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森林インストラクター入門

単行本森林と林業を知る本

森林インストラクター入門

森林インストラクター活動に実践的に役立てていただける一冊です。

著者 全林協編
定価 4,320円 (本体4,000円)
ISBN ISBN4-88138-028-1
体裁 B5変形判 408頁 2色

価格はすべて税込みです。
税率の引き上げに応じて変更されます。

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*FAX・郵送でもお受けしております。こちらのお申込書(Excel)もご活用下さい。

・本文は読みやすい2色刷りで、イラスト、写真を豊富に掲載しました。
・各テーマを6~20頁程度でコンパクトにまとめた事典形式で、読みやすく、利用勝手を考えた編集としました。
・森林に関する自然科学、社会科学的知識を、総合的に整理して掲載しましたので、参考書として最適です。
・自然観察、野外レクリエーション活動などの指導、運営に必要なノウハウを網羅しました。
・森林関係イベントの企画、運営方法を、実践家が具体的に書き下ろしました。
・参考文献、関係機関、施設に関する情報を網羅し、より詳しい情報を求める読者の便宜を図りました。
・この一冊に「森林インストラクター」養成、資格試験の参考書として必要な情報はすべて盛り込みました。
 

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主要目次

森林インストラクターに求められる役割  
環境教育が求める森林および森林インストラクター  

■知識編

森林のしくみと生態  
森林の分布/世界の森林 日本の森林 
森林の利用と生態/農耕文化をはぐくんだ里山林 自己施肥のシステム 堆肥の発明 無機肥料としての木灰 物質循環 
森林の遷移/常に姿を変える植物群落 陽性と陰性の樹種 遷移と農業・林業 極相と天然林施業 遷移の退行 
自然保護/マツを守るには 嵐山のマツがなぜ消えたのか 自然保護と自然過保護 
文化の発展と遷移/1700年前の邪馬台国の謎 6世紀末に起きた燃料革命 マツ林の成立 

森林と人間生活環境  
環境資源と物質資源の両立は可能 森林の環境保全的効用 フィジカル効果とメンタル効果 
森林の環境保全的効用の特徴/固有効果と対症効果 効果の数量化は難しい 効用をいくつも兼ねること 森林本来の生命活動に根ざすこと
水源かん養効果と酸素供給効果/1水源かん養 2酸素供給 注目すべき二酸化炭素吸収効果
よい森林こそ環境保全効果も大きい/

森林の植物   
森林植物の学習方法/森林植物の学習は、まず親しむことから 名前の覚え方 図鑑を読みこなすには
植物の調べ方と標本の作成方法/植物の調べ方 標本の作成方法
植物の分類/人為分類 自然体系 分類の単位 種の分け方 植物名 植物の分布 水平分布と垂直分布 
針葉樹の識別方法/識別の手がかり 花と球果

森林の動物 
森林動物の分布/地理的分布と生態的分布 
森林動物の役割とその行動/森林は安全な住処 食物源 害虫、益虫 アブラムシとテントウムシ 平和社会を築く住み分け 食物ピラミッド 順位関係 なぜ順位があるのか 
日本産著名動物/ 

森林の昆虫  
昆虫の特徴/全動物の4分の3を占める 呼吸、脱皮、変温 
昆虫の種類/昆虫はどこにでも住んでいる 
昆虫の生態/昆虫の役割 現存量 昆虫の多い森林 林内の気温分布と昆虫の行動 気温の逆転層 
昆虫を理解するには/昆虫と出会える場所 昆虫を覚えるコツ 住み分けと食べ分け 擬態 オトシブミ 

森林のきのこ 
きのこの文化史/日本書紀に見られるきのこの話 食用きのこの歴史 海外のきのこ利用史
きのこはどのような生物か/動植物とは異なる生物 子嚢菌と担子菌 きのこの一生 きのこの存在 きのこの栄養の取り方 有機物を分解する働き きのこの自然界における役割 恐竜が滅びた1つの原因 
樹木ときのこの共生/マツと菌根 林業に欠かせない菌根 菌根菌の栽培は難しい 
食用きのこ/日本のきのこ生産 商品名と本名 栽培と野生の違い
きのこの見分け方/識別の手がかりが少ない 肉眼的特徴のポイント 同定の決め手となるミクロの性質 標本作成 

森林土壌の生物  
土壌の中の分解者たち/森林生態系と分解系 人工的な生態系と「適地適木」 
分解系における食物連鎖/リサイクル 生食連鎖と腐食連鎖 
分解系における土壌の生物たち/1土壌微生物 土壌の細菌 放線菌 菌類 
2土壌動物 土壌動物の観察方法 ミミズ類 陸生等脚類 トビムシ類 ササラダニ類 
物質循環における土壌生物の役割/リサイクルのシステム リサイクルのモデル 森林の自己施肥機能 

森林の土壌  
土壌のしくみ/土壌を作る5因子 地形の影響 生物因子 人為と土壌との関係 生物圏と岩石圏 エコシステム 
森林土壌の分類/1ポドソル群 2褐色森林土 3赤・黄色土群 4黒色土群 5暗赤色土群 6グライ土壌群 7泥炭土群 8未熟土群
良い土壌と悪い土壌/良い土壌の条件 土壌の理学的性質、化学的性質 
地質/土壌母材の提供者としての岩石 地形形成因子としての地質

森林の気象
立地気候・森林気象/1山地・森林における日射・放射 日射 オゾンホールを発生させるフロンガス 長波放射 放射冷却 温室効果 熱帯林問題 森林のバッファー効果 山地の日射量 直射光と散光 なぜ空が青いのか・赤いのか 林内の明るさ 光斑
2山地・森林における気温 山の気温は低い 気温の逆転 気温分布と地形 森林内外の気温差 気温緩和機能の発生原因 気温の緩和機能の発生
3山地・森林における風 風向・風速 山谷風 風速の変化 常風害と植物 風衝樹 
4山地・森林の雨 降雨の発生 高さと雨量 森林に降った雨のゆくえ 樹冠遮断雨量 酸性雨問題 
気象災害/1寒害 2風害 3雪害 4林野火災

森林浴の機能とメカニズム  
「森林浴」の登場 フィトンチッドと揮発性活性物質 パワフルな抽出成分 森林の香りの主成分はテルペン 針葉樹に多い揮発性物質 テルペン濃度が高い場所・時期とは 驚くほど高濃度な製材工場内 テルペンは地表に落ちる 香りが示す2種類の抗菌作用 穏やかな強さの抗菌効果 ダニを殺す成分 脱臭効果 人に対する薬理作用 適度な濃度が必要 肝臓の働きを活発にする さまざまな利用例 好みのにおいとは 美人と香りの関係

森林と治山  
災害を招きやすい自然 治山事業に活躍した先人たち 自然災害を防ぐ森林の機能 保安林制度 治山事業 治山事業への理解を

森林と林道  
林道とは 木材運搬の歴史 林道の役割 林道通行上のマナー

森林の施業  
なぜ森林施業が必要なのか 植生遷移と森林施業技術 人工林施業と多様な施業 
生活に結び付いた森林施業/東京四谷にあった丸太生産林業 農家の暮らしと武蔵野の雑木林 千葉県山武地方の火山灰地のスギ林 酒樽が発達させた吉野林業 砂丘の砂防造林 東京の水瓶、奥多摩の水源かん養林 
森林の諸機能をより高める施業を

森林の利用と保全の歴史  
生活を支える森林/縄文人の主食 木の文化、漆の文化 スギの役割 
木は国家なり/巨大木造建築の始まり 木を扱う仕事 
林業地の誕生/大消費市場 商品としての木材 大規模開発時代と林業地の誕生 人工造林の始まり 
森林保護政策の始まり/山川の掟 造林政策の推進 森林づくりへの努力 治山治水の要は造林 入会利用と共同管理

林業と山村-戦後のあしどり
戦後の復興と森林づくり運動/荒廃した森林の復旧 戦後10年間で100万haに造林 燃料革命と都市への人口移動 拡大造林の進展 急増する木材輸入
経済安定成長期の林業/林業経営を悪化させた要因 林業労働力の不足 林業発展の条件 森林組合の役割 
これからの森林管理を考える/森林管理の担い手とは 森林管理の担い手不足への課題 山村の振興と都市と山村との交流 地球環境保全と日本林業の役割

山を楽しむ文化  

■指導技術編

自然観察1 自然観察の考え方と指導法  
自然観察の考え方/これからの自然観察に求められるもの 自然観察のプログラムの要素 
自然観察の指導方法/指導者に求められるもの
自然観察の実際 自然観察を補助する手段や道具

自然観察2 自然観察のプログラム例  
ゲーム的プログラム-自然と遊ぶ/草木遊び 落ち葉模様 落ち葉カルタ 木の顔探し-冬の樹木観察 忍者探し-昆虫観察 バッタ釣り
科学的プログラム-動・植物の生活を知る/土の中にも森がある 植物の不思議なしくみ 人口樹液 生活の痕跡探し-動物の生活を理解させる 落ち葉めくり-物質循環 動物の死体調査-虫の落とし穴 
実験・調査プログラム/雨水のゆくえ 自然地図 自然新聞

自然観察3 自然観察会の指導 
自然観察会のタブー 自然観察会の準備

自然観察4 森林観察インストラクション実技  
指導に必要な姿勢 
ある観察会での話し方/

森林・林業体験1 林業体験の指導-小中学生編  
目的 活動場所の設定 
林業体験活動の運営/プログラムと運営 
主要プログラムの実施ポイント/体験の意味を考えさせる-寸劇・スライド上映 下刈り 枝打ち 除間伐 遊びのプログラム 道具の調達

森林・林業体験2 林業体験の指導-成人編  
指導の姿勢 プログラム 安全指導のポイント 
体験作業指導のワンポイントアドバイス/造林 下刈り 枝打ち 間伐 本に書いてないことを おしゃれな林業を 

森林・林業体験3 炭焼き体験の指導  
炭焼き体験のおもしろさ 
伏せ焼きの指導法/窯と人数 道具 材料 伏せ焼きの手順 木酢液の採り方 炭焼き体験のスケジュール

森林・林業体験4 野生きのこ観察採取の指導 
野生きのこへの関心は高い 
指導の基礎条件づくり/対象者の設定 場所の設定 
野外での指導方法/きのこの生活をまず教える 分かりやすいグループ分け 毒きのこの教え方 きのこを見つける方法 きのこ採取のマナー 服装と用具 役立つ図鑑、便利な手づくり教材、資料 安全管理 インストラクターとしての役割

野外活動1 レクリエーションとしての野外活動の指導  
スポーツ、生涯学習としての野外活動 野外活動を楽しむための要件 野外活動のねらい 野外活動のプログラムに求められるもの 「お客さん」扱いは避けたい 「教える」よりも「一緒に楽しむ」指導者が指導者を育てる

野外活動2 組織キャンプの指導と運営  
組織キャンプの機能と目的/組織キャンプとは 組織キャンプの意義 
キャンプの機能と期間による教育的効果/キャンパーへの教育的効果 変革の機会を
キャンプ計画の基本/キャンプ計画の項目 
キャンプ組織と役割/カウンセラー部門の役割 プログラム部門の役割 マネージメント部門の役割 ミーティング

野外活動3 オリエンテーリング  
オリエンテーリング(OL)の特長 森林はOLの格好の舞台 バリエーションが豊富で間口が広い 
OLの実際/ポイントOLとラインOL 樹木観察を組み合わせたグリーンOL 主な競技用語 徒歩OLとトリムOL OLの歴史OL指導員の研修会・認定 大会運営について

野外活動4 ネイチャーゲーム  
ネイチャーゲームとは ネイチャーゲームの特色 
ネイチャーゲームの具体例/楽しく遊びながら自然について学ぶ 動物や木になってみる インディアンや狩人に学ぶ 自分の感覚を広げる

救急処置の実際  
救急処置のポイント 
1止血方法/直接圧迫止血法 間接圧迫止血法 主要な止血点 止血点での止血方法 止血帯
2呼吸困難への対処法/喉に物が詰まったときは 心臓マッサージマウスツーマウス法 異物を飲み込んだ場合 
3意識を失った場合の処置/
4中毒/意識のない患者を吐かせる場合
5熱傷/熱傷の9の法則 子供の熱傷での注意 作用温度と作用時間 熱傷の程度
トリアージ/
野外での危険と救急処置法/日射病と熱射病 熱疲労 蜂に刺された場合 毒へび 雷 
さまざまな応急処置の具体例/ボタン電池を飲み込んだ場合 小さい異物を飲み込んだ場合 指を脱臼した場合 トゲが刺さった場合釣り針が刺さった場合 チャックに挟まれば場合 ビニール袋で窒息することがある 耳に入った虫 講習会で実習しよう 救急箱 毒きのこ中毒への対処法

野外活動に対する保険  
ボランティア活動でも賠償責任は問われる 野外活動のための保険加入野外活動に関連する保険の種類/国内旅行傷害保険 レクリエーション傷害保険 子ども会安全会制度 スポーツ安全協会傷害保険 ボランティア保険
保険を利用するときの注意

■普及方法編 

イベント
みどりのイベント発想法  
イベントをやろう/イベントを楽しむ イベントで未来をつくる 
イベントの効果/イベントは地域の風景として人の心に残る 人を楽しませ、「共」の意識をはぐくむ 地域の魅力、主義主張を外部へ発信できる実験劇場 地域をデザインし、たくましい人間をつくる イベントは人脈を広げ、地域に深みをもたらす イベントのメリハリが地域を向上させる 
イベントに臨む姿勢/テーマは何か シーンは絵になる場所 ターゲットの設定 継続より意義を イベントの作法 
イベントを成功させるチェックポイント/ボランティア精神 運・縁・連の人の輪づくり ふたつの目と心 地球観・歴史観 神様…シンボル 映画やビデオなどを参考に こだわりの重労働 
みどりのイベント事例紹介/ポール・ラッシュ祭 国境を超えた交流の場を 会場・舞台づくりのこだわり方

地域イベントのつくり方  
イベントの本質と3大要素/
地域イベントと町づくり/創造と挑戦 健全な人間関係づくり 
イベントの中での森林インストラクター/森林インストラクターの役割 林業関係者がインストラクターを担う
イベントづくりの基本/イベントの実施のための基礎条件づくり ①中心目標の設定 ②イベントの対象者 ③組織づくりと実施体制④制限と協力依頼事項の整備
企画づくりと運営のコツ/①イベントの範囲 ②イベントの構成要素 ③企画の要点 ④事業費と適正規模 ⑤運営 ⑥評価と定着 ⑦失敗を避けるためのノウハウ 
イベント実施のための人材バンクづくり/人材リストの活用 ペースグループの構成 ペースグループの雰囲気づくり 
地域イベント事例紹介/レイド・カムロ 金山町・酒田市みどりの少年団交流研修会 最上広域市町村圏・沖縄中部広域市町村圏中学生交流会

国有林が提供する森林レクリエーション    
森林とのふれあいの場を提供 野外教育、都市と山村の交流の必要性 森林インストラクターの養成と活動 
国有林の利用方法/「レクリエーションの森」 森林教室、「森林倶楽部」 

国立公園における利用指導活動  
国立公園とは/自然公園 国立公園の目的と運営のしくみ 
国立公園の利用/保護と利用 地域特性に応じた利用を 利用の問題点 
利用指導-自然と人との仲立ち/利用指導の目的 利用指導のための施設と行事 指導の担い手と組織

コミュニケーション
森林インストラクターが伝える楽しみ  
誰が対象者なのか 何を楽しませるのか 楽しむきっかけを与えること 指導より翻訳を 自然を分かち合う

楽しい教え方・話し方  
教え方・話し方の基本/「教える」よりも「影響を与える」姿勢を興味をもたせることを第一に 周到な準備をする
話力を高める/総合力を高める 話力と人間関係 挨拶と返事の重要性 人前での話し方  
話し方の工夫/欲張るな…ポイントを絞れ 聞き手に合わせる努力をする 話の順序を組み立てる 
話し方のワンポイントアドバイス/
楽しい教え方の実際/身近な例話を使って話す 聞き手に参加させる 気持ちをのせて語れ
人に好かれる/相手に関心をもつ 

教材の制作と利用  
出版物の編集・制作/教材編集の考え方 企画づくりのポイント 編集技術
森林写真を撮る6つのポイント/写真・ビデオの利用

■資料編

森林に関する法的規制  
森林法による規制 自然環境保全法などによる規制
各省庁の野外活動関係の施設  
「森林インストラクター」資格制度  
インストラクターの活動事例  
主な野外活動関連団体  
海外のインストラクター  

索引  
著者一覧

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