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そまびとたちの奮闘記

NPO法人信州そまびとクラブ。
山仕事をしながら、
林業のこれからの姿を提起します。

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弱点

先日も書きましたが、土を見ることができません。「じゃぁ、山仕事をやめなさい」と言われてしまいますが、もう何年も前から「これではいけない」と思いつつ、今日まで来てしまいました。そして、対人間という意味でも、いよいよ追いつめられました。


 お世話になっている別荘地のお客さんが自治会を結成し、解決すべき問題のひとつとして、地域全体の森林整備を掲げました。私も最初の会合にオブザーバーとして参加させてもらうことになったのですが、今のままでは「単に木を倒せるだけ」の業者でしかありません。居住空間としての森林整備には、これまで以上に広い知識と視点が求められます。


 まずは土のこと。読んだだけで右から左に抜けていた情報を、もう一度噛みしめなければなりません。

コメント

Posted by: ふるだぬき   [ 2010年4月 9日 11:10 ]

森林を観るということは、生き物である樹木を考えるという自然科学の視点だけでなく、経済、文化を含めた総合科学であると思っています。

しかし、産業構造の分業化が進むことと同じように、森林に携わる人も分業化が進み、先日の研究会でも「私は木の名前がわからない」と堂々としている大学の先生がおられました。
確かに、「就職を考えるとGISとDNAの技術指導が有利です」などと言われると、林業が抱える厳しさゆえに致し方ないのかなあ・・とも思いますが、そういう勉強をしてきた人を「森林を学んだもの」と呼んで良いのか良くわからなくなりました。

樹木は、一旦腰を据えてしまうと、動けないのですから、やはり
1)どこに腰を据えさせるのか?
2)その後はどのように育てるのか?
3)どのように収穫を得るのか?
という流れで、立地から樹種特性、育林管理、収穫のストーリーを考える必要があると思っています。

また、一緒に議論できる機会を指向しないと行けないのかも知れませんね。

Posted by: いつき   [ 2010年4月 9日 21:34 ]

私に難しい事は判りませんが、弱点が判っているという事は、ステップアップするためには何が必要かが見えているという事。
うらやましい限りです。

Posted by: かなめ   [ 2010年4月14日 07:00 ]

 経済、文化を含めた総合科学であること。そして樹木は一度腰を据えると、そこで生き
続けるしかないという点。最も大切でありながら、私のようなおっちょこちょいにとっては、
きちんと意識していないと、すぐにふっ飛んでしまう危うさがあります。
 ここ何年か、総合科学であることに加えて、木材を収穫するというところから、それを
利用する社会ということで、もはや思想の領域でもあるという結論に達し、あれこれと
考えるようにしているのですが、今度は裾野が地平線まで広がってしまい、うろたえて
います。
 整理し細分化しすぎると見えなくなるものが出てくる。さりとて、整理しないと何も分析
できなくなる…。まったく私という人間はどういうおバカさんなのでしょうか。議論という
よりも、ゆっくりお話しをうかがいたいです。

Posted by: かなめ   [ 2010年4月14日 07:01 ]

いつきさま
 ステップアップに必要なものの実行。そこですね。幸いなことに、気候が春らしくなって
きたせいか、このところ「やる気」が出てきたので、ほんの少しかもしれませんが、前進
できるかもしれません。
 今度お会いできたときに、何か報告できるよう日々のプログラムを組んで実行します。

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そまびとたちの奮闘記 「そまびと」とは「きこり」のこと。現代のそまびと=技能職員たちが起業し、模索しはじめました。

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