森林・林業・環境機械展示実演会
１０日以上も前のことになってしまいました。林業現場人会議が行われた前日、先週４日に群馬県高崎市で行われた「2010森林・林業・環境機械展示実演会」へ行った話題です。遅くなってしまい、すみません。
毎年、全国育樹祭とセットで行われている行事ですが、私にははじめての体験でした。林業機械のブースも勉強になったのですが、いちばん興味を持ったのはふたつのチェンソーメーカーの展示会場での行事でした。
スチールのブースにて、"STIHL TIMBERSPORTS 2009&2010年"世界チャンピオンのジェイソン･ウエインヤードさんと。まるで大人と子供ですね、子供の方が顔が老けていますが。
ジェイソンさんの華麗な斧さばきを見て、言葉を失いました。２メートル近くある巨体で、あっという間に駆け上がり、３０センチ以上もある丸太を、なんと１０振りくらいでカットしてしまいます。
あっ、もちろんチェンソーのデモも行われましたよ。
ハスクバーナ・ゼノアのブースにて、このブログでも紹介した2010年WLC世界伐木チャンピオンシップ（クロアチア）に出場した日本選手団のデモが行われていました。これから切り口の角度を測定するところです。
画像ではわかりにくいですが、丸太はわざと傾斜した状態で置かれています。これをまず下から切り上げ、赤い線の範囲内で止め、次に上の青い線の範囲内から切り下ろし、切り口の角度（直角がベスト）と上下接合部の段差が測定されます。もちろんタイムトライアルです。
デモ終了後のチャレンジタイムに、恥を覚悟で参加させてもらいました。まずは枝払いです。ルールでは危険防止のために切り下ろしが一切禁止！ 突然言われても、すぐには対応できません。５７６ＸＰの切れ味は抜群でした。
次に丸太切りに挑戦。"見る"と"やる"とでは大違いです。日本選手団がどれほど大変な訓練をつんだのかが、痛いほどわかりました。
ちなみに、展示会とは直接関係ありませんが、この世界大会出場に、どれほど多くの人の協力があったかは、このページをご覧いただくとよくわかります。個人的には、青森県グリーンマイスター協議会という団体に、興味を持ちました。
「そまびと」とは「きこり」のこと。現代のそまびと＝技能職員たちが起業し、模索しはじめました。
コメント
Posted by: キマル [ 2010年10月16日 07:57 ]
要様
先般は林業機械展、キマルのブースにお越し頂きまして、ありがとうござました。
お陰さまで、キマルのブースも盛況に済ます事ができました。
まずは、御礼まで。
Posted by: かなめ [ 2010年10月16日 18:52 ]
キマル様
ありがとうございます。いただきましたコメントの通り、ブースの前を通るたびに盛況で、ひと声だけご挨拶させていただくのがやっとでした。
多くの方に目立て装置の実力を知ってもらい、安全面、能率面とも、より良い作業が一般化してゆくと良いですね。
おかげさまで機械展は、私にとっても貴重な一日となりました。