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森のバイオマスで資源循環型のまちづくり!

バイオマスって何だ!? どうやって使うの? 毎日の日記から森のバイオマスを伝えます

2006年5月30日

森のバイオマスカフェ

27日の土曜日には研究会初の試み、
「第1回バイオマスカフェ」を開催しました。
バイオマスカフェ!?バイオマスって食べれるの?飲めるの?

バイオマス関係の集まりによく出席することがあります。
黒いスーツを着た眉間にしわを寄せた男性がほとんどで
女性の姿はぽつぽつ・・・いつも寂しい思いをします。
でも実際、家で家事や炊事で火を扱う機会の多いのは
女性だったりするのです。
研究会(私のかも)の大目標は女性にも分かりやすいバイオマス。
小難しくバイオマスを語るのももちろん必要ですが、
女性も気軽にバイオマスを語ることのできる場所。
オーガニックコーヒーや手作りのお菓子を食べながら
いろんな立場のいろんな世代の人が集える場所を作りたいと
企画しました。

今回は東京で木質資源の有効利用をと活動されている
東京ペレットさんにビデオを手配していただき、
「森を創る~森の名手・名人~」を上映しました。
森に関わる名手・名人を紹介しながら昔からの森林と日本人の
森との深い関わりを伝えるビデオを見て、
いろいろなお話をしていきました。
参加者には会員の林業家のみなさんや林業職の方など
いらっしゃり、昔の林業の話から今のバイオマス利用の話まで
盛り上がりました。用意したカフェコーナーには
コーヒーはオーガニック、お菓子は地元の小麦を使った
クッキーなどが並びました。

事務所開きとバイオマスカフェ 001.jpg
事務所開きとバイオマスカフェ 006.jpg

カフェのあとは4月から移転した研究会事務局の事務所開きパーティを
開催しました。
ドラム缶炭火焼やペレットグリルのバーベキュー、
焼きそば手作りのたけのこたっぷりのお吸い物や
シフォンケーキなど研究会の皆さんが準備から料理まで
すっかりお世話になりました。
ビールのおいしい、楽しい事務所開きでした。
事務所開きとバイオマスカフェ 010.jpg

おいしいバイオマスの企画はやっぱり大勢集まります!
事務所開きとバイオマスカフェ 011.jpg

事務所開きとバイオマスカフェ 021.jpg

夜遅くまで楽しみました。


2006年5月26日

事務局スタッフ紹介!

2日間の晴天はどこへやら。今日も庄原は肌寒い一日になりそうです。
ちょっぴりペレットストーブを焚いてみました。

1 078.jpg

このストーブはカナダKOZI社のもので
研究会が5年前に発足した際に4台購入し、
いろんなイベントに持って行ったり、地域の公共施設や
学校などでモニターで燃やしてもらっていました。
今はリースでレストランや公共施設などに貸し出しています。

事務局には私のほかにもう一人、
専属スタッフがいます。

1 077.jpg

今年県立広島大学を修了した村松洋士さんで、
経営情報学の専攻です。
私英語が専門だったりするので
二人とも森林にはまったくの素人です。
そんな二人にも、森林を通して伝えたい何かがあるのでした。
また追って書いていきたいと思います。

今晩は役員会です。
議題山積!!
これから資料作り・・・。頑張ります。

2006年5月25日

環境教育養成講座に行ってきました!

先週末は京都の京エコロジーセンターで行われた
環境教育リーダー養成講座に参加してきました。
京都に10時に着くには広島からは夜行バスです。
朝5時にはついてしまったので、ちょっと遠出して宇治まで散歩してしまいました・・・。
新茶の宇治茶を買ってご満悦で講座を受講しました。
環境教育とはなんぞやというテーマでグループワークをしたり、
お話をきいたり。

4年目の活動に入った研究会ですが、
活動をすればするほどバイオマスの普及にはソフトとハードの
両方からのアプローチが必要だなあと感じるようになりました。
個人的には、バイオマスは経済中心になってしまった日本人に
心の豊かさを思い起こしてもらうためのひとつのツールだと思うのです。

年に何回生の炎をみることがあるでしょう?
森林に足を踏み入れることがあるでしょう?
自然に生かされているなーと思うことがあるでしょう?
そういう私も含めて、口も聞かずに、どっしりと
私たちを囲んでくれている自然は、日々の生活から
離れてしまった気がします。というより離してしまったのかなあ。

バイオマスを毎日のストーブやボイラーの燃料にして
家庭で利用することで、
遠くの中近東や原発に思いを馳せるよりか
近くの里山に思いを馳せることができるかもしれません。

それにはボイラーやペレットストーブが必要です。
実は研究会は市民団体でありながら、会員企業さんと一緒に
ストーブも開発してみました。
西日本では初のペレットストーブ!!その名も「ペレトーブ」
広島の日鋼設計(株)と広島県商工労働部といっしょにプロジェクトチームを
組んで、2004年に完成しました。

広島ペレトーブ.JPG
炎の美しさに定評のあるペレトーブ

ペレトーブは全国各地に普及し始めています。
また、現在、家庭用の小型ボイラーも開発中です。
この冬にはお目見えの予定です。
ストーブの話題はまたシーズンを迎えてから・・・ということで。

この様に、バイオマスを進めてもペレットや、それを燃料とした機器がなければ
普及はできません。
そしてそのバイオマスのよさを実感してもらうためには森林や環境について
小さいころからの学習が必要となってきます。
最近はイベントなどでペレットストーブを実演すると
残念ながら木の香りを”くさーい!!”という子供もいます。
そんな子供たちは大きくなってもなかなか森や木のすばらしさには気づかないかもしれません。
そこで研究会では森林バイオマスなどを中心とした環境教育の活動を
頑張り始めました。
また、授業等の様子もお伝えできると思います。

次回は京都御所でのワークショップ、
かなり楽しみです。

2006年5月18日

森のバイオマスTシャツ!

今日は曇り空の庄原ですが、
新緑がまぶしいくらいに目に鮮やかです。

さて、前回編集部さよりうれしいコメントをいただいたので
早速研究会のオリジナルのTシャツの宣伝を少し・・・。
(商売気たっぷり)
NPOもボランティアだけでは運営できませんので
そのあたりはシビアに・・といっても何せ事務をしたことのない
事務局はとても金銭管理に弱いのです。
いつも理事の行政書士さんにしかられながら日々勉強です。

バイオマスTシャツ、これからの季節にいかがですか?
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バイオマスを堅苦しくなく、おしゃれに伝えることができれば
と研究会のTシャツデザイナーのメンバーが
研究会のためにとデザインしてくれました。
バイオマスが森から生まれ、人間が燃料などに利用することで出た
二酸化炭素が、また成長とともに森に帰っていく、カーボンニュートラルなエネルギー
ということが分かっていただけると思います。
森と人間のエネルギーの共有がそこには描かれています。
研究会のメンバーはイベントの時、森の手入れのとき、
外出のときなどに着ています!・・・よね!?

Tshirts 002.jpg

↑イラストをちょっぴりアップで!
Tshirts 005.jpg

バックプリントはこんな感じです。
なんてかいてあるかといいますと、
「地球に優しいクリーンなエネルギーを使ってもう一度循環型社会を創るときがきました!」
といった感じです。

サイズはアメリカンサイズでS,M,L,XLそして子供用のYouthM,YouthL を
ご用意しています。
半そで ナチュラルホワイトで ¥2625(税込)です。
ご希望の方ご連絡お待ちしています!
売り上げの10%が研究会の森林整備活動に有効に利用されます。

Tシャツを売ってばかりじゃいけないので、
Tシャツの売り上げがどんな森林整備作業に使われるかご説明しますね。

研究会はボランティアの方と一緒に、5年前から「かんぽの郷庄原」という温泉保養施設から
森を借り受け、「かんぽの森」と命名して定期的に「森の手入れ」を行っています。
下刈り・間伐、そして整備した森を利用して毎年恒例「さとやまの秋祭り」など・・・。
定期的に森に入って、市民のみなさんに森林整備作業などをとおして
森林の役割やめぐみについて体感してもらうことが目的です。

間伐や下刈りなどの指導者は、主に研究会の森の手入れ部会のメンバーで
いつも山に入って作業されている方や、森林組合の職員さん、
林業家の方、など地元の林業の一線で活躍されていらっしゃる方ばかりです。
今日、あまりにも雨上がりの新緑が美しかったので
かんぽの森を撮影してきました。

5月18日 008.jpg
↑入り口の手作りの看板です。

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↑冬には枝だけで素人の私にはどれがどの木か分からなかった
森も、葉っぱをつけて少しだけ(!?)わかるようになりました!

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↑私みたいに冬になると何の木か分からなくなる人のために
「この木何の木!?木になる木!」というワークショップをして
木を学びながら参加者のみなさんとネームプレートを作りました。

森の手入れの様子は来月お伝えしますね。来月は下刈りです!

少しだけ研究会の活動を紹介しましたが、
まだまだほんの一部。
Tシャツ売ってるだけじゃないんですよ!
次回もお楽しみに!

2006年5月15日

庄原の森から、はじめまして!

はじめまして。
広島県北部庄原市で活動しているNPO法人森のバイオマス研究会の理事兼事務局をしています。
バイオマスって何?という方、大丈夫です。
実は私も3年前に研究会の事務局をしないかと誘われたとき、ぜーんぜんなんだか分かりませんでした。誘ったほうも誘ったほうですが・・・。


ちなみに事務局のあるここ庄原市は典型的な中山間地域地域ではありますが
昔「もののけ姫」で一躍有名になった
たたら製鉄も行われていた森林とは深ーいかかわりのある町なのです。


NPO法人森のバイオマス研究会は、この森林が豊富で素敵な町をその森林資源をうまく利用してもっと素敵な町にできないかと発足しました。
森のバイオマスで資源循環型のまちづくりを!と
研究調査や普及啓発活動、商品開発や環境教育など多彩な事業を展開しています。


研究会は大学教授の理事長を始め、林業関係者はもとより、
環境カウンセラー、新聞記者、ログビルダー、行政書士、定年退職の技術者、県職員、デザイナーなど多彩なメンバーで構成されています。
ちなみに事務局の私も森林にはまったくの素人で
専門はなんと英語でした。
そんな事務局が、どれだけ日々多くの方に支えられながら
事務局運営をしているかご想像いただけると思います・・・(苦笑)


ブログでは「バイオマスってなんじゃろう?」(早速広島弁!)
「バイオマス研究会ってなにしょーるん?」
そんな方にも毎日の活動や想いを通して写真を入れながら分かりやすくバイオマスをお伝えします。
・・・というふうにかっこよく行けばよいのですが
事務局奮闘記になってしまったらごめんなさい。


このブログをご覧なられる方は「バイオマスなんて知ってるよ」とおっしゃる方も多いと思います。
ぜひご意見ご感想をいただけると私も大変勉強になります。
これからどうぞよろしくお願いいたします。

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森のバイオマスで資源循環型のまちづくり! 地元広島県北部庄原市で活動するNPO法人森のバイオマス研究会の事務局員。

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