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インタビュー「先人に学ぶ」

クラフト工房経営工房経営をどうチェックし、経営感覚をどう磨くか

川村純史さん協同組合木星会 代表理事(高知県大川村)

<経営管理と営業>
信頼関係が壊れることが最大の損害

 展示会などで、是非取り扱いたい、と話を持ちかけられ、それまで経験したことがないような金額の仕事を後先考えずに引き受けてしまいがちです。もちろん、納期を守ればいいのですが、「守れなかった」では絶対に通用しない世界なのです。場合によっては、品物も引き取ってもらえない。取引は解消、結局それっきりになってしまう。

 

 私たちも、もちろん納期ぎりぎりということもありました。そんな場合、航空便を使ってでも間に合わせます。信頼関係が壊れることが最大の損害です。どんなに信頼関係を積み上げてきても壊れるときは簡単です。取引先は工房が忙しいとか、職人がけがをしたとかは関係ありません。その点に注意しながら、製作スケジュールは立てなければなりません。

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