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現代林業 2009年7月号

雑誌月刊 「現代林業」

現代林業 2009年7月号

特集  森林吸収量の商品化 カーボン・オフセットⅡ

著者 全国林業改良普及協会
定価 5,700(年間購読料/送料込み)円
ISBN ---
体裁 A5判 80頁

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主要目次

特集  森林吸収量の商品化 カーボン・オフセットⅡ

特集1 小林紀之・日本大学大学院法務研究科教授に聞く
          地方自治体のカーボン・オフセットを活かすポイント

――まずはカーボン・オフセットを取り巻く概況について教えてください。
 カーボン・オフセットとは、「市民、企業NPO/NGO、自治体、政府等の社会構成員が自らの温室効果ガスの排出量を認識し、主体的にこれらを削減する努力を行うとともに、削減困難な部分について、 他の場所で実現した温室効果ガスの排出削減・吸収(「クレジット」 という)量を購入すること、また、他の場所で排出削減・吸収を実現するプロジェクトや活動を実施すること等によりその排出量の全部または一部を埋め合わせすることをいう」と定義されています・・

特集2 高知県の木質バイオマスを活用したカーボン・オフセット(J-VER)
          高知県林業振興・環境部環境共生課課長補佐 内村直也

 高知県では、 2004 (平成16) 年3月に制定した高知県地球温暖化対策地域推進計画を08 (平成20) 年4月に改正し、 08 (平成20) 年から10 (平成22) 年度の3年間で、 温室効果ガス6%の削減を目標としています。
 計画の目標の1つは森林吸収で、 この部分で2010年の推計値の14・7%削減、 残りの26万3000tについては、 事業所の方々や県民の一人ひとりの削減行動によって達成しようとしています・・・

特集3 オフセットの資金でトキの森整備―新潟県カーボン・オフセットモデル事業
         新潟県県民生活・環境部企画課

 新潟県では、これまで温室効果ガス排出量の削減について普及啓発を中心に取り組んできたが、現在、県内の排出量は大幅に増加しており、特に家庭やオフィスなどの伸びが大きい。このため、経済メカニズムを活用することにより、社会全体として効果的な排出削減を図ることが可能と考え、08(平成20)年度から新潟県版のカーボン・オフセット制度の構築に取り組んできた。この取り組みによって、県民の温暖化防止行動の促進と併せて、オフセットの資金が県内の森林整備事業に提供されることが期待される・・・

特集4 森林吸収を発行するJ-VERの手順 編集部

 オフセット・クレジット(J―VER) は、温室効果ガス排出削減・吸収での自主的な取り組みを通じて、一定の品質が確保され、市場を流通するクレジットを発行(商品化)することを目的としています。自主的な取り組みに対して、確実で透明性の高いモニタリング・算定、検証ルールを示すとともに、 ―VERの発行・管理の仕組みを定めているものです。いわゆる商品のお墨付きを制度化したものといえるでしょう・・・ 

特集5  J-VERの3つの設計のポイント
          三菱UFJリサーチ&コンサルティング 平塚基志

 J―VER制度に基づく森林管理プロジェクトでは、プロジェクトベースでの取り組み、 つまり一定面積の個別林分 (経営対象の森林)から吸収量由来のクレジットを発行することになる。こうした取り組みの先行事例としては、京都議定書12条に基づくクリーン開発メカニズム(CDM:京都議定書で数値目標規制が課せられていない開発途上国でのプロジェクトベースで排出権を生み出すメカニズム)が広く知られているが、J―VER制度においても、基本的にCDMと同様のポイントがある・・・ 

◆フォト・レポート ・・・・1

高校生の心をつかむ林研の林業体験指導
全国林業研究グループ連絡協議会

木材トレンドを読み解く◆赤堀楠雄・・・34

製材JASを考える<下>
ユーザーの信頼を得るシステムとしての利用を

林業生産技術ゼミナール 第7回◆酒井秀夫・・・36

運材システムの技術点検

傾斜地の山で木を倒し、 林道まで搬出するのは大変な作業です。 その後、 運材工程に入りますが、 運材は林道および公道の走行ですから、 コストダウンの余地がないものと軽く見られていました。 しかし、 現在、 運材は木材生産コスト、 納品コストの大きな部分を占めます。
 ターミナルとなる土場は、 山元がこれから価格形成のイニシアチブをとっていくうえでも、 今後の地域の林業の鍵となります・・・ 

森と水 第17回―森林管理の現場から―◆蔵治光一郎・・・42

地域に根ざした学術の融合―流域圏学会の可能性―

先進国型林業のマネジメント―その法則を探る6◆相川高信・・・48

生産コストは稼働時間に反比例する

■高い機械、 高い賃金
 前号で、 地形が作業システムを決定すること、 機械は最大2台までであること (と言うよりも集材機械は原則1台)、 どのシステムも生産コストは30ユーロ/m3以下であること、 等を説明しました。 他方、 欧州の林業機械は、 一般的に日本より高額で、 ハーベスタで40万ユーロ、 フォワーダでも20万ユーロ、 タワーヤーダは30~50万ユーロもします。 このような条件の中で、 欧州ではどのように低コスト化を実現しているのでしょうか・・・

レポート◆大地俊介・藤掛一郎・・・52

ひむか維森の会による「伐採搬出ガイドライン」の実践状況
―第1会伐採搬出ガイドライン・コンクールを終えて― 

林研グループが応援します!◆東京都/檜原村やまびこ会・・・58

「道があれば搬出できる」道の効果を伝える研修会開催

普及員実践日誌◆鹿児島県 林業普及指導員 深田雄治・・・60

平均1ha未満、分散型所有形態地域における提案型集約化施業の推進  

提案型集約化施業のカンどころ◆坪野克彦・・・・68

森林施業プランナーはいかにして時間を創るか

■人手不足はどこの事業体でも同じ
 提案型集約化施業を普及する取り組みを行っている中で、日常業務が忙しく、所有者への提案活動や書類作り、施業の設計等に割く時間がないという理由で、事業が進まないという声をよく聞きます。
 森林組合等の事業体は、どこも最小限の人数で業務を行っているので、この事業に携わる際にも、他の業務をやりながらというケースがほとんどになっています。そして、業務には必ず繁閑(忙しい時期とそうでない時期)がつきもので、やろうと思っても、他の業務があって、 それに忙殺されるということも現実としてあります・・・

法律相談室●北尾哲郎・・・・・・74

私の所有山林を通るルートで高速道路の建設が予定されていますが、説明を受けた土地・立木の補償のことがよくわからないのでアドバイスをお願いします。 

●山村クラフトへのいざない ラーメンどんぶり 時松辰夫・・・9
●わがまち木造自慢・・・65

日向市駅舎・キャノピー(宮崎県日向市)

●新・地域リーダー列伝 愛知県 尾藤勝昭・・・66

 地域林業の機械化とともに 地域に合った機械施業の確率を

●インフォメーション・・・72
●読者のお悩み相談/鋸谷 茂・・・78

仕事がマンネリ化してモチベーションが上がらない 

●表紙の人・・・80

渋谷みどりさん 出羽庄内森林組合(山形県)

表紙/岩渕光則
フォト/全国林業研究グループ連絡協議会 

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