2026年2月2日発売開始
主伐が増えるなか、伐採後の森林をどう更新し、次代へ引き継いでいくかが全国で重要な課題となっています。しかし、造林費の負担、担い手不足、林地条件の制約など、再造林を取り巻く現場の悩みは尽きません。本書では、施業集約化や交付金の活用、一貫作業システム、コンテナ苗、省力的な育林など、再造林を確実に進めるための仕組みと技術を整理し、全国の実践例を紹介します。地域の条件に合わせて活かせるヒントがつまった一冊です。
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その伐採跡地、どうつなぐ。 いま求められる再造林の実践
| 著者 | 全国林業改良普及協会 編 |
|---|---|
| 定価 | 1,452円 (本体1,320円) |
| ISBN | 978-4-88138-478-7 |
| 体裁 | 新書判 280頁 |
主伐が増えるなか、伐採後の森林をどう更新し、次代へ引き継いでいくかが全国で重要な課題となっています。しかし、造林費の負担、担い手不足、林地条件の制約など、再造林を取り巻く現場の悩みは尽きません。本書では、施業集約化や交付金の活用、一貫作業システム、コンテナ苗、省力的な育林など、再造林を確実に進めるための仕組みと技術を整理し、全国の実践例を紹介します。地域の条件に合わせて活かせるヒントがつまった一冊です。
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■解説編
森林資源の循環利用に向けた着実な再造林の実施
林野庁森林整備部整備課/田ノ上 真司
我が国の森林の現状
多様な森林づくりと再造林
社会ニーズへの対応
各地域における取組
最後に
■事例編
素材生産事業者及び森林組合による伐採・搬出・再造林ガイドラインと認証制度の取組
鹿児島県素材生産事業連絡協議会/神園 公博
鹿児島県版の「ガイドライン」と「認証制度」策定の背景
ガイドラインの構成
ガイドラインの概要
責任ある素材生産事業体認証制度(CRL認証制度)の概要
ガイドライン及び認証制度の成果と今後の課題
今後の展望
曽於市における伐採届出の厳格化等による再造林推進の取組
鹿児島県曽於市耕地林務課林政係/鳥井 聡
曽於市の森林の概要
伐採の現状と課題
伐採届出の厳格化
伐採届出の厳格化による成果と課題
再造林の現状と対策
再造林の推進における今後の取組
グリーン成長プロジェクトの取組 再造林率日本一への挑戦
宮崎県環境森林課再造林推進室再造林推進担当
はじめに
再造林推進に係る条例について
再造林に関する具体的な対策の実施
⑴ 宮崎県再造林推進決起大会
⑵ テレビCM等による意識醸成
⑶ 地域再造林推進ネットワークの設立
⑷ 省力・低コスト再造林に対する嵩上げ補助
⑸林地集積化に向けた取組
⑹ その他
おわりに
富山市八尾町大玉生地区における伐採と造林の一貫作業システムの取組
富山森林組合事業課/山下 貴生・小塚 昌毅
はじめに
一貫作業実施地の概要
伐採に至った経緯
山土場の事前造成(2022(令和4)年度)
運搬路の補修(2023(令和5)年度)
電子輪尺とスプレーペンキによる立木調査の効率化(2023(令和5)年度)
前年度に森林作業道を先行施工し、伐採準備を最適化(2023(令和5)年度)
枝条の集積による植栽準備の最適化(2024(令和6)年度)
電動オーガ・電動一輪車による植栽作業の省力化(2024(令和6)年度)
地域林業の持続可能性を高めるモデルケース
架線系を活用した一貫作業による再造林-コンテナ苗の架線運搬と現地保管-
高知県立森林技術センター 森林経営課/藤本 浩平
架線系一貫作業システムによる低コスト化に取り組んだ経緯
架線系一貫作業システム導入への課題と試験内容
架線集材システムごとのコンテナ苗の運搬効率の評価(人力運搬との比較)
現地保管したコンテナ苗の活着
植栽木の成長
成果のまとめ
おわりに
素材生産事業者と森林組合の連携による効率的な主伐・再造林の一貫作業
石央森林組合事業課/山田 秀幸
はじめに
伐採者と造林者の連携
共同一致で実現する省力化・収益性向上
高知県再造林支援基金の創設
高知県林業振興・環境部木材増産推進課再造林推進室/西山 保建
はじめに
再造林推進に向けた高知県の取組
高知県再造林推進会議の設立
高知県再造林推進会議の取組内容
高知県再造林支援基金
山林の取得に関する情報の集約
宮崎県西臼杵普及区における再造林率向上に向けたコンテナ苗生産の取組
宮崎県西臼杵支庁林務課/髙見 麗美
県を挙げたプロジェクトで再造林率90%を目指す
目標は、地区内でコンテナ苗15万本生産
コンテナ苗供給体制づくり~4つのポイント~
これまでの成果と今後の課題・展望
森林所有者に代わり再造林を進める「あきた造林マイスター制度」
秋田県農林水産部森林資源造成課再造林推進チーム/花田 綾子
はじめに
再造林率3割の壁と新たな仕組みづくり
森林所有者に代わり再造林を進める造林マイスター
マイスターの育成
マイスターを核とする再造林への支援
造林担い手拡大と再造林率向上の成果
人手不足の克服と循環利用の定着へ
主伐後の再造林~保育
主伐後の再造林~保育10年保証制度
長野県南佐久中部森林組合/新津清秀
組合の概要と地域の森林資源
主伐後の再造林~保育
年保証制度の創設
制度の利点と課題
制度の実績と所有者の反応
木材価格向上への努力
関係者の理解と協力・連携
特定苗木による再造林を加速化させる「早生樹プロモート林」
大分県農林水産部林務管理課林業普及指導班/井上 八州人
大分県の森林資源と現状
早生樹の普及と特定母樹の選定
プロモート林の設置条件と調査項目
1年目の成長状況調査について
これまでの普及状況
「新しい林業」への確実な一歩
大型ドローンを活用した造林事業の展開 ドローン運搬による安全で効率的な林業用資材運搬
株式会社はぐくみ幸房/大谷 栄徳
林業用運搬型ドローン「ITAKISO NOAH」について
大型ドローン導入の目的―導入することが目的ではない―
大型ドローンの導入で造林コストが下がるとは限らない
ドローン運搬だから実現できる造林事業の展開
大型ドローンを墜落させない―導入効果を最大限に発揮する重要な要素
大型ドローンの墜落事例
大型ドローンを墜落させないために
安全で効率的なドローン運搬の運用ルール
大型ドローン導入による今後の可能性
さいごに
北海道における造林・保育の機械化に向けた取組 ―機械地拵え標準単価の見直しと効率化・省力化の取組事例―
北海道水産林務部林務局森林整備課
北海道水産林務部森林海洋環境局道有林課
北海道十勝総合振興局森林室森林整備課
1.地拵え作業の実態に適応した取組
補助事業単価の検討
功程調査の実施
機械地拵え(バックホウ等)の標準単価新設と普及状況
今後の展望
2.造林や保育作業の効率化・省力化に向けた取組事例
取組の背景
取組の概要
調査結果
まとめ
ラジコン地拵機を用いた地拵え(林地平滑化)
山梨県森林総合研究所資源利用科/大地 純平
下刈りを楽にしたい!
根株破砕機
MDB社ラジコン地拵機「LV800PRO」
実証試験地の概要
実証試験の概要および調査方法
ラジコン地拵機での地拵え結果
ラジコン地拵機での地拵え作業の限界
ラジコン地拵機での地拵え費用(林地残材、伐根全量処理)
下刈り作業省力化に向けて
グラップルレーキによる安全・省力の機械地拵え
南佐久北部森林組合/島﨑 和友
グラップルレーキ開発の経緯
歯の仕様と改良点
丸太とレーキの接合方法
柄の仕様と改良
枝葉の集積方法
操作手順
作業効率は平均4・5人/ha
課題と留意点
下刈り回数の削減に挑戦する~これまでとこれから
秋田県林業研究研修センター環境経営部/和田 覚
はじめに
これまでの下刈り回数削減に向けた取組
これからの下刈り回数削減への取組