• 山村型起業解説
  • 事業アイディア
  • インタビュー「先人に学ぶ」
  • 農山村の背景情報
  • お役立ち情報・技術
 

そまびとたちの奮闘記

NPO法人信州そまびとクラブ。
山仕事をしながら、
林業のこれからの姿を提起します。

« 失われた午後 | Main | 助かりました »

また遅れる

 

100219coccothraustes2.jpg

我が家に時々珍客のあることは、以前から何度もお伝えしていますが、この珍客、時を選ばずにやって来るうえに、緊急の場合が多いのが困りものです。


 一昨日の朝、仕事の支度をしてさぁ出発というときに、村内から電話が入りました。「鳥が窓ガラスにぶつかって、動けなくなっています」とのこと。動物の野生復帰は、人間の救急救命率と似ているところがあって、保温などの処置が早ければ早いほど回復がスムースな場合が少なくありません。仕方なく「すぐ行きます」と言って電話をきり、問題の鳥を回収しました。


 幸いケガがないようなので、カイロで温め、しばらく軽トラの運転席で様子を見ていると、元気に飛びはじめました。今回は拾った方の対処もよく、鳥が暴れないように外が見えない手提げ袋の中に、保温用の布といっしょに入れておいてくれました。これは大切な二つの基本です。


 おかげで、1時間半の遅刻。また現場の工程が遅れましたが、鳥は無事に山に帰っていきました。よかったよかった。

100219coccothraustes1.jpg

元気に動きはじめたシメ。北海道では繁殖していますが、本州では普通、冬の鳥です。スズメよりも大きく、ぶっ太いくちばしが目印。咬まれると痛いのですが、この子はおとなしかった。

コメント

Posted by: somanba   [ 2010年2月21日 23:31 ]

無事に山へご帰還で何より。
ふくふくした体つきをみて、イカルを保護した時のことを思い出しました。
この時期の山は、鳥たちが人を恐れず平気で傍に来るような
気がするのですが?
多分ルリビタキ(雌)がはい積みの上に遊びに来ます。
妙に饒舌でまね上手な鳥が居るのですが姿が見えず。
携帯のボイスメモで録音でもしてみようかしらん。

Posted by: かなめ   [ 2010年2月22日 05:39 ]

 たしかに、厳冬期は妙に近くまで鳥が来るように感じる
ことがありますね。そんなときは仲間として認めてもらえた
ような気がして嬉しいものですが、けっきょくは皆、また森の
中へ行ってしまい、こちらの意識も再び人間界に戻ってきます。
 近ごろ佐久地方で饒舌なやつと言えば、ガビチョウですね。
いろいろなサイトで鳴き声を確認できるので、ためしてみて
ください。我が家で録音した個体は、私のわかるものだけでも
イカル、ジュウイチ、キビタキ、ウグイス、ホトトギス、モズ、
コジュケイ、を混ぜていました。

コメントを投稿

profile

そまびとたちの奮闘記 「そまびと」とは「きこり」のこと。現代のそまびと=技能職員たちが起業し、模索しはじめました。

お知らせ

要林産のホームページ somabito.jp をどんなものにしようか、現在思案中です。なにか良い案があったら、ぜひコメントに書き込んでください

2010年2月

S M T W T F S
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28            

カテゴリー

  • カテゴリを追加

最近のエントリー

最近のコメント

最近のトラックバック