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インタビュー「先人に学ぶ」

クラフト工房経営工房経営をどうチェックし、経営感覚をどう磨くか

川村純史さん協同組合木星会 代表理事(高知県大川村)

<製造原価と価格設定>
商品の構成

 商品には、「おとり商品」と「ふつうに売れる商品」と「儲ける商品」があります。
 「おとり商品」は相手を引きつける商品で、これが全体の1割程度。残り9割が「ふつうに売れる商品」ですが、その中の1~2割が多少利益率の高い「儲ける商品」となります。

 

 例えば、規格外の注文の場合、通常、「規格品の3倍の価格が相場」といわれます。当組合では、注文品の価格を規格品の1.5倍に設定しており、一般的な基準からすれば、消費者にとってはそれでも安い買い物になるだけでなく、当組合にとっては「儲かる商品」となっています。なぜなら、注文品といっても規格品のサイズ違いであり、それほど製造原価は違わないからです。

 

 こうした商売の仕組みを知っていれば、高い利益率を実現することが可能です。商売について勉強不足でしかもお人好し(?)だと、「材料費もそれほど変わらないし、加工の手間は同じだから同じ価格でいいです」となってしまう。しかし、規格外の注文品は既製品の3倍が商売上の基本なのです。
 もちろん、こうした商品企画も、企画商品を載せたカタログがあるから生まれるのです。

木星会ショールーム景色のよい川岸にある木星会ショールーム

木星会ショールーム内木星会ショールーム内

木星会ショールーム内木星会ショールーム内

木星会ショールーム内木星会ショールーム内

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