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田舎の仕事作りで地域維新!




山村や農村における若者と元若者が繰り出す起業活動、地域の維新活動をリポートします。

2007年1月17日

立ち上がる農山漁村有識者会議(首相官邸にて)

 首相官邸で開催される立ち上がる農山漁村有識者会議に招かれ、行ってきました。


 「立ち上がる農山漁村」とは、農林水産業を核とした、自律的で経営感覚豊かな農山漁村づくりの先駆的事例を「立ち上がる農山漁村」として選定し、全国に発信・奨励していくために平成16年度から始まりました。


 有識者会議は、平成16年5月24日に開催された食料・農業・農村政策推進本部(本部長:内閣総理大臣)において、内閣官房で開催が了承された会議です。今回、私は、立ち上がる農山漁村に全国から寄せられた128の事例の中から4つ選ばれた事例発表者として出席しました。


 松岡農林水産大臣は、これまでに選定された100を超える事例の代表が一同に集まるサミットの開催について提案され、開催に向けて具体的に進めていくことが決まりました。


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2006年12月17日

しまね地産地消講座! in 畑から新事業を目指すNOLOにて

 食と農のインキュベーションのろNOLOは、島根県内でもっとも出生率が高く、数少ない人口増加の東出雲町で、2006年3月から、島根大学・東出雲町・地元企業との産官学民連携で遊休農地の活用に取組んでいます。”のろNOLO”という名前には、「東出雲町野呂地区に拠点を置いていること」と、「日本海に面する山陰の豊富な自然や農産物を、福祉・文化・教育・食・健康・エネルギー・子育て・防災などの各方面で活用して、ゆったりとした地域発ライフスタイルの提案をしていこう」という想いがこめられています。

 食と農のビジネスインキュベーションNOLO http://blog.goo.ne.jp/nolonolo_2006/

 そんなNOLOで、今年度の林野庁山村力誘発モデル事業として、しまね地産地消講座に講師として招かれ行ってきました。テーマは農と食の地産地消「規格外農産物をよみがえらせる」。前半は座学講義で山口の取組をお話し、後半は、コーディネータのWWB/ジャパン代表の奥谷京子さんと前日に講師として招かれていた北海道ニセコ町の農家向け料理研究家、西野洋子さんと一緒に、実際に規格外農産物をよみがえらせる試みを行いました。

結果、この日だけでこんなチャレンジができました。

①ヘルシー茶ぶ茶ぶ(しゃぶしゃぶを、お茶でやってみました。料理屋でメニュー化できそうです。)
②柿カナッペ(じゅくじゅくの柿をこして、ホイップクリームとあえてクラッカーで。今日の一番人気。)
③夏みかん寿司(夏みかんを半分にきって、スプーンで取り出してご飯とあえました。さっぱりした味わいで、冷ご飯で食べてもおいしいので、弁当に向いているかも。)

 きっと、各地でもったいない規格外農産物ってたくさんあるから、それを有効活用する機運が、もっともっと高まって、地産地消をいろんな視点で進められるといいな、と思います。

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2006年11月30日

安倍首相と対談してきました。

 11月30日、安倍首相と対談しに状況してきました。自由民主党の機関紙『自由民主』の新春特集号で掲載される、新春座談会の収録のためです。私はどこの政党にも所属していませんが、女性、自然、地域おこしの代表として選んでいただきました。


 出席したのは、安倍首相、石原幹事長代理、再チャレンジ代表として株式会社オウケイウェブの兼元謙任社長、そして私の4名です。


 私は、安倍首相のおっしゃる「美しい国づくり」には賛成です。新春座談会でもふれてきましたが、美しい国づくりの実現のため、私は、こんなふうに考えているんです。


 山口県は全国の自治体に先駆け、「女性起業家」の育成に平成4年度から取り組み、女性起業家先進県と呼ばれるようになりました。行政サービスを一緒に充実させるコミュニティビジネスの端緒をつくり、県内に200人の女性起業家をうんだのは、これからの地域のニーズに応えていく上で、大きな力になるだろうと思っています。


 さらに、広中平祐元山口大学学長が、片岡先生を東京から招致したベンチャー講座を山口大学行い、ここから多くの若者が社会起業家として育ち、地域おこしに活躍しています。これは単なるボランティアではなく、経済的にも継続するために、しっかりビジネスとしても経営をしています。これは「ビジランティア」とでもいう、これからの時代で「地域おこし」のために必要となる手法だと思います。


 これらがなければ、現在の私のコミュニティビジネス(学生耕作隊から地域維新グループへの成長)はないと思います。農業はこれから深刻で、農家の%を占める兼業農家は、今までのような支援は得られず、まさに自立を余儀なくされていきます。学生耕作隊はこれまでにのべ6,000人を超える若者やシニアを送り出してきましたが、高齢化のもとで、後継者難は深刻です。これを機に農業の廃業が続出するのではないかと心配しています。


 農が持っている自然治癒力までも崩れかねません。私は農からはじめた数少ない起業事例で、それが謙からも認めてもらい、教育関係の指定管理者を3箇所委託されました。選定時の審査会では互いに主張し、独立採算で経営するとか、稼ぐとか、県外からの受入もOKにするとか、一見生意気な発言もしましたが、それをも受け止めた腹の太さが県行政にはあったと思います。


 山口大学のベンチャー講座を卒業した同期の仲間が各地に散って活動しています。後継者のいない旅館の若女将になって全国TVで何度も流れていています。高齢化した農家の畑を引き受け、隣の島根県でも学生耕作隊を作ることになりました。こうして山口発のコミュニティビジネスモデルを全国に広げたいと思います。


 政府の役割が地方を守る代わりに指示命令する時代から、政府は地方のやろうとすることを応援する立場に変わってきていると思います。ニーズに近い現場にいるNPOなどの力が必要になります。微力ですが、山口県の農業からはじまった私たちの活動を、事業を、食の開発・観光交流・海外支援にまで展開していきたいと思います。それには県との協力は不可欠で、社会性とマーケットをどう調和させ、地域の豊かさを演出するかが、地域活性化のカギになってきます。


 これからの農業は発信が大事です。こんなに楽しいことができるということを都会の人にも知らせ、二地域居住としての山口を選んでほしいと思っています。実際各地からインターンが集まり、私たちは小さいながら30人の雇用の受け皿になっています。

2006年10月29日

私たちにできる少子化対策・・・

 山口県の独身男女の「結婚しない理由」で一番多かったのは、「相手と知り合う機会がない」ことだそうです。それを受けて、山口県のこども未来課(少子化対策室)が、公募事業「若者の出会い応援事業」をはじめました。私たちグループのきららの里が、この問題を山口県だけのことではなく、全国各地の田舎の問題であると受け止め、"日本全国少子化対策知恵比べ”と位置づけ、チャレンジしました。

 みんな少年少女時代があって今があるのだから、その時代に戻って楽しんでもらおうじゃないか!と、代表の西山が考え、気負うことのない、自然体験型の出会い事業にしたところ、応募が殺到して締め切り前に定員を増員するほどまででした。食欲の秋・芸術の秋・読書の秋を満喫しながら、王子様・お姫様探しをするきららの里のツアー。結局4組のカップルが誕生しました。

 西山は言います。
「私は現在妊娠6ヶ月目です。結婚して4年間子供に恵まれず、病院に通った経験もあります。現在は不妊治療の助成が行われるようになりましたが、精神的に背負ったものはお金ではないと感じています。家族を持つこと、子供を授かること、ずっと先に子供の将来を考える責任も出てくるということ・・・。今の若者に出会いがないことのほうが問題視されている現状を目の当たりにし、人と人が出会うことが難しくなってしまった世の中、私たちのやるべきことは、地域で解決できることはないだろうかと、改めて考えていきたいと思います。」

みなさんも、少子化対策、真剣に考えてみませんか。

NPO法人きららの里 http://www.socio.gr.jp/kirara/
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2006年10月 7日

ENEOSの森開所!

 今日は、とうとうENEOSの森の開所式です!ENEOSの森事業は、次のような目的ではじめられました。


*****事業の目的******

 森林の公益的機能への国民の関心は、二酸化炭素吸収源としての森林の役割や国土の保全等の観点から急速に高まってきている。しかしながら、林業不振や農山村の高齢化により森林を管理する担い手が急速に減少してきており、森林の荒廃が目立ち始めてきている。
 こうした中、自分たちの生活は自分たちで守ろうと、都市住民による森林づくり活動の展開が広がりつつある。このような活動を推進するためには、ボランティア活動の発現の場を提供するとともにボランティア活動に参加できるためのボランティア研修を実施する必要がある。
 本事業では、企業や地域住民を対象に、「大人から子供まで」誰もが参加できる森林づくり活動を提供し、市民参加による森林整備の拠点としての役割を持たせ、地域全体へ波及させることを目的とする。

************************

 ENEOSの依頼を受けて整備されてきたこの事業。オブザーバーとして岩国農林事務所、整備対象地の所有者である岩国市、活動資金を支援する緑の募金(国土緑化推進機構)、事業運営の担い手NPO法人やまぐち里山人ネットワーク。

 私は、NPO法人やまぐち里山人ネットワークの東部担当理事としてこの事業のNPO側のとりまとめをさせていただきました。開所式では、イロハモミジ、クヌギ、ヤマザクラの植樹や周辺の除伐、しいたけ菌の植付けなどの森林活動の体験指導を私たちで受け持ちましたが、関係各位のご協力のもと、無事に終了することができました。

 今後は、E-learningも活用しながら、退職前の方なんかを中心に、退職後に森林保全活動の指導ができるようなエキスパート養成もしたいな、なんて考えていたりします。

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2006年9月25日

SVN国際会議fでつながった交流から問題解決へ!インドから研修生受け入れ!!

 昨年、全国5箇所で、ビジネスを通じて社会を変革したり、社会起業家の育成を目的に集まった世界的ネットワークのアジア会議を行いました。山口でも開催され、私たちのグループで山口会議を運営しました。


 SVNを通じて関わりができたIOU(Inter Cultural University)の国際会議で、私たちの若者の様々な活動が紹介されたところ、非常に関心をもたれた先生がいらっしゃり、「ぜひ日本に行って学びたい」という発言がでてきたことから、今回の研修生の受入がはじまりました。


 来日したのはウパナンダさんとサンジブさん。国内何箇所かをまわられましたが、山口では21世紀の森に滞在されました。私はジョインできませんでしたが、スタッフからのリポートによると、次のような議論があったようです。


 指定管理者制度により山口県より指定を受けて県有施設の経営している若者の活動について学んだり、学生耕作隊が管理している宇部市のお茶園で、茶園の保全活動を体験したりしていただきました。お茶の生産で有名なアッサム地方出身のお二人は、日本のお茶と茶園経営に単身関心を持たれ、管理を始める経緯・地域的な背景、収支、経営方法など、積極的に質問してこられました。その中で、後継者不足の問題や、規格外農産物の大量廃棄の問題について議論し、その解決策として、地域での若者の雇用の創出や、もったいない農産物の有効活用を進めていることを紹介しました。事情は違うが茶園経営についてはアドバイスできるからなんでも聞いてくれ、と心強い発言がある一方、私たちがもったいない茶を活用したパンの製造もしていることを知ると、アッサム地方ではお茶を加工食品用に用いることはないようで、パン屋お菓子への加工について、大変興味深いと学んでいました。


 文化は違えど、私たちは同じアジアの農村に住んでいます。協力して互いを発展させられる、そんなグローカルな問題解決のための交流をリアリティを持って感じた受入でした。


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2006年9月17日

もったいない運送

今日は、もったいない運送が稼動するはずだったんですが、台風のため、見合わせになりました。

8月28日の朝日新聞に、『「もったいない運送」の輪』というタイトルで掲載されていましたが、ご存知でしょうか?


いらない物だけれど、捨ててしまうのはもったいない。別の場所に運べば、役立つはずと、不用品を運送し、有効活用する活動が広がっています。


山口大学でともにベンチャービジネス論を学んだ山根多恵(25)は、現在、島根県温泉津の吉田屋という老舗旅館を引き継ぎ、経営者として女将をしています。彼女の発案で広がったもったいない運送週末クラブ。2週に1度、トラックを走らせて、リサイクルできるものを各地に届けています。


新聞の反響は凄く、問合せや不用品寄付の申し出が、100件を超えたと聞いています。


山根は、私たちの全国グループの島根ブロックのリーダーでもあります。私たちも、彼女のアイデアに乗りました。学生耕作隊の管理茶園で、商品としては規格外になった茶葉を、茶風呂用に吉田屋に提供したり、山口県萩青年の家(やまぐち青年の家ネット経営)が萩市のとある高校の改廃で廃品になった畳を譲り受け、それを山口県大島青年の家(同経営)の体育館に運んで柔道合宿ができるようにしたり・・・・。

トラックの運転手は、ガソリン代だけでそういう「もったいない品」を運んでくれます。23才、運輸会社の経営者候補が運送チームのリーダーです。私たちは、トラックの運転手には、必ず各立ち寄り所で研修をしてもらうようにしました。そうすることで、運転手は、自分の会社だけでは学べないことが、あちこちの現場で体験できるようになるのです。


もったいない運送の輪が全国に広がれば、と思う。

2006年9月16日

評価会議(給料の決め方)

今日から評価会議ラッシュです。うちは給料の〆日が15日なので、16日~18日は給料を評価するための会議のラッシュ期間になります。


うちのグループは、評価会議で自分の給料を決めます。
チェックシートはありません。


それぞれに自己評価と評価額(基本給に対して、+いくら、マイナスいくらを申請)を申請します。それに対して、君の評価は甘い、君はもっとその働きを評価すべきだ、など、あっけらかんと、客観的に、次の2つの視点で議論します。


・自分のポジションが組織から求められているにふさわしい役割が果たせたか
・自分自身がんばり、結果として自分の成長につながるような働きができたか


この2点です。組織の視点と個人の視点と2つあるわけです。


また、もう一つ評価会議のポイントがあります。それは、リーダーがスタッフ一人ひとりを見ているか、ということです。評価会議は、地域維新グループの全セクションで行われます。各セクションのリーダーが議長になって行うのですが、本人の成長を真剣に考え、遠慮せず、客観的に


・認めてあげるべきがんばっている点
・会社やチームに対して貢献しているといえる点(自覚するしないは関係ない)
・本人が気づいていて、実はしかってほしいと思っている点
・本人は気づいていないが、指摘されることで自分の未熟な部分に気づき明日への成長につながる点


この4点を、リーダーはもれなく評価会議で言及し、プラスマイナスに反映させることができるかどうか、がもう一つの大きなポイントです。これはもう、リーダーが誰よりも的確に捉えて見ていくしかないわけです。これができれば、スタッフは必ず成長します。リーダーとスタッフ間との信頼関係も、間違いなく高まります。


後輩のスタッフに、研修もかねて、私たちの全国グループの1つ、千葉県のビジネスインキュベーション施設にに3ヶ月出向してもらうことになりました。


期間が決まる前に、1ヶ月だけ行くのと、3ヶ月行くのと、どっちがいいか、という話になったときに、


「評価会議3回分と思ったらいいよ」と私が話したのに対し、


「それはすごい成長ですよね、1ヶ月じゃダメだ、意味がない、3ヶ月は行きたい」と言っていました。

1ヶ月目で課題の見極め
2ヶ月目で課題の克服・問題解決
3ヶ月目で成長


というリズムがあるわけです。それをみんないつも繰り返しているのです。


わたしなんかは、ある月はリーダーとしての役割を果たすことができなかったため、給料をもらうどころかマイナスが多すぎて会社に払うことになってしまったことすらあります。なぜそんなことが起きたかというと、後輩リーダーのミスではあっても、私にはそのミスに対して上司としての責任があり、それは、後輩よりも大きな責任だからと、後輩リーダーたちがマイナス申請した額の1.5倍増しで自分の給料からひいていったからです。セクションをいくつも抱えていましたから、(今もですが)そういう姿を見せて、仕事はひとりでやっているもんじゃない、チームで連帯責任なんだ、と後輩に伝えていったのです。


私は誰よりもがんばっているつもりでしたが、誰よりも厳しい評価をしたわけです。そういう姿を見せていくことで、若い後輩リーダーたちに仕事の厳しさを身を持って教え、緊張感を持たせ、決して仲良しグループにならないように、育て、育てられています。


給料評価会議は、すなわち、育成会議なのです。

2006年9月14日

やまぐちの森林(やま)ただ今、元気回復中。

今日は、やまぐち森林づくり推進協議会の日。

やまぐち森林づくり推進協議会とは、「やまぐち森林づくり県民税」を活用する事業について、県民意見を反映した効果的な事業推進を図るため、設置された協議会です。二井県知事から委員として委嘱を受けています。

森林づくり県民税が導入されて2年目、委員会としても2年目になるわけですが、今回は、平成17年度のやまぐち森林づくり県民税関連事業の実績報告について協議し、県民税を使っての公益森林整備事業と竹繁茂防止緊急対策事業の視察に行きました。

山口県は、林業関係は、全国に先駆けていろいろな事業に取組んでいます。やまぐち里山文化構想もそうだし、全県的に里山を守るNPO法人の発足も行政主導でつくりあげました。今回も、事業の成果を面積など、データの集計報告にとどめるだけでなく、経済効果にどう波及したかなど、県民にとってわかりやすく事業の効果が示されるように、全国的に先駆けて、効果の検証を進めていらっしゃいます。

県民税をつかって、荒廃したスギやヒノキの人工林の再生を行ったり、広葉樹林に侵入した竹の伐採を行ったり、森林づくりへの理解を促進する場を設けたり、松くい虫や台風などの被害により荒廃した海岸林に抵抗性きらら松を植栽したり、森林づくりの日を10月30日に制定して森林づくりフェスタを行って周知啓発したり・・・・。

県民のみなさんからのご理解あってのこの事業。今年度もがんばってほしいです。

手入れされた森林に、日光が差し、新しいいのちの芽吹きが感じられたことが、感激でした。

2006年9月 9日

中国四国商工会青年部の交流会にて講演

今日は下関で講演です。

中国四国商工会の青年部の交流会で、記念講演をさせてもらいました。

私なんてまだまだ未熟者すぎるのですが、コミュニティ・ビジネスというテーマでの起業はまだ珍しいのかもしれません。

講演では、コミュニティ・ビジネスとは何か、ということ、山口でこれまで行われてきたコミュニティ・ビジネスの支援の仕組み(コミュニティビジネスカレッジ、女性起業家スクール、山口大学ベンチャービジネス論、公開起業オークション、地域維新ファンドなどなど)を紹介し、指定管理者制度や市場化テストについて説明をし、コミュニティ・ビジネスで地域を活性化しよう!という話をさせていただきました。

コミュニティ・ビジネスの輪は、山口県で芽生え、育てられ、山口で育った若者たちが広域に展開をはじめています。島根とか、松山、福岡などなど・・・。

コミュニティ・ビジネス、あなたもやってみませんか?

2006年9月 8日

きららの里にて。

今日は美祢市のきららの里で仕事をしてきました。きららの里は山口県できらら博があったときに開催されていた「きららアニマルパーク」の志を引き継いで作られたいのちのきらめきを体感できるNPO法人です。動物とのふれあいやいろんなイベントをされています。

その中に、当時の建物を移設し、さらに、ストローベイルハウス(わらの家)を増築してできた事務所があります。

無線ランも使えるし、とっても快適。自然に囲まれたオフィスで、仕事させてもらいました。

幸せものです。

2006年9月 7日

オーライ・ニッポン 共生・対流シンポ

9月7日の日本農業新聞に出ていましたが、10月2日に中国四国農政局主催で広島市で開催される「オーライ!ニッポン中国四国、都市と農村漁村の共生対流シンポジウム」にて学生耕作隊の事例を発表・パネルディスカッションに出演します。

「いやしとやすらぎを求めて、都市農村交流から田舎ぐらしへ」がテーマです。

会場は広島市まちづくり市民交流プラザ。午後1時からで参加無料です。

お問合せは農政局 086-624-4511へ!
ぜひお越しください!

2006年9月 5日

萩青年の家から畳を大島へ!

 今日は山口県萩青年の家に行きました。阿東⇒萩⇒山口⇒宇部というスケジュールで今日は移動していたんですが、萩では柔道用の畳をもらいました。

 萩のとある学校の改修のため、畳が大量に廃棄されることに。それを萩青年の家から聞いた大島では、大島青年の家の体育館で柔道ができるようにと、早速アレンジ。いただけることが決まったのです。

 もったいない運送・週末クラブの番外編で、2トントラックを運転して、ガンガン移動していました。

 早速、9日に柔道団体が大島青年の家を利用し、畳が初お披露目されます!

2006年9月 4日

21世紀の森 森のおもちゃ展示館 開催中

 山口県21世紀の森では、8月26日から9月15日まで、森のおもちゃ展示館を開催しています。


 里山で生活する人々の知恵や技術を子ども達に伝え、また自然素材の良さを子ども達に知ってもらおうと、26日より130点を超える様々な木製のおもちゃを、21世紀の森・森林学習展示館に展示しています。

 26日は初日イベントとして、屋外の休憩スペースにて、「昔懐かし森のおもちゃ作り体験教室」を実施しました。竹馬、竹とんぼ、竹ぽっくり、組み木など、遠方は広島市より参加者が集まり、竹を中心に木材を使ったおもちゃ作りを楽しみました。

 また今回のイベント開催にあたり、山口県各地より、昔子どものプロフェッショナル・21世紀の森応援隊メンバーが応援に駆けつけてくださいました。鳥の細工の笛や、竹下駄、また大人の参加者を対象に、
竹のひしゃく、一輪挿しなど、「昔作ったのを思い出して」と、思い浮かぶアイディアを次々に形にされていました

 親子、おばあちゃんと孫、年配の方、若い女性と、いろんな年齢層の方が体験に参加してくださいました。展示されているおもちゃを見て、「これも作る、終わったらこれを作ろう」と、複数体のおもちゃを夢中になって作成されていました。応援隊スタッフも活き活きと指導をしている様子が見られました。


 このように技術継承を行う場、また皆さんが活躍できる・楽しめる場を、これから広げていきたいものですね。

 ちなみに、この山口県21世紀の森の「森のおもちゃ展示館」の様子は、明日夕方、生放送でKRYの熱血テレビで放送されます!お楽しみに!!

2006年9月 3日

釣って大漁・食べて満足

 今日は、大島青年の家では、「釣って大漁・食べて満足」という企画事業2日目を迎えています。カッターからの船釣りや炭焼きバーベキュー、寒天ゼリー作りなどの体験をしていきます。

 いや、最近の子供たちは、釣りが本当にできないことに驚きました。ピッカピッカのさおをもってきてはりきってはいるものの、「釣り糸の通し方がわからんー」「リールのつけ方がわからんー」「エサつけてー」と、こんな具合です。こういう事業を通じて、いろんな体験を子供たちにしてもらい、生きる力を育んでいきたいと、改めて感じました。

2006年9月 2日

今日はNPO法人学生耕作隊の4歳の誕生日!

今日は、NPO法人学生耕作隊の4歳の誕生日です。

今年の学生耕作隊のチャレンジは、農山村活性型育成システムの構築です。これまで学生耕作隊はもとより、学生耕作隊から発展した地域維新グループや指定管理施設の運営などを通じて痛切に感じていることは、地域の活性化や産業の活性化のカギが「人」であることです。いま、農業でもなんでも、人材の育成が必要とされています。

農業分野においては、都市からの農業体験・田舎体験希望者を農家だけでなく地域が受け入れを行い、希望者を農業の担い手として育成することで、地域の農家やグリーンツーリズムの宿等の協力により体験希望者を受け入れる体制をつくりたいと思います。さらにその過程で、都市からの農業体験希望者も1度だけでなく、2度3度訪れてもらいながら農業のノウハウを段階的に身につけていけるような研修プログラムを実施します。受け入れ側の農家自身が徐々に受け入れ方を身につけながらステップアップが図れるような育成の仕組みをつくるとともに、中間で情報受発信をする媒体として、ITを活用したインターン受け入れ予約システムの開発や、ポータルサイトへの情報掲載を行い、さらに価値観の異なる都市等からの体験希望者のニーズにこたえられるインターンシッププログラムをアレンジし、現場で指導することのできるコーディネーターの育成に取り組んでいきます。

農業・農村の活性化に関心があったり、将来農業をやりたい!と思っている都会に住む人々や定年退職した人々、若者、U・J・Iターンを希望する人々などが10のステップアップのハードルを越えながら、田舎を体験し、農業の担い手づくりを行なうインストラクター養成システムや、田舎体験を受け入れる農家を育成しての受入体制作りなどを行ないます。ゼロから農業をはじめる農業初心者を新たな担い手として育成し、最終的には農産物の加工・販売まで手がけて、定住・就農を促進します。

早速、農業に関心のある学生たちを中心に、田舎体験を受け入れる農家の取材を山口県と島根県とではじめていきます。

2006年9月 1日

ブログ再開いたします!

長らくブログを休止しており、申し訳ございません。
応援の声もいただきました。ありがとうございました。
がんばって、ブログを再開いたしたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

山口県を東に西に北に南に、駆け回ってきた半年でした。各地で田舎起業の動きが広がっています。田舎こそ社会起業!です。

地域維新グループは、9月から新しいステージに入りました。

いまの目下の課題は人育て。仕事はじゃんじゃん来ます。不足しているのは人材です。

私たちのグループは、命令では動かない人間ばかりです。言われた事だけこなす人間は、考えない人ですから、成長しません。物事をよく考え、理解し、判断できる人間である必要があります。自分のやりたいことだけやる。こういう自由な職場ですから、まとめるほうは大変ですが、ひとりひとりの多様な個性が活かされる仕事場だと思います。

一方で、自由であるからこそ、自分自身の行動は日々評価され、自分自身について試される仕事場でもあります。

そんなチームをまとめるためには、「求心力」が必要なのですが、求心力を持つためには

1.強い信念を持つこと
2.冷静かつ客観的に物事を捉え、的確な判断で物事を決めていくこと
3.人の評価ができる子と
4.人を育てられること
5.最後まで責任を持ち結果を出すこと
6.柔軟であり優しいが、情に流されないこと
7.所有感、当事者意識を強く持つこと
8.会社の財政に責任を持つこと
9.内外どちらに対しても演出できること
10.先見性を持つこと

だと思います。私自身、まだまだ未熟すぎて、このレベルには追いつかないのですが、将来私がなりたい像です。

がんばります。


2006年5月14日

萩青年の家 クッキング!ジューC 夏みかん

 今日は、萩青年の家でクッキング!ジューC夏みかんというイベントがありました。このイベントは、萩の特産物「夏みかん」を活用して、親子でジュースやゼリー、マーマレードなどを作って食べて楽しもう!というイベントです。


 こういう特産物を活用して、今後、事業化が図れないか、検討しています。萩の夏みかんは特産物として有名ですが、過疎化・高齢化でもぎ手がおらず、落ちて腐る夏みかんが増えています。そんな地域の「財」を活用し、商品開発をして雇用を創出し、地域に活力を生み出していきたい。


 夏みかんは、オレンジピール状にしたものをおいしいチョコでコーティングしてみたり・・・。ああ、おいしそう!新しい萩のお土産として並ぶ日も遠くないかもしれませんね。

2006年5月11日

企画会議

地域維新グループは、広域連携している。連携のハードルは、「こいつらとやっていきたい」というお互いの信頼関係だ。


さて、具体的には、どのように広域連携するのか。それは、応援しあう仕組みであり、それを具現化するために、私たちは、「企画会議」と「政策会議」を設けた。


企画会議の山根は言う。

「私たちは最近、「経営」することに挑戦しはじめています。旅館、青年の家などの指定管理者、物販、パン屋という、売上やモノ・お客様といった目に見える存在をカウントできる経営ももちろんですが、雇用創出、地域間提携といった地域システム作りも大事な私たちの経営のひとつ。どこかに書いてありそうな言葉の羅列では決して語れない本物の「地域経営」をどう新分野として捉え、開拓し、社会へ見せていくかが私たちの挑戦だろうと感じています。」


そんな山根は、大学の4年生のときに、大阪のインキュベーションセンターMOMOの事務局長を務めた後、現在は島根県温泉津で、女将として吉田屋という旅館の経営を行っている。彼女も25歳。私と一緒だ。


企画会議はNPO法人きららの里代表であり、最近1児の母親になった西山美貴さんを議長に、大阪のインキュベーションセンターMOMO広報部長&カリスマ発明主婦の会代表の児島詩子さん、そして山根多恵の3名。これに、全国のメンバーが必要に応じて加わる。地域限定になりがちだった私たちの活動に、広域でモノを考えていくというスパイスをいれ、育児、食、ものづくり、防犯、国際、教育などのテーマを具体的に掘り下げていくのだ。

2006年5月 9日

地域維新グループのルーツ

地域維新グループはいわば第3ステップである。と、私は勝手に解釈している。


東京に、プレスオールターナティブという会社がある。私の恩師である片岡勝氏が創った会社だ。片岡は、食えるボランティアを目指した。社会や地域の問題解決につながる仕事で自分の食いぶちを稼いで、ボランティアをビジネスのカタチにしていったのだ。それがプレスオールターナティブへと発展した。のだと思う。


そのうち片岡は、山口県で女性のための起業スクールを山口県と協働で開催するようになった。山口県がそのような支援スクールの開催を考えていた折、東京にいる片岡に声がかかったのだ。それは今でも続いていて、そのスクールからは1000人以上の卒業生、200人以上の女性起業家を輩出している。


その後、片岡は大学で講師として授業を持つようになった。私は、片岡が講義を手がけた2つ目の大学、山口大学のベンチャービジネス論の2期生だ。それをきっかけに、私は片岡起業塾へ入った。


片岡が講義を持つのは、3年間。それ以上は意味がないと思っているらしい。彼は種を撒く人なのだ。


地域維新グループは、彼の山大の教え子である金子と私が、互いの会社の特長を活かしてグループ提携したことから発展して発起した。私たちは、同じ活動をする学生たちから見込みのあるヤツに声をかけ、会社を創っていった。今では10以上の法人・団体が結束した信頼関係を強く持つネットワーク型組織になっている。


第1ステップは、片岡が山口県で起業支援事業を起こす段階。(種まき期)
第2ステップは、起こした事業を軌道にのせる段階。(育成期)
第3ステップは、事業が新しく広がっていく段階。(結実期)


この結実期に私はいる。今は、広げる。

profile

田舎の仕事作りで地域維新!地域維新グループ代表。
田舎の起業にこだわる。
平成18年度事業収入は1億6千万円見込。

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