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里山を定義する。その5

   里山を考える101のヒント」(日本林業技術協会編 東京書籍発行)
という本を図書館で見つけました。
いろいろと、今まで、考えていた定義なんかが実にうまく、
まとめてありました。
 なんだ。これ読んでればいいじゃない。なんて、思ったほどです。
今日の里山の問題点をいろんな方向から、取り上げらていて、
里山を考える入門書として、良書だと思います。

 で、この本に、里山をこう定義してありました。
「日常生活および自給的な農業や伝統的な産業のため、
地域住民が入り込み、資源として利用し撹乱することで
維持されて来た、森林を中心とした景観」
そして、こう続きます。
「里山の範疇には、里山林と隣接し深い関係を持つ集落
や耕地も含めて考えるべきでしょう。」
さらに
「里山は、地域社会の文化や人々の生業から大きな影響を
受けていて、ことに東アジアでは、この地域に広がる自給的・
家族的な農業と不可分に結びついています。」
そして、こう結びます。
「里山には、生活のなかの風景としての歴史もあります。
(中略)昔話や説話のなかでも里山は重要な舞台となって
います。里山は、すぐれて文化的な存在でもあるのです。」

 この文章を書いたのは、大住克博さんという方です。
この本が出版された当時、森林総合研究所の関西支所で
風致林管理研究室長を努めておられる方とのことです。
 実に良くまとめてあり、的確な表現に感心しました。
この後、大住さんは、実に鋭い指摘をしておられます。
そのことは、また、後日改めて、書きたいと思います。

コメント

Posted by: 森んこ二等兵   [ 2006年10月 6日 01:08 ]

昔のおじいさんなんか、懐かしそうに里山のことを話されるっす
本当に生活にむすびついていたんだなーと思ったっす

Posted by: chichi   [ 2006年10月 9日 14:30 ]

 何らかの形で次ぎたいものです。
 今日、歴史好きの人たちが集まった席で、為政者が歴史の遺産を破壊する話が出ました。織田信長の比叡山焼き討ちとか、明治の廃仏毀釈とか、様々な戦争とか。
 その話を聞きながら、気がつかないうちに破壊されていく歴史もあることを思いました。
 里山の生活やそれが培ってきた文化が、気がつかず破壊させていきました。
 でも、今なら、まだ間に合う。森んこが使命として継いでいきたい。そう思いました。

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まいど「森林楽校・森んこ」です。 平成9年、大阪から名田庄村にIターンして、森林組合に就職。
「NPO法人 森林楽校・森んこ」の代表です。

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