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そまびとたちの奮闘記

NPO法人信州そまびとクラブ。
山仕事をしながら、
林業のこれからの姿を提起します。

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食料としてのシカ

シカによる農林業被害が騒がれるようになり、どのくらい経ったでしょうか。長野県ではあちこちでシカの個体数管理に必死ですが、増加が止まらないというのが多くの人の感想です。

 
 シカの個体数管理について考えるたびに、失われた食文化のことを思います。山で採れるものをいただき感謝する。そういう生活をヒトが取り戻さなければ、シカは何か他の理由によって、種として気の毒な結末を迎えることになるのではないだろうか?いつもそんな心配をしています。


 そんな中で、夕方近所の方から明るい話を聞きました。「今日、山にシカ用の(有害鳥獣駆除の)罠を仕掛けてきた。何頭採れても大丈夫だ」というのです。


 実はこれからの季節、川上村では中国から数百人の農業研修生が活躍します。そしてその多くが、シカを手際よく解体してありがたく食べる文化を持っているのです。これもグローバリズムのおかげではありますが、私たちに欠けたものをもつ人たちによって川上のレタス生産が守られ、林内植生が維持される。予想しなかった仕組みの始まりを実感しました。

コメント

Posted by: 信州佐久アグリフォレスト   [ 2009年5月 1日 16:58 ]

今日は久しぶりに射撃練習に行ってきました。猟友会の射撃大会以来なので1ヶ月ぶりです。スキート、トラップ二種目の練習をしてきました。

猟友会の会員として、また、有害鳥獣駆除従事者として一言二言。

川上村では明るい話のようですが、小諸市では有害鳥獣駆除は猟友会に委託となっています。ですから猟友会の駆除班として、私もワナをかけたり、銃を持って出かけることになるのです。
地区によって有害駆除の体制も異なりますが・・・・・
好き勝手に捕れるわけではありません。小諸市の今年度の捕獲数は銃を使ったカラス駆除200羽。ワナを使って捕獲、銃を使用して止めさしをするのはニホンジカ30頭、イノシシ70頭です。

でも問題なのがワナの仕様。通常のワナ猟と同じ直径12センチ、ワイヤーの太さが4ミリと言うことでこれでは確実に捕れないのは明らかです。

今年度は県内で銃の取り上げなど本来は注意で済むべきことが、私服警官を使った取り締まりが目立ち、猟友会員の間では問題となっています。

ワナについては年々規制が強化され、これでは無理という意見が大半だと思います。

何頭取れても大丈夫だと言うことのようですが、捕獲許可が出るときに通常何頭と決められます。警察の過剰な取り締まりに十分注意して駆除をお願いします。

Posted by: かなめ Author Profile Page  [ 2009年5月 1日 22:08 ]

信州佐久アグリフォレストさま
 いつもフォローをありがとうございます。捕獲許可証には「鳥獣等の
種類および数量」の欄がありますよね。ですから大丈夫なのは「捕獲
許可証の範囲で、何頭採れても大丈夫」ということです。
 ワナの規制強化ですか。たしかに有害駆除の最前線にとっては
頭の痛い問題ですね。このあたりも失った食文化ということと無関係
ではないように思います。私も、現場でワナにかからないよう、注意
して作業させていただきます。

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そまびとたちの奮闘記 「そまびと」とは「きこり」のこと。現代のそまびと=技能職員たちが起業し、模索しはじめました。

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