• 山村型起業解説
  • 事業アイディア
  • インタビュー「先人に学ぶ」
  • 農山村の背景情報
  • お役立ち情報・技術
 

森からの宅配便

森林に関わる仕事に就いてもうすぐ20年。日々の泣き笑いをご覧あれ!

2006年6月26日

大きくなれよ~

CIMG0895.JPG

昨年の雨台風で山が動いた所が有りました。
山が動いた。なんて、変な言い方ですけど、
はっきりと崩れたわけでも無く、
それでいて、2mくらい谷側に山が地滑りを起こしていて
そこに立っていたスギ・ヒノキはバラバラな方を向いて立っていた為、
今後、直材に成長する当ても無いので伐採しました。


で、よくよく地形を観察すれば、その昔にも崩れた様な形跡も有り、またここにスギを植えてもダメだろうな~。
ってことで、広葉樹に樹種転換。


が、広葉樹の苗は高い!
下手するとスギの倍位する。
それに、春先の忙しい時期に植え付けるのも手間だし・・・
そこで思いついたのが、播種更新。
人に話すと「タネ播いても動物に喰われて芽も出んぞ!」とか
「冬の間に腐ってダメになるだろうね」とか
全く見込みが無い様な話ばかり
逆にそう言う話を聞くと闘争心が湧くのです。(^v^)フフフ


昨秋にせっせと種を拾って、それを適当にばらまいたり少し埋めたり・・・
でも、本当に芽が出るのかな?って少しは心配してたけど・・


なんとかなるもんだなぁ~。(⌒▽⌒)
写真は「ミズナラ」の稚樹。
他にはクリも芽吹いてました。


これから大きくなってくれよ~(^_^)v

2006年6月24日

ササユリ

CIMG0899.JPG

今年も咲きました。(^_^)


何年か前に、咲いていた群落を根こぞぎ盗掘されて、しばらく姿を見てなかったのですが
今年は久しぶりに顔を見る事が出来ました。
これまでは、林道縁に見かける事が多かったのですが
今年は、よく見ると杉林の中にも沢山(^v^)フフフ


間伐して日当たりが良くなったからきっと嬉しくて咲いてくれたんでしょうね。


でも、なんで盗掘なんてするかなぁ?
ササユリにしても、ヤマシャクヤクにしても、エビネにしても
そりゃ、私の山にはあちこちに群落で有ります。
でもね、これらの植物は山で見るから美しいと思うのだけど・・・

2006年6月22日

時計2種

工房のパンフレットには時計が写ってます。
CIMG0863.JPG
これは、工房で仕事をしてる時、普段はラジオを付けてるから時間が分かるのですが
機械を動かしている時、来客に対応してる時にはラジオの音が聞こえないから
時間が分からない・・・(ToT)
って事で作った時計です。

時々、腕時計をしてない人が居るけど「時間はどうしてるの?」って訊くと「適当に時間が分かるから必要ない。」だって
山の中で時計でも無い日にゃ、何時に仕事を止めりゃ良いのか全く分からん。
だから、私には腕時計は必需品。
夜寝る時でさえ、腕時計が無いと感覚が狂って眠れないですよね~
寝てる時には必要ないと思うでしょ。
でもね、朝起きた時に要るの。
目が覚めると、まず腕時計を見る癖が有るから・・・・(^_^)


って話が逸れたけど
そのパンフレットをご覧になったお隣の湯来町の喫茶店の方が「欲しい」って言われて・・・


ちょっと弱った・・・
なにせ、初めて作る物については図面と言う物を書いてないんですよね。
思いつくままに寸法を決めて現物あわせで作っていくから、出来た物はこの世に一つ。
一つだと思って作るから結構凝って作ってたりして(;^_^A アセアセ・・・
それに、これを手放すと代わりの時計を作らなきゃならないし
って、事で同じようでちょっと違うのを作りました。
CIMG0866.JPG
こっちの方が簡単なんだけど、見栄えが良い。
という何とも自分でも納得しがたい時計2種。


あなたはどちらがお好みですか?

2006年6月20日

これなんだ?

CIMG0878.JPG

長く山で仕事をしてると、時々このような状態の木を見かけます。
一帯の中で特に成長の優勢な木がこういう状態になってる事が多いのですが、
雪で折れた場合には折れた残骸は1方向に集中してるのですが、
それにしては砕け散った木の残骸が当たりに散らばってる。
台風でやられたにしては、廻りの木は全く平気だし・・・


って事で結論はおそらく「かみなり」
これから夏になると昼過ぎから夕立となる日が沢山あります。
もちろん夕立につきものの雷もしょっちゅう。


それがたまたま、この木に落ちたんでしょうね。
見事なまでに砕け散ってます。


おまけに避けた木の途中には、地下足袋が挟まってるし・・・(ToT)
きっとカラスか何かの悪戯でしょう・・・(^.^;


これからは落雷の多い季節です。
皆さんも山仕事の時、夕立になると無理をせずに早めに切り上げる事も大事ですよ。

2006年6月17日

徳島県からお客様

今日は徳島県の上勝町から15名近くの方々が視察においでになりました。
向こうを朝の6時に出発して、吉和に1時過ぎ。
貴重な時間とお金をかけて来てくださったのですから、それに応えられる様に頑張らねば・・・
なんてことは、考えません。
なんせ、私のやってる事はそんなに特殊な事じゃ無いんですから・・・(^.^;


私、実は視察に行くのも好きですけど、視察を受けるのも好きなんです。
目立ちたいとか、威張りたいとか・・そう言った意味ではなくて・・・(^.^;


視察に来られるのは、大体が普段おいそれと伺う事の出来ない遠方の方々。
その方々といろんな話が出来るんですね。
その地方にはそれぞれの特徴的な林業の手法が有って、それを伺う事も出来るし、私も勉強になります。


視察自体は山へご案内して、土場、作業現場、路網などを、色々と説明しながら歩きます。
ここで、私が一番に言いたい事は私の山の作業をそのまま持ち帰っても何の為にもなりませんよ。って言う事。


山と言うのは地域によって全く異なりますから同じような施行が出来る事はまずありません。
その地域に合った作業方法。
もっとシビアに言えば、その場所に合った作業方法。
それを自分の山林経営に適合させてどのような方法がベストか?
そこを探って欲しいのです。
そのために様々な所を視察して、記憶に止めて置く事はとても大事な事でしょう。


ご自分の山に戻られて、作業方法を検討される時に私の事が頭の隅にでも浮かんでもらえれば幸いです。
最後に工房にご案内して雑談を交えて楽しい2時間半が過ぎました。
CIMG0889.JPG

2006年6月16日

木材の桟積み乾燥

私の工房では殆どが自分の山から切り出してきた間伐材を使ってます。
間伐した時に、根曲がりなどで売れない物などは自分で製材して使います。


でも、製材してすぐに使うわけにはいきません。
木材は乾燥させないと使い物になりません。
薄っぺらな板で1年。ぶ厚い物になると3~5年以上・・・
それも、隙間を作って乾燥させる必要が有るんです。


そこで、桟積みという作業をするんです。
同じ厚みの細い木(桟木)を間に入れて隙間を作りながら重ねていきます。
CIMG0871.JPG
(手前に有るのが桟木。
フォークリフトに乗っているのが積む前の板材。
右側が桟積みされた板材。 )


このときに皮を剥いでおかないと、後々虫に食われて見るも無惨な姿になるので丁寧に皮を剥いでおきます。
桟積みをした状態で、屋根の有る所で3年間乾燥させます。


こうやって、半分趣味の為に、莫大な在庫の山を抱える事になるのです。。。(ToT)

2006年6月15日

木の価格を知るには・・・

自分の所で扱ってる商品の単価を知らない経営者って言うのは普通いない。
でも、林業の場合には今までそう言った販売に携わる作業を「木材市場」が肩代わりしてくれてましたから
所有者(山主)は殆ど知らないのです。
(もちろん山を持ってる人がすべて知らないとは言いません。)


そこで自分の商品(木)がどのくらいの商品価値があるのか。一度調べてみてください。
何も文献や書類の束を目の前にして調べる必要はないのです。
市場から出てる市況報告ってのも有りますが、概ね良い所の価格しか書いてありません。
なにせ、山から出てくる木には、良い物悪い物千差万別ですからね~。


木材市場は平均して月に2~4ほど市を開きます。
山から出荷されてきた原木を、それぞれの規格に合う様に集める「はい積み」と言う作業を行います。
一本の木でも、元から先まで太さも違うし枝の状態も違う、曲がった所も有るだろうし、傷や腐れが有る所も有る。
それらを仕分けして、何本かまとめて一つの山を作るのです。
これが「はい積み」


その「はい」ごとに買い方さんは入札なり、競りなどの方法で買っていくのです。
ですから、市が開催されている日に市場を訪れると綺麗に揃えられた「はい」に買い方さんが集まって色々吟味されています。
自分の丸太には刻印が打ってありますから、何処に自分の木が有るのか探せば分かります。


「市」が終わりに近づくとその日の価格がすべて分かります。

その価格表を再度持って、自分の木の所に行ってみましょう。
この木は、このくらいの値段なんだな。って言うのが実感できることでしょう。
納得出来なければ、市の関係者に聞いてみるのも良いでしょう。
嫌な顔をされる事は無いでしょうし、もし嫌な顔をされるようであれば、その市場は「その程度」と思っても間違いないでしょう。


木材市場の見学はとても勉強になります。
時には今まで自分が持ってた常識をひっくり返される事も有ります。
時代の移り変わりによって、木材の需要も変わってくるのです。
そのあたりを的確に押さえる事によって、今と同じ木を伐採しても売り上げが伸びる事は間違いないでしょう。


林業をされてる皆さん
是非市場の見学をしてみてください。
面白いですよ~(^_^)v

2006年6月12日

木材の直販

2006/06/12(月)
前回、「何故皆さんは間伐材を直販しないのでしょう?」で終わったのですが
では、何故?何故?何故?

私が考えるに(いわゆる私見)
1.手間がかかる。
2.売り先が分からない。
3.価格が分からない。
大きく分けるとこの3つじゃ無いでしょうか?

1番の手間がかかる。
これは理由としては分かります。
きちんと仕分けをするにはそれなりの広い土場が必要だし、1本1本の木を正確に分けなくちゃいけない。
市場に持って行くと、全部やってもらえるから楽。
その代わりに手数料という形で代金を支払います。
これは、現場の状況によっては理由としては納得出来ます。

2.売り先が分からない。
これは・・・・・努力不足・・(怒られるだろうな~(^.^;)
市場に持って行かれた木は、どのような木であろうと(木としての状態を失っている物は別として)売れます。
日にちがかかる事は有っても売れます。
値段が折り合えば、誰か買う人が居るのです。

そう!誰か欲しい人が居るんですね。
その人を捜し出して直接交渉する。
その人が買った価格で直接届ける。
そうすると、手数料の2割は私の元に入ります。

一般に言われる所の「営業活動」。
あまたある業界の中で林業業界ほど営業をないがしろにしてきた業界は無いのでは無いでしょうか?
木材価格の高かった時期はそれでも良かったのかも知れないけど(取り分が多かったから)
今の様な木材価格では市場のわずかな手数料すら全体経費から見るとかなりの割合を占めます。
そこで、皆さん「営業」しましょう!
自分の木を「売り込み」に行きましょう!

恥ずかしがってはダメです。
会社の営業マンを見てご覧なさい。
どんなに頑張っても給料は決まってるのに、会社の為に一生懸命頑張ってる。
でも、あなたが頑張ればすべてあなたの物です。
胸を張って、自分の育てた木を売りに歩きましょう!

3.価格が分からない
実はこれが結構大きな要因になってるんです。
自分が育てて来た木。
立木の状態で「この木を一本売ってください。」と聞かれた時にあなたは即座に答えられますか?
林業家はなかなか答えられません。
自分の木の価値を的確に判断している人は少ないのでは無いでしょうか?
市場で売れる価格は分かっていても、それはあくまで伝票上での価格。
伝票上での価格は同じような規格(例えばスギ3m・18cm)でも様々な価格で取引されています。
下は3千円から上は1万8千円くらいまで・・・
木の顔によって価格は違うのです。

「じゃ、どうすりゃいいのよ!」って逆ギレしないでくださいね。(^.^;
次回でお教えいたしましょう!

続く・・・(^_^)v

2006年6月 7日

間伐材の売り方

さてさて、先日は間伐材事について私信を書きましたが
今回は間伐材の販売方法。

間伐材といっても普通の木材です。
中には少し形質の悪い物なんてのも有りますが木としては何ら代わりはありません。
ですから普通の木と同じような流通形態を取っています。

じゃ、普通の木はどう言った流通形態を取っているのでしょうか?
皆さんご存じですか?
普通、山から伐り出された木は、木材市場に搬入されます。
そこで規格ごとに集められた木は、製材業者に買われていきます。
そこで製材され木材問屋→工務店→建築・・・
という風に流れていきます。

その都度、流通経費や利益が加算されていきますので実際に山に残る金額から見るととても高い物についていることでしょう。

私の所もその流れを取っていました。
でも今は直販方式で木材の販売をしています。
直販方式というのは、ご存じの様に流通経路の途中を省く販売方式です。

私は市場を経路から省きました。
直接、製材工場に丸太を搬入してるのです。

メリットとしては
1.価格の安定
 製材工場と取り決めの中で価格を決定しているので安定した価格での取引が可能。
 季節に寄る価格の変動がない為収入の計画が立てられる。
2.手数料の削減
 木材市場もボランティアでは有りませんのでなにがしかの経費を取ります。
 今のスギの値段ですと売り上げの約20%を市場の手数料として支払っていました。
 それが丸々、削減されるのですから年間を通してみるとこれは大きい。

でもメリットばかりでは有りません。
当然デメリットもあります。
1.仕分け手間がかかる
 製材工場では必要とする木は概ね決まっています。
 特に大きな工場になれば成る程、原木の規格がシビアになってきます。
 それを山側で選別しなくちゃいけない。
 慣れれば、それほどでも無いのですが、最初の内はかなり面倒な事でしょう。
2.量がまとまらないと出荷出来ない
 市場に搬入する場合には十把一絡げで搬入しても問題ないのですが、
仕分けをして搬入という事になればトラックに積み込める量になるまで山土場で待機ということになります。
 時期が悪ければ、虫害などの心配も有りますので気を使います。

では、何故多くの人は直販をしないのでしょう?
それは、また次回・・・(;^_^A

2006年6月 5日

間伐材

「間伐材」と聞くと皆さんはどんなイメージを持っているのでしょうか?

曲がった木
成長の悪い木
他に使い道が無い不良木
・・・・etc
あまり良いイメージは無いのでは?

でも、林業界が不況の波に飲み込まれて、伐期がとてつもなくのびてきている今
(これまでの40年伐期から、80~100年伐期に移行しようとしています。)
その途中で間伐した木は、やっぱり「間伐材」
たとえそれが収入を得る為に、良い物から伐っても「間伐材」
50年生の間伐材なんて、そりゃ立派な物ですよ。

ちなみに私は間伐材の販売だけで生計を立ててます。
だからこそ余計に「間伐材」って名前が好きじゃないんですよね。
何か言い名前が有ったら教えてもらえませんか?

2006年6月 2日

小屋の修理

先日のブログで、木材が使用可能になるまでには「乾燥」が大事。って書きましたけど、本当に大事なんです。
乾燥されてない木材は、組上がった後に収縮を繰り返し板で有れば反り返り、角材で有れば寸法が小さくなって建物の強度を落とす原因にもなるんです。
でも、昔の大工さんはその収縮すら計算して(コンピューターを使ってた訳でもないのに)
収縮しても大丈夫な様に、いや収縮する事によっていっそう強度が増す様な様々な継手を利用してました。
今ではプレカットで刻みを入れ、金物で固定させる。と言う方法が一般的ですので乾燥は欠かせません。

そうそう、一度お宅の屋根裏に入ってみてください。
そうして桁や梁を固定してあるボルト、ナットを確認してみてください。
何カ所か緩んでるのが有るはずです。
これは、組み立て時には固く締め付けたはずなのですが、その後の収縮によりゆるみが出たのです。
スパナで増し締めをしておきましょう。
これで、彼方のお宅も地震には万全!(^_^)v

さて、話を元に戻して
当工房の乾燥小屋のことです。
有る程度、屋外で含水率を下げた後は屋根の有る所で数年乾かします。
(ほったらかしにしてる。と言う人も居る・・)

当方では山土場に併設して10m×5mの小屋を作って居たのですが
今年の冬の大雪で屋根が崩壊してしまいました。
(広島県と言うと冬も暖かい感じがしますが、今年の冬は積雪160cmを超えました。)
CIMG0157.JPG

早く直さなくちゃ、と焦ってはいたのですがなかなか思う様に時間が取れず放っておかれたのですが
さすがに梅雨を目の前にするとそうも行かず、修理に取りかかりました。
まずは壊れた材料を撤去して、使える物はすべて再利用。

屋根の形状も陸屋根から合掌屋根へ変更。
必要な材料を作る為に丸太を切り出して製材。
(この自分で材料を調達出来る当たりが林業家の強みかも・・)
手持ちの資材をフル動員してようやく完成しました。
CIMG0859.JPG

これで、梅雨が来ても安心だ(^_^)

profile

森からの宅配便 西中国山地の山あい広島県廿日市市吉和で林業から木工まで、森林にどっぷりと浸かって抜け出せない毎日を送ってます。

お知らせ

2011年4月

S M T W T F S
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

カテゴリー

最近のエントリー

最近のコメント

最近のトラックバック