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山をつくる

山主さんはお客様。
地域の人たちと一緒に「山」を守っていきます。

2008年5月 9日

GWあけ

作業員一人につき車一台の割合で現場へ行く為に
時折、現場の駐車スペースには何台も車が駐車し
いささか混雑する事もあります。

でも、午前と午後では個人単位で現場が変わる事もあるので
一人一台で移動するのが(今のところ)便利なわけです。

そうすると、作業車と自家用車の2台を持つ人ならそれでいいのですが
私の場合自家用車と作業車兼用なので (日吉の作業員は私を除いて皆2台以上所持)
休みの日に家族で出かける時にいささか問題が起こります。

冬は泥でコテコテ
夏は虻が大量に侵入してくるし
何よりガゾリン臭いのが不評です。


虻や泥は仕方が無いにしても
ガソリンはチェーンソーや燃料入れを出しておけば
臭いもマシになるはずなので事前に出しておきます。

「ガソリンの臭いマシになったやろ?」
と聞くのですが
「ええ~? 臭い」


なかなか容易ではありません。

2008年4月25日

トヨタ行って来ました。

細部に規格化された工場と不確定要素の強い林業とでは
不一致する点が非常に多いのですが。
「生産システムの構築と改善」という点や「最後は職人の技術力」という点など
ものづくりの根底で繋がる要素は、何処の業界でもさほど大差は無い。

という事で、ものづくりのトヨタから学ぶべき所は多いのではないかという期待をもって視察に望んで参りました。

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2008年4月17日

週末はトヨタへ視察

去年の9月。 豊田自動職機、三菱UFJリース、三菱UFJリサーチアン&コンサルティングの方々が日吉へ視察に来られました。
1~2時間ほどの間、現場など見られたそうなのですが、主に参事以下、事務の者数名で対応したそうです。


そして今年。
2月の全体会議で、豊田自動職機の方が日吉を視察して
気がついた事をまとめた文書が配られました。

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2008年4月16日

伐開の応援

今担当している3現場のほかに
新たに2現場。作業道の伐開の応援に行く事になりました。


現在、木こりのセクションで収益間伐の現場を管理している者が2名(係長とリーダー)
いるのですが、それぞれが受け持つ現場があります。


今回の伐開は、「私達が受け持たない現場」の伐開なので
事務方から受ける案内も、私達が伐開をする林分のみ。
非常に限定的な案内となりました。

あと、先にも書きましたが
今年の春から新たな役職として
「係長」が事務、機械、、木こりのそれぞれに創設されました。。


日頃、方々の現場に散っている作業員どうしの情報交換や
現場の完成度アップに効果が期待されます。

2008年4月10日

査定・2008

2008年度、給与査定結果の面談が行われました。
新しいアイデアや新しい機械が導入される事によって
守らなければ成らないルールは微妙に変化し
ルールがしっかり守られている事で
少しずつではあるのですが生産力の向上繋がってゆく。


この微妙な変化を理解しないまま
去年と全く同じ事をしていると
当然、周りからすれば「何やってんだ!?」と言う事になる。
周りは冷静に見ているわけです。

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2008年4月 9日

更に新たな現場

月曜、下の娘の入園式があり仕事を休み。
昨日、新たな現場の案内をリーダーより受けました。


現状、3つの現場を掛け持っている状態です。

●宮の奥→搬出間伐終わり、搬出も目処がつく。 残りの搬出と切捨て間伐、道直し。
●佐々江→支障木伐開中(進捗5割)、作業道の開設が直後より追いかけてくるが、 道直しの為、来週から15日~30日間は宮の奥へ
●千切迫→支障木伐開開始、作業道の開設は一週間後の予定。


他の現場で、開設チームの作業が終わってくるので
ちょっと忙しくなってきました。

chikirisako_map01.gif

千切迫の地図です。
この画像ではちょっと見にくいのですが
赤黒い線があります。
これが開設予定の作業道です。


あと、所々に赤いペンで書き込みがなされているのですが
開設用の(重機乗りの)人工とポイント(地図上では赤い点)ごとの距離。 
あと何処にどのような構造物があるかが表現されています。
※ちなみに、赤い丸で囲われている部分には「196m、3.8人」という書き込み。


つまり、この地図は元々作業道を開設する人に必要な図面なのですが
転じて、先行して伐開作業をする私達にとっても把握しておかなければならない情報です。
非常に見やすいと思います。


ありがとうございます。
井上さん。

2008年4月 6日

チップの底力

今月から新たにスタートした現場があります。

谷底を真っ直ぐと伸びる作業道 (赤線) に支線が所々生えています。総延長は2キロ程です。
作業道と並行して公道 (青線) があり、公道から上が概ね雑山。
山主ごとに色が分かれています。
40年生から50年生の杉林が多くを占め、作業道奥の緑色の山主さんの山に90年生の林分と
その下、オレンジの斜線の山主さんの山に70年生の林分があります。

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2008年4月 3日

雨の日

花冷えと言うのでしょうか、春だというのにグッと冷え込む日がありまして。
雨がシトシトと降る程度でも、氷水のように冷たく感じます。


先日は、そんな雨が降ったり止んだりで、時折ザ~っと本降りする事もあったので現場を撤収。
様子を見つつ室内でシイタケの菌打ちを行う事にしました。
日吉では、特にシイタケの生産を行っているわけではないのですが
今回はたまたまホダ木の仕入れが2000本程あったので
「それならば」 と、この日は室内作業です。


2008年3月31日

見積もりと施業

ついこの間の現場で間伐本数50本という現場がありました。

元々、田んぼだった土地に山主さんが杉を植林されて
現在4~50年生程の林分に育ったのですが
倒木やシケ木などが結構な割合でありました。

ひとまず、50本伐ったのですが
ボコボコと崩れたような木や、シケ木など
伐らなければならない木が約10本程残ってしまいました。

当所、見積もりどおりの施業で収めようと話しをしていたのですが
参事の意見など考慮して
結果的には残りの悪い木を間伐する事にしました。
見積もりは越えるのですが
超過分はこちらの作業単価を下げる事で対応するという結果となりました。

2008年3月27日

掛かり木はこれで。

ハーベスターが作業しやすいように伐倒を行うときは
必ずしも倒しやすい方向に倒せるとは限らず。
掛かり木覚悟で伐倒しなければならないシーンが時折あります。
(本来は掛かり木などせずにスムーズに伐倒するべき)
掛かり木になると、その場で処理をしなければならずタイムロス。
枝の張ったヒノキの伐倒などは最たるもので
何とかしたい訳です。

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木柵

去年の暮から入っている現場なのですが。
作業道の総延長が2キロほどの現場で、全て新規開設します。
総面積が20haほどあるのですが所有者は2名。
所有者ごとに材を仕分ける手間からすると非常にシンプルなのですが
この現場、作業道を開設する際に必要な構造物が随所に必要でした。


構造物というのはもっぱら「洗い越し」※1と「土留め用木柵」「作業道に敷く桟」の事を言っているのですが
これらを造るのに要する材は、現場で調達しています。
今回の現場では、横断する川も深く、傾斜が急な場所もあったため
予め構造材を確保するための伐採をしなければならない事は解っていたのですが
予想以上に土質が悪かった。

斜面を削ればガラガラと土砂が崩れてくるような危ない場所があり、
場所によっては土留め用木柵を延々と設備。
必要とされる構造材の量も倍以上に増え
伐採にあたった木こりの人工も、必要以上に増えして(構造するのに適した大きさの木を探して切り出してくる作業は結構手間がかかっています。これは改善しなければならない点)
現状、一人あたりの搬出量が6㎥ほど。
これはヤバイ!

miyanooku.jpg

※洗い越し
木組み石組みをして重機が川を越えられるようにするための足場。配管をせず、水は石組みの間や上を流れる。規模によってはL型用壁を使用する。


2008年3月26日

林業技士 合格しました!!

嬉しいです。
久々に学生時代のように勉強して、刺激になりました。
ただ、学生と違うのは、その知識を活用できるフィールドが身近にある事です。

社会人が勉強するって、良い事ですね。疲れるけど・・・。

2008年2月 2日

東京へ行ってきました

林業技士(森林環境部門)の講習と試験のためです。
1日2講義づつで4日間、午後の部は、なんと4時間です。聞いてる方もたいへんですが、先生もたいへんだったでしょう。
最終日の試験は本・ノート持ち込み可なので問題無いかなと思ってたのですが、記述問題が多くて時間が足りませんでした。内容も正直あまり満足いってません。何とか受かってますように・・・。

15年前まで(学生時代)は、こういう事を毎日やってたかと思うと、若さってすごいですね(笑)
でも、久々に脳みそに刺激を受けた気分です。

参加者の方で、前に別部門の試験を受けた経験のある方が言ってらっしゃいました。
「昔よりも難しくなってるわ。」
林業技士に興味のある方、応募するなら早い方が良いみたいですよ。

2008年1月26日

1月は行く

と言いますが、ほんとに行ってしまいました・・・。
当組合は1月末が決算のため、この時期からしばらくはバタバタです。
今、私の担当している現場は2つあって、どちらも9割方仕上がっています。今月中に完了できれば19年度の事業量にカウントできる(つまりは期末手当にも影響する)と頑張っていたのですが・・・、
今週はほぼ毎日の雪景色。
作業道の最終仕上げ作業は、現場がベチャベチャだとできないので、結局2月にずれ込んでしまいそうです。現場チームも毎朝現地を見に行っては、「あかん、今日も無理やわぁ。」と、事務所へ戻って来てました。

天気には勝てない、なんて言ったら、多雪地域の人に笑われるでしょうか。

そう言えば秋田では、沢の積雪を圧し固めて機械を林内に入れ、材を搬出するそうです。
林業は、本当に地域性の強い産業ですね。

2008年1月 9日

明けましておめでとうございます!!

本年も、どうかよろしくお願いいたします。
さっそくですが、元旦早々、風邪を引いてしまいました。
インフルエンザです。初めて熱が39度を超えました。
町医者に往診に来てもらったのも初めてでした。

山で働く皆様、健康第一で頑張って下さい。(笑)

2008年1月 6日

去年の現場

新年あけましておめでとうございます。
去年後半ぐらいから、バタバタとしてしまって
久しぶりの投稿となってしまいました。


さて、
私の関わった現場で、一番最後に決算のあがった現場が
9.4㎥/人でした。
谷沿い一本道の作業道。
その前半は細かなスギ、ヒノキ林がならぶ「手遅れ気味の林分」なのですが、後半には胸高50〜60くらいの杉が並ぶ林分があり、この後半部分での立方あたりの作業人工の成績が良かったのが、要因として大きかったと思われます。
あと、谷自体がなだらかな傾斜で奥まで延びており、他の現場に比べて全体的に作業がしやすかった事も要因でした。


条件的に恵まれていたのですが、伐採コストをもう少し下げる事で10㎥/人は越えられたと思われます。
目標達成までもう少しと言ったところです。

2007年12月28日

もうすぐ一年が終わりますね

私にとっての今年は、本当に、ほんっと~にアッという間に駆け抜けていきました。
皆さんはいかがでしたか?

特に思い出深いのは、「森林施業プランナー育成研修」を担当して、全国150の森林組合さん(一部素材生産業者さん)と関わった事。
準備や後始末は大変でしたが、その分は、講師としていらっしゃった全森連や林野庁の精鋭陣、素敵な学者さん、コンサルタントの達人さんなどに出会えた事で、十分モトを取ったと思っています。

仕事では、町内で7つの地区を団地化し、間伐のプランを造りました。また、延べ1,323人の山主さんと、「森林保全・管理業務」の継続手続きを行いました。

通常業務と視察対応を含めれば、2,000人位の山林関係者と接した事になります。その方々から、たくさんの「ありがとう」をいただき、たくさんの「がんばれ」をいただき、また、たくさんの「何やってんだお前はっ!」というお叱りもいただいてしまいました。

来年は、もっと「ありがとう」の割合を増やせるよう頑張ります。


皆様、良いお年をお迎え下さい。そして、来年も宜しくお願いいたします。

2007年12月20日

当組合が天皇杯を頂きました!

すごい事になりました。びっくりです!

今日は午後から祝典があり、その後4名の学識経験者さん達のシンポジウムが開かれました。
ディスカッションの内容は、「日吉町森林組合の到達点と日本林業再生の課題」。それぞれの方がウチの組合を語られ、叱咤激励も頂きました。
身の引き締まる思いでした。
その後、夕方から祝賀会があり、今は職員連で二次会中です。私達は車で帰らないといけないので、ノンアルコールです。

今回の受賞に恥じないよう、これからも頑張ります。

2007年11月29日

月日が飛ぶように過ぎていく中、

先週、久々に旅に出ました。
主にJRの鈍行で、京都~岡山~津山~松江~三次~福山~備前~京都、の2泊3日です。

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2007年11月 7日

森林整備地域活動支援交付金

 という、長~い名前の制度をご存じですか?
 この制度、5年前から始まったのですが、大雑把に言うと地域でまとまって市町村と協定を結び、作業道の点検補修や施業境界の画定を行えば行政から交付金がおりる、というものです。以前は山の巡視も対象行為だったのですが、今年度から外れました(地域の森林調査はほぼできたと判断したのでしょうかね)。
 この制度、我々にとっては非常に有意義ですもんで、日吉町内全域を対象にして取り組んでおります。ただ、山主さんの取りまとめがたいへんで、その数1,300件!!(共有、団体名義含む)。
ここしばらく、土日は電話のかけ通し・・・。
 山仕事もいろいろです。
 幸い、現時点で95%の方から参加の意思表示を頂きました。

profile

京都の中央部、日吉町森林組合は『森林プラン』で山づくり。
山村に活力!
(現場職員&事務職員二人体制で更新)

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H19林業普及指導事業実施計画書のヒヤリング(林業普及指導員BLOG(AGのつぶやき))
2月の勉強会
引き戻せなくなる前に(英会話プライベートレッスン・英語個人レッスン・マンツーマン英会話 ETC)
不都合な真実
森林整備・林産事業の収益状況検討会議(林業普及指導員BLOG(AGのつぶやき))
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