HOME > 出版物 > [単行本] 技術を伝える本 > 「空師(そらし)・和氣 邁が語る 特殊伐採の技と心」

出版物

空師(そらし)・和氣 邁が語る 特殊伐採の技と心

単行本技術を伝える本

空師(そらし)・和氣 邁が語る 特殊伐採の技と心

巨木を宙(ちゅう)伐り-樹上の達人、その仕事術

著者 和氣 邁 著 聞き手・杉山 要
定価 1,944円 (本体1,800円)
ISBN 978-4-88138-327-8
体裁 A5判 128頁

価格はすべて税込みです。
税率の引き上げに応じて変更されます。

この本を購入する

  放置すれば人命や貴重な国宝に危険が及ぶような、境内や並木の巨大な枯損木を「吊し伐り」「宙伐り」という技術で伐出するのが著者の和氣邁さん(栃木県矢板市)。倒す場所がないところで巨木を伐出する技術を請われ、日光東照宮をはじめとした全国の名だたる神社仏閣から、次々に声がかかります。

 

 空師(特殊伐採を行う現場人)として卓越した技術で信頼を集めている著者が、仕事への姿勢、考え方、技術、事業経営のあり方などをありのままに語りかけます。

中のページを見てみる

※ 下記のサムネイル画像をクリックすると、ページが拡大して表示されます。

著者プロフィール

和氣 邁 著 聞き手・杉山 要

和氣 邁(わき・すぐる)
昭和14年、農家の長男として栃木県矢板市に生まれる。25歳のときに国有林の伐採に携わって以来、伐採一筋。高度な技術を要する特殊伐採を行うほか、日光東照宮や伊勢神宮など、全国の社寺仏閣等で、巨木の伐採等を行っている。76歳になった現在も現役で第一線で活躍中。平成14年度「森の名手・名人」。矢板市指定無形文化財

聞き手
杉山要(すぎやま・かなめ)
1959(昭和34)年、神奈川県川崎市に生まれる。長野県川上村在住。森林組合技能職員を経て、仲間たちとNPO法人信州そまびとクラブを設立。現在は長野県南佐久郡にて、株式会社要林産を経営(自営)し、地域の間伐等の森林整備や特殊伐採の仕事を請け負うとともに、近年は林業専門誌の取材等で全国の林業現場人を訪ねている

主要目次

 主要目次

 

第1章 特殊伐採の仕事―日光東照宮、伊勢神宮

巨大な枯損木から文化財を守る―日光東照宮
繊細なカットで仕上げる
特殊伐採は基本技術の集大成
(大見出し)特殊伐採 伊勢神宮の巨木
大径材を長尺で出す技術
 

第2章 私の特殊伐採技術いろいろ

宙伐り技術
宙伐りの方法
クレーンで吊り伐り
合わせ伐り
無動力で吊るし伐り
共吊り―自らに吊るして下ろす
空中でのチェーンソーの操作
三ツ紐伐り
 
木に登る技術
木登りの体勢と道具
木の登り方
 
集材技術
シンプルな資材・機材
ハリハリ集材
ハリハリ集材の仕組み
 
搬出
キャレッジの組み合わせ
 
丸太の加工
大木の玉切り
すくい挽き
縦挽き用のソーチェンの目立て
 

第3章 どのように技術を磨いてきたか―私の林業人生

師匠・赤塚さん―難しい仕事が肥やしになった
第二の師匠・渡辺三成さん
チェーンソーの競技会で準優勝したら……
地物を生かす
マニュアルと「見て盗む」の違い
オペレーターとの信頼関係
 

第4章 探求心と創造工夫

ヨキでの枝払い
エンジン付きウインチと台車でケヤキを集材
ジープ改造の運搬車で稼ぐ
ソーチェーンで今も発見
探究心と発想力のルーツ
 
 

第5章 仕事にまい進した日々―私の林業今昔物語

林業に入ったきっかけ
伐採を始めた頃、チェーンソーC51との出会い
夜明けから1人で造材
チェーンソーの次はチルホール
昼食も木の上で
山師
無形文化財―特殊伐採技能士
夫婦で銘木の伐採に遠征
 

第6章 プロとしての体の整え方―「極まり無し」を貫くために

お客さんのニーズに応える
仕事で体力づくり
有酸素運動として作業を進める
プロとしての体調管理
極まり無し
 

第7章 私が得た仕事の極意

目視で動作をチェックする
安全なポジションを常に想定する
2本の胴綱で生まれる安心感
1日1日の仕事の積み重ねが技術を高める
仕事は簡単にする
周囲の景色を堪能する
費用対効果が出せていたのかどうか
 
 
リポート
1.地上で吊し伐り
2.小さめのチェーンソーでワンランク上の仕事
3.道具
4.立木の鋸道
 

関連おすすめ書籍

この本を購入する