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現代林業 2010年8月号

雑誌月刊 「現代林業」

現代林業 2010年8月号

【特集】普及員が見た欧州フォレスター

著者 全国林業改良普及協会
定価 5,700(年間購読料/送料込み)円
ISBN ---
体裁 A5判 80頁

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主要目次

特集 普及員が見た欧州フォレスター

特集1 欧州フォレスターの提言
   「大径材での伐採のメリットを生かす森林づくりを」
    宮崎県椎葉地区
      宮崎県環境森林課林業普及指導担当 田中貴司

森林・林業再生プラン実践事業では、全国5地域の事業対象地の一つとして、有数の林業地帯である宮崎県耳川流域の最上流部に位置する椎葉村内の県有林約750haを中心に、耳川広域森林組合の基本林や私有林を含む3200haを事業区域として定めている。また、県有林を中心に路網整備と高性能林業機械を活用した利用間伐を実施し、低コスト林業生産システムの確立を図ることを目的としている・・・

特集2 欧州フォレスターの提言
   「高価な機械に頼らず路網整備と人材育成に力を」
    広島県西部地区
    広島県農林水産局農林整備部林業課林業技術指導担当 佐々木 誠

フォレスターは日本語で、「森林官」とか「森林管理官」と訳されています。フォレスターは、地域の森林の管理をしており、その担当面積は一人当たり2000haにもなります。その担当森林で、「その森林をどのような森林にしていくのか」というコンセプトを立てたり、小規模森林所有者を取りまとめたり、基幹道の路網配置を考えたりと多岐に渡る仕事をしています・・・

特集3 欧州フォレスターの提言
   「急傾斜地ではタワーヤーダ集材を」
    高知県香美地区
    高知県林業振興・環境部林業改革課経営革新担当 戸田 篤

森林づくりの基本として、選定された1本の木の成長を促し目標直径80cmにする「将来の木」施業とするよう提案があった。
樹高が15m程度の段階において10m程度の間隔で、成長や形状などが良い木を「将来の木」として選定し、その木の成長に支障のある1~2本を伐採(間伐)するものであり、「将来の木」が目標直径になったときに伐採、残ったものから次の「将来の木」を選定し同様の方法により施業を行うというものである・・・

特集4 欧州フォレスターの提言
   「将来のビジョンを持つ、道づくりを恒久的な基盤づくりと位置づける」

    静岡県富士地域
    静岡県交通基盤部森林局森林計画課 浅井弘喜

静岡県富士地域は、平成17年度から開始した「富士森林再生プロジェクト」などを通じ、施業提案による集約化と高性能林業機械による生産性の向上に取り組んできた地域である。
今回、先進国型林業の導入により一層の飛躍を目指すため、静岡県森林組合連合会、富士森林組合、富士宮市などは、富士地域森林・林業再生プラン実践協議会(以下「協議会」)を組織し、森林・林業再生プラン実践事業(以下、「事業」)に取り組んでいる・・・

写真5 欧州フォレスターの提言
   「農業用トラクターでウインチ集材を」
    北海道鶴居地区
    北海道釧路総合振興局森林室普及課長 橋本信行

平成21度第二号補正林野庁補助事業の「森林・林業再生プラン実践事業」に公募していた鶴居村森林組合が、全国5地域の一つに選定された。
 鶴居村は北海道の東部に位置し全国的にはタンチョウで有名な地域である。森林面積は約3万7000haで村全体面積の64%が森林である。 基幹産業は酪農業でその乳質は全国トップレベルにある。事業対象区域は一般民有林2万3000haうちカラマツ、トドマツ等の人工林7千haを対象に間伐を主体とする長期施業計画を策定し、年間200haの間伐を実施する。今年度の事業対象地は表-1のとおりであり、構成樹種はすべてカラマツ類である・・・・

◆フォト・レポート・・・・1

普及員が見た欧州フォレスター
フォレスターによる調査・研修会

レポート◆黒田慶子 ・・・・36 

ナラ枯れを防ぐために<下>―里山管理の誤解を解く

木材トレンドを読み解く◆赤堀楠雄・・・40

学校に木を使おう
他者へのまなざしが養われる効果も

林業生産技術ゼミナール 第20回◆酒井秀夫・・・42

木質バイオマスのサプライチェーン(2) 

木質バイオマスが日本で普及しない理由として、山元側での収穫手段以前に、社会の機運、冒頭述べた利用の入口が確立されていない、受け入れ側から見れば、調達コストが高価で、供給の見通しが立たず、不安定であるということがあげられます。
林地の切り捨て間伐材、土場に溜まった枝条残材は、原料調達の見通しも少量で不確実で市場が形成されていません。しかし、収穫手段が確立され、安定供給できるシステムが構築されれば、市場ができます。その可能性を考察してみます。エネルギーとしてのマーケットが確立してくれば、付加価値をつけて、チップにした方が丸太としてよりも高く売ることができます。枝条残材の他に、切捨てていたような間伐材や病虫害にかかった木、風倒木、あるいは製材用材などとの価格の関係で、ある程度の太さの利用間伐材も対象となります。利用間伐材でも、径の太い木は剥皮して製紙用チップにします・・ 

藤森隆郎が訪ねる新たな森林管理の現場◆藤森隆郎・・・46

「自ら考える姿勢」があるか―人材育成
安田孝さん(2)
 

お役に立ちます!最新研究紹介◆鳥居厚志・奥田史郎・・・50

竹は里山の厄介者か?(2)―竹資源の有効利用を目指して 

最近「竹は成長が速く(二酸化炭素の固定能力が高い?)環境に優しい植物」というスタンスでマスコミに取り上げられることがあります。確かに筍の伸長はとても速く、モウソウチクの場合1〜2ヶ月の間に高さ10mを超えてしまいます。しかし夏季には伸長は止まり、2年目以降は伸びも太りもしません。また稈は中空で、単位面積当たりに蓄積できる炭素の量は森林に比べて限られています。単純に「成長が速い→環境に優しい」といったイメージが一人歩きするのは考えものです。一方、竹は伐採しても自然に再生し循環利用にとても好都合ですので、脱化石燃料が叫ばれる中、バイオマス熱エネルギーの原料候補の一つに挙げられることは頷けます。ただし、資源量に見合った利用という視点は欠かせません。竹林面積は全国でも15万ha程度で、森林面積の1%にもなりません・・・・

林研グループが応援します!山梨県/南部町林業研究会・・・56

森林所有者の意識を変える作業道研修

普及員実践日誌◆兵庫県 林業普及指導員 小長井信宏・・・58

所有界をまたいでつくる基幹作業道「連携作業道」の推進

提案型集約化施業 成功をつかむ実践術 第8回◆坪野克彦・・・・68

プランナー同士の連携のあり方

平成19年のJフォレスター研修以降、森林施業プランナーに関する研修は多数行われてきました。かく言う私自身も、全国森林組合連合会主催の研修のみならず、都道府県単位で開催される研修などで、講師を務めてきました。提案型集約化施業の重要性と組織で取り組む重要性を説き、森林施業プランナーの育成に努めてきました。多くの研修生に接してきましたが、受講態度や帰ってからの行動にはいくつか種類があると感じています。今後も林業界では人材育成が進められていくと思いますので,研修で何を学び,それをどう活かしていくのかを少し整理してみたいと思います・・・

法律相談◆北尾哲郎・・・74

山林について、相続を原因とする所有権移転登記を自分でしたいのですが、その方法を教えて下さい。

●日本林業アーカイブス 森林鉄道の記憶―津軽編―

りんご園を走る客車「あすなろ号」「からまつ号」 齋藤 淳・・・9

●わがまち木造自慢 

山口市立「徳佐小学校」(山口県山口市)・・・63

●新・地域リーダー列伝  福井県 酒田悦子・・・64

木苺栽培で再び山を輝かせたい
 木苺の人工栽培で多様な商品化

●インフォメーション・・・70
●読者のお悩み相談/新井和子・・・74

他所のやり方がわが地域にもそのまま通用するとは思えません

●ひろば・・・・・78 
●表紙の人 出口恵理さん 徳島県森林組合連合会・・80

表紙●岩渕光則 フォト●北海道、静岡県、広島県、高知県、宮崎県

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