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そまびとたちの奮闘記

NPO法人信州そまびとクラブ。
山仕事をしながら、
林業のこれからの姿を提起します。

2008年2月25日

地域の林業を考える会

林業関係者を中心とした49件への聞取り調査が完了しました。「100年の森林づくり」加速化推進事業の一環として、この調査報告と地域の作業道を活用している山の実例報告を兼ねて、集材と運材研究のエキスパートで作業道 理論と環境保全機能の著者である酒井秀夫東京大学大学院教授に来ていただき、勉強会を開催することになりました。
 いつもこの種の行事の時には準備が後手後手になってしまい、せっかくの機会を十分に地域のために活かすことができなくなってしまうのですが、今回も準備が遅くなってしまいました。


興味のある方 全員集合!!
「地域の林業を考える会」開催のお知らせ

 私たちの暮す地域では、戦後に植林された木々の多くが利用可能な時期をむかえています。間伐で倒された木の大部分は、利用されることなく林の中に放置されています。これらの木を運び出して有効に利用したり、これからも良い林に育ててゆくためには、作業道と呼ばれる道の普及が欠かせません。
 そこで南佐久南部の森林や林業がどういう状態なのかを知り、実際に利用されている作業道の例を紹介すると同時に、集材と運材研究の専門家をお招きし、山を壊さない作業道とはどういうものなのか、それが今全国でどのように作られ利用されているのかをうかがう会を開催することにしました。

 
日 時 平成20年3月1日(土) 午後2時~6時


場 所 南牧村海の口 中央公民館(国道141号線 海ノ口踏切 そば)


内 容

 13:30     受付開始
 14:00     開会
 14:05~16:30 報告 


・「千曲川上流域における地域資源としての
     森林の現状とその持続的な利用に関する調査」
               信州そまびとクラブ 杉山 要
 
・作業路網を活用している北相木村の個人所有林の実例紹介
               佐久地方事務所林務課 北澤 啓至AG 


・山を壊さない恒久資産としての作業道と国内で成果をあげている取り組み
               東京大学大学院  酒井秀夫さん


16:40~18:00  質疑応答


講師紹介  酒井秀夫さん(さかい・ひでお)
東京大学大学院森林利用学研究室教授
伐出技術や作業道を森林文化ととらえ、地域の集運材作業の資料収集につとめる。主な著書に「作業道」(全国林業改良普及協会)、「人と森の環境学」(共著、東大出版会)。「現代林業」に作業道ゼミナールを連載中。


* 資料代としてお一人100円をいただきます *

主催 NPO法人信州そまびとクラブ
後援 長野県佐久地方事務所林務課
協力 南牧村役場

問い合せ先
  電話:0267-63-9610
  (NPO法人信州そまびとクラブ)

2008年2月19日

もったいない

「材木を運ぶ機械が欲しい! 要林産とは名ばかりで、まだ材木を扱うことができない」と事あるごとにボヤいていたところ、いつもお世話になっている方から林内作業車が捨てられそうになっているとの画像つきメールをいただきました。しかもその方は、所有者に問い合わせまでしてくれて、とにかく私から一度連絡をしてみる、ということになりました。


 トラックで引き取りにうかがい、必要があれば迷惑は一切かけない旨の文書も出します、とお願いしたのですが、結局、とても丁重に断られました。担当の方は「個人的には何とかしてあげたいが」という雰囲気でしたが、「修理しようがなくて、企業として処分を決定したものなので」ということでした。


 見た目はクズ鉄でも、少し手を加えるだけで命を吹き返しそうな機械がまだどこかにあるかもしれません。もちろん商売ですからきちんと資金計画をたてて、市場でそれなりの機械を探すというのがあたりまえですが、とにかく今はまだその体力がないし、先に揃えたいものもあります。しばらくはこうした機械探しが続きそうです。

 
 日頃から、しがない素材生産業者のことを忘れずにいてくれる人がいると思うと、ほんとうにありがたく感じられる知らせでした。


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2008年2月18日

同業からの応援

信州そまびとクラブが落札した公共事業、2件合わせて76ヘクタールの本数調整伐(間伐)の現場作業が、16日にようやく完了しました。私は後半1月からの30ヘクタール分にしか合流しませんでしたが、日々厳寒と積雪の歓迎を受け、家に帰り着くともうヘトヘト。おかげで、今、ほたっらかしにしていた仕事に追われています。

 それにしても11月下旬からみんなよく頑張ったと思います。そして、今回は日頃から付き合いのある同業者さん2社にも応援をお願いし、その皆さんのおかげもあって事故なくこれだけの現場を間伐することができました。こういう仕事のキャッチボールができる関係というのも、事業を進めてゆくうえでは欠かせない要素です。


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仕事が終わったからといって、いつも記念撮影するわけではありません。今回は「記念撮影したくなるぐらいドラマチックだった」ということです。

2008年2月14日

氷の村

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地域の気候、風土はその地の個性そのもの。
首都圏日帰り圏内で、この強烈な寒さ。「個性的な冬を売り物にしつつ、上手に売り続けることができれば」と考えるのですが、いつも足踏みしています。

2008年2月 7日

鹿の湯

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山では今日もずっと氷点下だったようです。冷凍庫の中で、雪にまみれながら一日中チェンソーを使っているのですから、手の指の振動障害もひどくなる一方です。そんなきこりの強~い見方がここのお風呂 海の口温泉 鹿の湯さん。現場からの帰宅途中の国道141号線沿い、長野県南佐久郡南牧村の海の口という所にある静かな宿です。ここでひと風呂あびて心も体もリフレッシュしているので、なんとか体力が続いています。


 そして、私には密かな夢があるのです。我が家から自動車で15分ほどのこの宿に、いつか長逗留してみたい。それは何故でしょう…。


 うまく説明できませんが、注意していないと見逃してしまいそうな国道のこじんまりとした看板と、そこからはじまる独特の空間。そして玄関に足をふみ入れていただけば、ひょっとするとわかってもらえるかもしれません。


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2008年2月 6日

新しい現場

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今月から現場が遠くなり、ますますパソコンの前に座る時間が短くなってしまいました。


 新しい現場は長野県佐久市志賀地区の東端に位置し、もう少しで群馬県というところの山中です。3日未明から降った雪は、ここにもたっぷりと積もり、私たちの仕事の邪魔をしてくれています。自動車を止めるにもまず除雪…。


 雪の少ない地域ゆえ、冬も仕事をし易いはずなのですが、今年のお天気はハズレです。でも、かなりの山奥なのに住んでいる人がいて、道が通行可能なのは助かります。朝はそこの住人の代理たちがミーティングに顔を出してくれます。


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住人代理 兼 現場監督の二頭

profile

そまびとたちの奮闘記 「そまびと」とは「きこり」のこと。現代のそまびと=技能職員たちが起業し、模索しはじめました。

お知らせ

要林産のホームページ somabito.jp をどんなものにしようか、現在思案中です。なにか良い案があったら、ぜひコメントに書き込んでください

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