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作業道ゼミナール 基本技術とプロの技

単行本技術を伝える本

作業道ゼミナール 基本技術とプロの技

現場を知りつくしたスゴ技に学ぼう!
作業道づくりの理論と実践の集大成がここに。生きた教材が教える知恵と技を紹介。

著者 酒井秀夫
定価 3,780円 (本体3,500円)
ISBN ISBN978-4-88138-216-5
体裁 A5判 292頁

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本書は、作業道づくりの理論と実践を集大成した、作業道づくりにぜひ役立てていただきたい1冊です。
基本編では、作業道の基本構造、林業機械の集材費、作業道のコストと路網密度、作業システム、幅員と車幅など、低コスト林業に向けた作業道の基本をまとめています。
実践技術編では、緩傾斜地および急傾斜地の作業道、丸太組工法、木製構造物、作業道のキーワード、水をコントロールする技術など、作業道作設に欠かせない基本がまとめられています。
さらに、本書を特色づける事例解説編では、日本の作業道の卓越する技の全貌を描いています。日本各地で長年の努力・工夫で開設されている作業道の技を、著者が評価し、解説しています。机上論ではなく、現場を知りつくした日本中の「スゴ技」を、生きた教材から具体的に学び取ることができます。 

本書の特色
●日本各地の卓越した技の全貌が。
●急傾斜、緩傾斜などあらゆるタイプの作業道を網羅。
●技術解説図、豊富な現場写真による図解
●作業道の専門キーワード解説
●現場の生きた教材が教える知恵と技。

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著者プロフィール

酒井秀夫

東京大学大学院森林利用学研究室教授。
「持続的森林経営における森林作業」を柱に、「森林機械化作業における最適作業システムと林内路網計画」、「森林の空間利用のための基盤整備」、「水土保全を考慮した間伐作業システムの構築」、「里山における森林バイオマス資源の収穫利用」をテーマに研究を展開。
 主な著書に『作業道―理論と環境保全機能―』(全国林業改良普及協会)、『人と森の環境学』(共著、東大出版会)など。 月刊誌「現代林業」(全国林業改良普及協会)において、現在「林業生産技術ゼミナール」を連載中。

主要目次

はしがき

基本編―低コスト林業による持続的森林経営を目指して

第1章 低コスト林業に作業道は不可欠
 いまもっと伐らないと 
 はたして日本の伐出コストは外国に比べて高いのか?   (参考)図1の式の構造
 小規模森林経営にとって作業道は森林経営の「かすが い」 
 日本の作業道が世界の森林を救う 
第2章 作業道とは―作業道は森林基盤整備の主役―
 作業道は一時的施設?
 作業道という名称 
 作業道と林道の制度上のちがい
  (参考)2006年「森林・林業基本計画」の林道・   作業道・作業路 
 これからの作業道 
  (参考) 作業道の測量設計 
第3章 作業道発達史―作業道は森林文化―
 リュック・ガッセ(木寄せの小道) 
 林内作業車を前提とした本格的作業道網の作設 
 大橋慶三郎氏の丸太組構造物 
 急傾斜地自力作業道の天野氏 
 次へのステップ・アップ 
  (参考)1976年当時の民有林作業道 
第4章 林業機械の集材費
 路網密度と集材距離の相互換算 
  (参考)平均集材距離の求め方 
 各集材方式の生産性とコストの特性 
 集材費の最小値 
 造材費も低減 
第5章 作業道のコストと路網密度
 道路の費用 
 木材生産に占める作業道コスト  
  (参考)低コスト林業と作業道コスト 
 路網密度 
  (参考) 林内歩行経費を林道密度に組み込んだ式 道路の規格構造と路網コストの最適化 
 運材計画 
第6章 作業道と高性能林業機械の作業システム
 高性能林業機械の時代 
 高性能林業機械の作業システム 
  (参考)フォワーダ 
第7章 幅員と車幅
 幅員と通行車両の車幅の目安 
 作業道のあり方再考 

実践技術編―作業道作設の基本―

第8章 緩傾斜地の作業道
 急傾斜地と緩傾斜地の作業道工法は根本的に異なる  緩傾斜地の作業道 
  (参考) 土量修正係数例題 
 土工量 
 切取りのり高 
  (参考)直切りのメリットと樹冠による雨滴衝撃力  道路敷の幅と路網開設による潰れ地問題 
 将来の機械化との関係 
第9章 急傾斜地の作業道
 急傾斜地は盛土工法が鍵となる 
  (参考)搬出材の長さに基づいた曲線半径 
 天野山林 
 天野氏工法 
 黎明期における行政のバックアップ 
第10章 大橋氏の作業道と丸太組工法
 なぜ大橋式か
 大橋山林の路網 
 どこに道を通すか 
 事前調査 
  (参考)地域の作業道計画 
 丸太組工法の特長 
 木製構造物に働く力 
 土留め工 
第11章 木製構造物の耐用と安定化のメカニズム
 木製構造物の耐用に関する既往の研究 
 丸太組構造物の安定化メカニズム 
第12章 作業道のキーワード
 ヘアピンカーブ 
 幹線 
 支線 
 曲線部逆片勾配 
 崖錘の堆積土 
 破砕地 
 タナ 
 受け盤と流れ盤
 洗い越し
第13章 水をコントロールする技術
    ―大橋慶三郎氏の山林に学ぶ―
 大橋慶三郎氏の水処理技術 
 コンクリート舗装された幹線
 支線の排水 
 大橋山林の経営 

事例解説編―日本の作業道―

第14章 防災水源かん養路網
  富士山の雨水と防災水源かん養路網 
 対象地 
 防災水源かん養路網
 作業道排水施設の移動土砂捕捉機能
第15章 豪雪地帯の道づくり―秋田県佐藤山林―
 佐藤氏の路網 
 佐藤氏の苦悩 
第16章 高知県四万十町
 四万十町の概要と道づくりの歩み 
 四万十町における作業道の工法 
 ルート選定 
 S字登坂路 
 四万十町の現場 
 スイッチカーブへの進化
 スイッチバックとS字カーブの組合せ
 線形の改良 
 沢沿いの道 
 他の地域での応用 
  (参考)日本列島の地質 
第17章 豪雨地帯の道づくり―高知県溝渕林業―
 溝渕林業の道づくりの歩み
 工法と作業道のポリシー
 6,000mmの降水量と土盛横断排水工「のっこし」 
第18章 日本の作業道の現状と高知県香美森林組合
 日本の作業道の現状 
 香美森林組合 
 作業道の工法 
 今後の課題 
第19章 林研グループの取組み―鳥取県智頭町―
 智頭林業の新しい潮流
 鳥取県の作業道の取組み
 林研グループの団地化施業の取組み
 現地 
第20章 天然林択伐施業と路網
     ―東京大学北海道演習林―
 天然林択伐施業における路網の役割 
 天然林施業による持続可能な森林経営 
 北海道演習林の路網システム 
  (参考)α指数とβ指数 
    (参考)FMM社の林業経営
 択伐施業の環境的意義 
  (参考)ビヨレイの理想蓄積 
  (参考)皆伐と列状間伐 
第21章 災害への適応力―台風直後の橋本山林から―
 徳島県の集中豪雨
  橋本山林の紹介 
 大橋氏との出会い
  橋本山林の路網 
 山づくりと道の効用
第22章 作業道の環境保全機能
 作業道の基本的機能 
 作業道の環境保全機能
 作業道の公益性と残存木への注意
第23章 低コスト作業システムと作業道
 持続的森林経営と作業システム 
  (参考)モントリオール・プロセスの基準
 低コスト作業とは
 サプライ・チェーン
 林業全体のトータルコスト低減
  (参考)補助事業 
 意識改革と普及活動

あとがき    
参考文献
索引  

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