷口を乾かしたい一心で、何の保護もせず眠り、翌日から普通に作業をしていました。
そのまま12日まで、痛みも無く問題なく仕事を続けていたのですが、傷口が妙にビショビショしはじめ、痛みを感じたので、13日に村内の病院で見てもらったところ、足の付け根にあるリンパ腺が腫れており
「こりゃ感染を起こしとるわ。すぐに血液検査して点滴!気をつけないと敗血症を起こすよ」
と言われ、結局、抗生物質の点滴は日に3回必要なので、14日から少し離れた町の病院へ入院ということになったのです。
ちなみに、最初に点滴をしてもらった13日の晩は、39.8度の高熱が出て、脈拍は確認していませんが若干息苦しくなり、ひどいことになりました。生まれてはじめて119番をダイヤルしようかと考えたほどです。
「小さな傷」と油断していたことが、多方面へ迷惑をかける結果をまねきました。
今までなら自力で治すことができたものでも、何かの助けがないとだめな年頃になったことを思い知らされ、「自分が思う以上に身体をいたわらなければいけない」、そういう難しさを痛感しています。恐らくこの戦いは、身体の老化にも一役買ったことでしょう。
現場復帰に備え、救急用品のチェックも忘れずに行わなくてはいけません。
現場からの帰り道、もうもうと上がる黒煙が見えました。火事? ...いいえ、毎年春に行われる、河川敷の野焼きです。
今年の冬は長かった。でも野焼きが行われると、標高千メートル超の山里にも急速に春がやってきます。消防団の皆さんにとっては、大会へ向けての忙しい日々のはじまりでもあります。
昨日、長野に戻り、夕方からは公民館報の新年度の編集会議があり、その足でこんどは統一地方選の開票立会いに出かけました。当地では県会議員の投開票が行われ、生まれてはじめて開票の現場に立会いました。
いつもは冗談を言い合っている役場の皆さんとも、「私語は慎むこと」ということで、少し緊張した雰囲気の中、厳かに開票作業が行われました。候補者ごとに20票ずつまとめられた用紙に、間違いが無いかを確認し、ハンコを押してゆきます。
民主主義の手続きを体で感じることのできる、貴重な体験でした。皆さんも機会が断らずに、参加することをおすすめします。
開票作業前の会場。ちょっぴり緊張しました
]]>
春休みに入ったことだし、家でじっとしていればよいはずなのに、娘から学校へ行くので(鉄道の生きている駅まで)送って欲しいと言われました。理由を聞けば、チェーンソーの講習があるのだとか...。
実業高校では、在学中に様々な資格を取得することができるのですが、伐木造材の特別教育もそのひとつだったのです。
いやはや、まさか娘が学校でチェーンソーの分解をするなんて思ってもみませんでした。研修のあった二日間、駅までの30分間、おやじから伐木についての濃密なレクチャーが行われました。
今回、高校生の前で伐木の研修を行うことがどういうことなのか、よくわかりました。お世話になった講師先生には申し訳ないのですが、専門用語をそのまま使ってしまうので、受講者にとってはチンプンカンプンだったそうです。
この教訓は、新規就業者研修などの際に活かしたいと思います。
12日土曜日、私の暮らす村で計画されていた公民館祭は、この国難を乗り越えるための「被災地支援発表会」として開催されました。
募金は発表会の最後に舞台上で公民館長から村長に手渡され、被災された皆さんのために送られます。
]]>
コンサートではありませんよ。背景の垂れ幕の通り、㈱フォレスト・ミッション代表取締役 坪野勝彦さんによる講演のはじまりです。昨日、長野県の佐久地方事務所で開催された森づくりフォーラムin佐久でのひとこま。
「地域林業のための林業事業体による協業化と山の管理について」という講演。とかく固くなりがちな講演に、少し変わったアイスブレイクをという演出でした。聴衆は60人くらい。皆さん、国の森林・林業再生プランの動きにアンテナを張っている人ばかりだったので、真剣に聞き入っていました。
パワポでの講演の中で、「林業は林業だけでの再生は有り得ない。地域に根付く(特に農業のことをおっしゃっていました)産業と総体で、地域振興の鍵を握る産業と成り得る」という趣旨の説明があったことが、最も印象に残っています。
このことについて突っ込ませていただいたところ、外から見ていると、農協組合員と森組組合員がオーバーラップしているのに、多くの地域で農と林の連携が見られないことが目に付くとの指摘をいただき、とても良いことをうかがうことができたと感じた次第です。
フォーラムでは、以前も紹介した"佐久地域高能率間伐材搬出システム開発グループ"による成果報告や、森林づくり県民税活用事業の報告も行われ、閉会後、システム開発グループまとめの会も行われました。
これまで、信州そまびとクラブの会員としてしかグループに参加できませんでしたが(ほんとうにちょっぴり。形式程度です)、新年度はなんとか要林産としても積極的に参加したいと考えています。
]]>
この画像は、依頼をいただき、ずっと待っていただいて(と言うか、雪で作業が遅れ、どうにもならずに)いたお宅のヤエガワカンバです。ご覧の通り、以前降った春の雪でグニャリと建物の上へ曲がっていましたが、昨日、ようやく処理することができました。
これまでの雪は冬の雪でしたが、今日の雪は少し重そう。なんとかお施主さんにも安心して雪を楽しんでもらえたのではないでしょうか。勝手な話しですが、私もホッとしました。
今回は条件がそろっていたので、二方向から吊るして軟着陸させました。作業をしているうちに逆光になってしまったので、反対からの画像も載せておきます。
]]>
我が家にも光回線がつながりました。とは言っても、マシンやOSが古いままなので、高速道路ができても、そこを自転車で走っているような状態です。当面、商売で動画を扱うような予定もありませんし、特にメリットは無いのですが、それでも重いファイルが届いたりすると重宝します。
ところでこの光の工事、実は村内一斉に、村のケーブルテレビとNTTの電話回線の二系統の工事が同時進行で進められていました。おかげさまで、我が家のテレビも地デジとやらに変わりました。
この画像は、村の文化センター駐車場にできた仮設の作業基地に集結した工事車両です。これと同じ規模の部隊がもうひとつ、村のあちこちで工事をしているので、実に賑やかです。
それに加えてこの雪の残る中、道路工事も花盛り。何もかも、高原野菜の植え付けが始まる前に終わらせなければなりませんので、業者の皆さんも大変です。
大陸からの雪雲が強くない冬であれば、東京にかなり近い天候で、積雪も少なく、山仕事にはあまり問題がないのですが、今年は久しぶりに苦労しました。
ご覧の通り、片付けなければならない木は、掘ってからきざみました。でもそろそろ、雪の少ない山に戻りそうです。
ここで思い当たりました。
これから山仕事に就こうかなと考える皆さんは、冬の現場の状況をよく確認しておくことが重要ですよ。