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山村型起業解説

森林を軸とした産業クラスターで生まれた商品森林を軸とした産業クラスターで生まれた商品

2.地域産業クラスターの手法

 産業クラスターの「クラスター」とは、「(ブドウなどの)房」、「(魚などの)群れ」を意味します。産業クラスターとは、関連する産業及び事業がお互いに結びつくことによって、新たな相乗効果を生み出す産業・事業群の総称を意味します。

 産業クラスターの目的は、地域の特色を発揮しながら、従来の中央依存型経済(補助等に過剰に頼らない)からの脱却を図り、経済的に自立した地域を目指すことにあります。具体的には、企業間の連携や大学・試験研究機関との協働の中からビジネスを興し、地域の産業集積を高めていこうというものです。

 産業クラスター創造事業の事例としては、北海道があげられます。北海道の各地域では、資本、生産設備、人的資源、情報などの経営資源に乏しい(零細な規模の)事業体がクラスターを形成することにより、地域ならではの事業を興す例が芽生えています。
 北海道は全国初の地域産業クラスター発展構想の実践地域となっています。

 零細規模を前提とした山村型起業においては、産業クラスターの手法を導入することは、規模のハンディを克服する上で重要な課題となってきます。

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