HOME > 出版物 > [雑誌] 月刊 「林業新知識」 > 「林業新知識 2017年11月号」

出版物

林業新知識 2017年11月号

雑誌月刊 「林業新知識」

林業新知識 2017年11月号

特集「今こそ造林の心を! 実践学習の場『高尾青年の山』」

著者 全国林業改良普及協会
定価 3,680(年間購読料/税・送料込)円
ISBN ---
体裁 B5判 24頁

この本を購入する

★雑誌のご注文は年間購読(最新号から一年間分)のみ、お受けしております。

バックナンバーはお取り扱いしておりませんので、どうかご了承下さい。

★デザイン一新、みなさまのご要望にお応えしまして、読みやすくなりました。

定価236円(税込み)(本体219円、送料70円)
年間購読料定価3,680円(税・送料込) 

中のページを見てみる

※ 下記のサムネイル画像をクリックすると、ページが拡大して表示されます。

主要目次

特集...4

「今こそ造林の心を! 実践学習の場『高尾青年の山』」
まとめ・編集部

 林業界はいま、皆伐・再造林の時代を迎えています。
皆伐(主伐)は林業の作業の一部でしかなく、
再び植えないことには林業は回っていきません。
こうした循環林業への気運を高めようと
様々な取り組みが進められていますが、
肝心なのは山主さんの気持ちです。
「伐出だけでは素材生産業。植えて育ててこそ林業だ。
伐る技術、出す技術よりも、今はとにかく再造林を普及しないと、
このままでは山がなくなるぞ」と、ある専業林家も
危機感を募らせています。
 植えることは林業の出発点です。そこには技術的な話もさることながら、
山主さんの心(意志)が何よりも大切だと弊誌は考えます。
 拡大造林の時代、私たちの先輩はどんな思いで、
どんな夢を描いて山に苗を植えたのでしょうか。
その時代に、弊会は分収林「高尾青年の山」を設置し、
全国のみなさんの協力を仰いで造林・育林してきた、
いわば夢を語り合ってきた歴史があります。
 そこで本特集では、50年前の拡大造林期、
造林に情熱を燃やした先輩方の努力に触れよう、という趣旨で、
「高尾青年の山」の造林に携わった方々へのご報告を兼ね、
その「実践学習の場」としての記録を振り返ってみます......

山を継ぐ...1

「子へ、孫へ。自然と継がれる山・シイタケ」
菊池 英雄さん・ 静子さん(長女)・ 秀明さん(孫)一家(岩手県)

 岩手県遠野市。伝説や民話の郷として全国に知られているこの地は、
かつて馬産の地としても名高かった。そしてここ数年は
馬搬復興の拠点としても、脚光を浴びている土地でもある。
 昭和7年生まれの85歳という菊池英雄さん。
合併して遠野市となった旧宮守村の大上地区に暮らし、
シイタケ栽培をはじめ林業や農業に生きてきた方である。
 その家は昭和61年に建て直したという立派なもの。
材は自分の山から馬で曳いてきたものだという。
その材は当時現役であった移動製材の職人さんに、
庭先で挽いてもらった。そして床柱にしたエンジュには、
英雄さんが自らシイタケの彫刻を刻んだのである。
彫刻や木工趣味はなかったが、見事な出来栄えだ。
 このように床柱に刻み込むほどに、
英雄さんはシイタケに入れ込んできたのである......

技術講座...12

「バッテリーチェーンソー
ライトユーザーにお薦めです!」
文・梶谷哲也(奈良県)

 自動車業界に電化の波が押し寄せているように、
今やチェーンソーも、エンジンを積まずバッテリー(充電池)で
動く製品が、各社から続々と発売されています。
このバッテリーチェーンソーは、樹上伐採などのプロの現場にも、
徐々に普及が始まっているようです。
 そこで、実際にバッテリーチェーンソーを試している梶谷哲也さん
(奈良県/黒滝村森林組合)に、その性能や
従来のエンジン式チェーンソーとの違いなどについてご紹介いただきます

お悩み相談室...17

「自山に記念林を造りたい。家族にどう伝えるか...」

Q 30年前になくなった父の思いや記憶を託した記念林を造りたい。
家族にどのように伝えればよいか......
(47歳・サラリーマン林家)

「私たちのチャレンジ!」...18

「親子キャンプで森林づくり体験」
東京都林業研究グループ連絡協議会(東京都)

こちら林業普及指導員です...20

地域ぐるみの森林認証取得を支援(宮城県)
航空レーザ測量で集約化を進める!(熊本県)

読者コーナー...22
木材市況
全林協からのお知らせ...24

この本を購入する