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現代林業 2008年7月号

雑誌月刊 「現代林業」

現代林業 2008年7月号

特集 日本版伐採搬出ガイドライン創出の胎動

著者 全国林業改良普及協会
定価 5,700(年間購読料/送料込み)円
ISBN ---
体裁 A5判 80頁

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主要目次

特集 日本版伐採搬出ガイドライン創出の胎動
特集1 素材生産業界による伐採搬出ガイドラインの策定

NPO法人 ひむか維森の会の取り組み(宮崎県)
宮崎大学教授・NPO法人 ひむか維森の会顧問 藤掛一郎

 ■伐採搬出ガイドラインを5月に策定

 宮崎県の素材生産事業体を中心とする林業関係者の集まりであるNPO法人ひむか維森の会が、 この5月に伐採搬出ガイドラインを策定した。 これは環境への配慮などを盛り込んだ素材生産の指針となる文書である。 会では今年度中に、 このガイドラインに則って素材生産を行う事業体に認証を与える認証制度を立ち上げようとしている。 数にして20社ほどであるが、 素材生産事業体が県内各地から集まってNPO法人を作り、 協力して業界のルール作りを行おうとしているのである。 私はこの会の活動に関わり、 ガイドライン策定を手伝ってきた。 その立場から、 この度できあがったガイドラインを紹介するとともに、 それが作られた経過を振り返ってみたい。・・・ 

特集2 林地保全に配慮した適正場一切の業界の自主的取り組み(大分県)

 大分県農林水産部林務管理課参事 足立紀彦

■指導マニュアルの限界

 大分県では、 スギを主体とした人工林資源の成熟を背景に、 森林伐採が県内各地で進んできている。 しかし、 明るい動きとは裏腹に、 高性能林業機械による伐採の大規模化や作業路網による林地の荒廃、 さらには伐採後に植林をしない、 いわゆる再造林放棄地が増加している。
特に伐採が進む県南部地域では、 人家の裏山や幹線道路沿いの伐採について地域住民から不安の声が高まり、 マスコミ報道が加熱するとともに議会でも再三取り上げられてきた。
県では、 2006 (平成18) 年に再造林放棄地解消に向けた行動方針や無秩序伐採等の未然防止マニュアル等を作成し、 伐採業者の指導に当たってきたが、 法的な強制力を伴うものでなく、 その効果は今ひとつの感があった。・・・ 

◆フォト・レポート ・・・・1
林業・寺子屋プロジェクトの現場から

NPO法人Woodsman Workshop(岐阜県) 

小野田ゼミナール◆小野田法彦・・・34

急ぎ方針迫られる北洋材業界
――ロシアの対日丸太輸出関税 国産材はどう対応するのか 

森林療法最前線  第36回◆上原 巌・・・36

高齢者対象の森林療法の可能性 

作業道ゼミナール 第18回◆酒井秀夫・・・40

日本の作業道(6)―日本の作業道の現状と高知県香美森林組合―

■日本の作業道の現状

 日本の作業道は、 国有林の素材生産のための作業道、 民有林は森林組合などの地域における作業道、 小規模森林経営者の作業道等に分けられるかと思います。
国有林は、 10年ごとの地域別森林計画に則って作業が行われますが、 作業が終わると次回の間伐または皆伐まで、 5年から10年の間が空きます。そのため作業道使用後は水切し、 路面の侵食防止に枝を敷くなどして次回に備えます。 次回入山のときは、 枝条も腐り、路面は問題ないとのことです。 洗い越を撤去して、 もとの河川の状態に戻すことも行われます。 作業道というより、どちらかというと搬出作業路的な性格が強いといえます。 作業システムは、 幅員2~3mで、 バックホウ付属のウィンチ集材やトラクタ全木集材、フォワーダ運材、 造材はチェーンソーまたはプロセッサなど、 地域や現場によって様々です。 0・25m3の機械による列状間伐も、木材価格の現状から能率を上げる必要があり、 0・45m3に大形化しているところもあります。 ・・ 

地方自治体発・森林環境税 第18回◆富山県・・・50

とやまの森を守り育てるために
~富山県森づくり条例と水と緑の森づくり税を活用した事業~  

森と水 第5回 ―森林管理の現場から―◆藏治光一郎・・・44 

修正する手法―見試し、PDCAサイクル、順応的管理 

林研グループが応援します!⑲◆青森県/貝守林業研究会・・・54 

伐採から木材の販売まで 森林所有者が「自分でできる間伐」講座の開催  

普及員実践日誌◆堀 勇雄 前・愛知県新城設楽農林水産事務所新城林務課―・・・56 

林業再生のための小規模林分の集約化(団地化)に向けた取り組み  

法律相談室●北尾哲郎・・・・・・70

自己について責任を負わないという看板が園内に立ててあり、入場も無料という自然公園内で事故が起きた場合には、公園管理者に対して損害賠償の請求ができないでしょうか。  

提案型集約化施業のカンどころ◆坪野克彦・・・・64 

集約化に不可欠な技術力・営業力・広報力

■実はシンプルな間伐のコスト把握

まず利用間伐にかかるコストの内訳とは何でしょうか。 極論すると、 現場でかかる費用は人件費と機械経費だけです。
人件費は、 現場従業員の日当 (日給月給の場合) だけではなく、 森林組合が負担する社会保険料 (労災や健康保険、 年金、 退職積立金など)も込みの費用で考えなければなりません。 仮に日当1万6000円の現場従業員に25%の社会保険料がかかるとすれば、 日額2万円になります。そして、 1年に250日勤務した場合、 年間の人件費は一人当たり500万円です。 このように、 勤続年数等で個々人に差はあるものの、人件費の計算は比較的簡単に算出することができます。
一方、 機械経費は若干面倒です。 これは、 たとえ同じ機械でも稼働日数や修理費によって単位あたりの金額が変わるため、 日報などで地道にデータを取って計算する必要があるためです。 しかし、 ここでは考え方の概要をお示しします。 ・・・  

山と谷の記憶■曽根原 昇・・・・・・32 

森の保育園  

チェーンソーカービングの世界●ボクサーイ 宮澤五郎・・・9 
●わがまち木造自慢 ・・・61

対馬市立つしま図書館(長崎県)   

●若手林業家が描く林業像 千葉県 田中 寿・・・62 

  現在と将来を見据え、長伐期高齢林を目指す  

●BOOK・・・68 
●読者お悩み相談・・・74 

高性能機械って本当に能率が上がるの

●ひろば・・・76
●表紙の人 末広 光さん 美幌町森林組合(北海道)・・・80

表紙●岩渕光則 フォト●仮家晋一郎 

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