月刊 「現代林業」

現代林業　2024年1月号

特集　地域の林業普及はどうあるべきか　都道府県普及職員座談会②

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現代林業1月号　目次

特集　地域の林業普及はどうあるべきか　都道府県普及職員座談会②...12

　前号に引き続き、「地域の林業普及はどうあるべきか」をテーマに、全国の都道府県林業普及指導員経験者として、北海道、栃木県、岐阜県、愛媛県、熊本県からの５名による座談会の後半について紹介いたします。
　近年は森林経営計画制度や森林経営管理制度など市町村が主体となった制度の導入が進み、普及客体については、森林所有者から市町村や森林整備の受け皿となる意欲と能力のある森林組合や林業事業体等へのウエイトが大きくなってきています。
　さらに今後の時代の流れと共に森林・林業をめぐる社会の要請も変化していくことが予想される中、林業普及の方向がどのように向かっていくのか。今回の座談会では、各地域の実情を踏まえながらそれを探ろうというのが本企画の趣旨です。
　前回の議題内容である、普及客体の変化、市町村支援、ＩＣＴ等の技術指導に続き、今回は主伐再造林、獣害対策、新たな森林サービス、林業担い手対策、サプライチェーン・マネジメント、今後の普及の姿について語っていただきました。

●主伐・再造林の流れにどう対応するか

●新たな森林サービスの可能性

●林業担い手対策の方向

●サプライチェーン・マネジメントと普及の関わりとは

●今後の林業普及の姿を描く

フォト・レポート◆...１
主伐再造林をサポートする最新林業機械！　
－２０２３森林・林業・環境機械展示実演会（茨城県）より

木材トレンドを読み解く◆赤堀楠雄...42
ＪＡＳ合理化に向け実務者から提言を　
業界自ら理論武装を図ろう　

お役に立ちます！最新研究紹介◆...44
スギ構造用製材乾燥のシステム化に向けて　
熊本県林業研究・研修センター　池田元吉

　携帯型含水率計による簡便な乾燥前含水率区分と、含水率区分毎に作製した桟（さん）積み単位での含水率管理を組み合わせた乾燥のシステム化の検討を行っている研究成果について、熊本県林業研究・研修センターの池田元吉さんに紹介していただきます。

飛田京子の安全談義◆飛田京子...50
第33回　興味・関心の違いによる選択的注意　
働く人の心を軸にした安全対策を

地域林政アドバイザーが見た現場の課題...52
第3回　大洲（おおず）のモリを守り活かす
観光で成り立つマチのモリづくりを支援
愛媛県大洲市農林振興課大洲市林政アドバイザー　尾花充彦

林研グループが応援します！◆愛媛県／宇和島地区林業研究グループ連絡協議会...60
『（株）松野中学校』でキャリア教育　

普及員実践日誌◆...62
スノービーチ【雪国のブナ】プロジェクトへの支援
～ブナ林業で豪雪山間地の活性化を目指して～　
新潟県　北上夏陽子

チャレンジする林業現場の課題を追って◆...68
124回　私のモットーは好奇心とチャレンジ精神　
秋田県　齊藤恵美

法律・税務・制度相談室◆...74
森林経営管理制度における森林保険の活用について　
国立研究開発法人森林研究･整備機構森林保険センター

●日本林業アーカイブス　世界の林業の記憶ーハンガリー・ベステルチャバニヤ地方ー◆酒井秀夫...9
第1回　匈国「ベステルチャバニヤ」「キシュガラム」燃材橇出

●わがまち木造自慢...59
松田町立松田小学校（神奈川県松田町）

●読者のお悩み相談...68
豪雪地帯ならではの林業事業体の仕事の確保のあり方とは？　　
田中　忠

●表紙の人...80
江口里江子さん　くびき野森林組合（新潟県）

表紙／撮影協力：くびき野森林組合

フォト／編集部