HOME > 普及支援 > 広報コンクール > 第49回(平成26年度)林業関係広報コンクール審査結果

普及支援

2015年03月18日広報コンクール第49回(平成26年度)林業関係広報コンクール審査結果

  第49回林業関係広報コンクールにおいて、広報誌部門では「森林環境税情報誌 mamori」(高知県林業振興・環境部 林業環境政策課)が、ホームページ部門では「森の活人」(秩父地域森林林業活性化協議会/埼玉県)が最優秀賞(林野庁長官賞)に選ばれました。 

 
49kouhou.jpg   49hp.jpg
    広報誌部門 最優秀賞                ホームページ部門 最優秀賞
   森林環境税情報誌 mamori                 森の活人

 

 このコンクールは、一般社団法人全国林業改良普及協会の主催で、林野庁が後援、全国森林組合連合会が協賛して開かれました。
 
「森林環境税情報誌 mamori」は、表紙が手に取りやすい雰囲気で雑誌感覚で読める広報誌です。企画が充実していること、ターゲットである子育て世代の女性やその家族向けにしっかりデザインされ誌面の完成度が高いこと、付録にカルタをつけて興味を引く工夫があることなどが高く評価されました。

「森の活人」は、サイトのデザインが良く、閲覧者の視点に立ったやさしく分かりやすい文章で親しみやすさが伝わってくるホームページです。地元で頑張っている林業関係者へのインタビュー記事を多く掲載していること、幅広く深い情報を発信して地域材の利用促進、さらには地域の林業を盛り上げていることなどが高く評価されました。
 
 今回の応募総数は広報誌部門が13点、ホームページ部門が9点でした。
 ご応募、誠にありがとうございました。

 

  ■広報誌部門  

広報誌名発行者
最優秀賞森林環境税情報誌 mamori高知県林業振興・環境部 林業環境政策課
優秀賞

日本山岳会「高尾の森」通信

やまびこ

日本山岳会「高尾の森づくりの会」(東京都)

信州上小森林組合(長野県)

奨励賞林業やまなし山梨県林業改良普及協会
※「森林環境税情報誌 mamori」「日本山岳会『高尾の森』通信」「やまびこ」の各広報誌は、
インターネット上で公開されています。発行者のホームページにアクセスしてご覧下さい。


 ■ホームページ部門

 
ホームページ名
運営者
 最優秀賞 森の活人秩父地域森林林業活性化協議会(埼玉県)
優秀賞

森と水の郷あきた

NPO法人 ひょうご森の倶楽部

あきた森づくり活動サポートセンター(秋田県)

NPO法人 ひょうご森の倶楽部(兵庫県)

奨励賞バイオマスツアー真庭一般社団法人 真庭観光連盟(岡山県)

 


 【講評】

以下の、審査員からのコメント、アドバイスを生かして、よりよい広報誌・HPづくりに挑戦してみてはいかがでしょうか。

[広報誌部門]
・本文の縦組み、横組みの混在が多いと読みにくくなります。
・読者は見開きで広報誌を読むので、1頁単位でとらえて制作するのではなく、左右の頁の統一感がほしいです。
・長い文章には小見出しを入れると良いです(本文だけの記事があります)。
・行事の報告だけでなく、執筆者の顔が見えるような、読者参加型の要素も必要です。
・「取り組み」、「取組」など、表記がばらばらならにないように統一が必要です。
・チラシや広報誌用の陳列棚は、冊子の上の部分だけが少し見えるように並べられていることが多いので、その部分(タイトルまわり)のデザインが重要です。
 
[HP部門]
・ホームページは、広く一般に開かれた媒体であるため、近年はルール(JIS)が作られています。これに準拠してホームページを作るとよいでしょう。(詳しくは別紙)
・トップページで、どのようなサイトなのか、はっきり分かるようにすることが大事です。
・記事ごとに更新日時を表示すること。いつの情報なのか分かることが大切です。
・基本情報は本サイトに置いておいて、フェイスブックやツイッターを併用して最新情報の更新を行うところが増えています。
・スマートフォンからアクセスしてもサイトのフォーマットが崩れない、スマートフォン対応型サイトの出品もありました。 

[広報誌・HP 両方の媒体を持っている方へ]
・広報誌とHPのコンテンツを別々に考えるのではなく、共有できる部分は共有したり、連携させたりすることで、より質が高まり、発信力も高まっていくでしょう。
・広報誌をwebで公開して、より多くの人が閲覧できるようにするのも良いと思います。
 
 

近年は、サイトの制作・運用等のルールがJIS規格で定められていますので、これに準拠して作られるとよいでしょう。 

 総務省は、JISに基づいた「みんなの公共サイト運用モデル」を定め、公的機関のサイトはこれに準じるように推奨しています。
 冊子として販売されており、内容も多岐にわたります。
 ガイドラインのようなものとしては、以下のサイトが参考になるかもしれません。

●「総務省東海総合通信局 ウェブアクセシビリティ」。ページ下部の「次のページへ」をクリックしていくと、注意すべき具体項目の主なものが解説されています。

●「FUJITSU JIS X 8341-3:2010 達成基準解説」。こちらは、より詳細なものです。達成基準の青字部分をクリックすると具体的な解説が書かれています。

 これらの主たる対象は、国や自治体をはじめとする公的機関サイトですが、社会の流れとしてこのような動きやサイトが増えていることから、他の団体のサイトにおいても、「誰もが使いやすい」ものを目指すに越したことはないでしょう。

 なお、アクセシビリティをチェックするツールもいろいろあり、URLを入力するだけで診断してくれる左記のようなものもあります。

●アクセシビリティ適合度をチェックするサイト「HAREL(ハレル)

 

普及支援 TOPに戻る