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そまびとたちの奮闘記

NPO法人信州そまびとクラブ。
山仕事をしながら、
林業のこれからの姿を提起します。

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アカシア退治・・・その2

諏訪様のアカシアについて、タイトルも含めて単純にアカシアと書いてしまいましたが、正しくはニセアカシアと呼ばなければいけません。まず、本家のネムノキ科の「アカシア」様にお詫び申し上げます。本家よりもこちらの方が有名なあまり、つい現場ではニセアカシアのことをアカシアと呼んでしまいます。

 

090327pseudoacacia1.jpg

 さて、このハリエンジュとも呼ばれているニセアカシア(ちなみにこちらはマメ科)。現場での状況はご覧のとおりです。


090327pseudoacacia2.jpg

 もっと近づくと手ごわさがわかりますね。
 

090327pseudoacacia3.jpg

 ひつこく、マクロで寄ってみました。ここまで強烈な棘は、おそらくこの島国の固有種には見られないと思います。こういう植物の藪に突撃するのですから、命までとられることはないとしても、やはり一般人は考えてしまうのではないでしょうか。
 血まみれの戦いの末に私が行なうとどめの一撃とは...  to be continued

コメント

Posted by: ふるだぬき   [ 2009年3月29日 09:36 ]

Robinia pseudoacacia
取り組めば取り組むほど
奥が深い生き物だと実感します。

先日開催された日本生態学会や日本森林学会でも、こいつの生理・生態などの習性がいくつか報告されていました。

本業ではないのに・・・未だに興味が湧いてくる不思議な樹種です。

Posted by: somakudo   [ 2009年3月29日 13:23 ]

こいつの棘に刺されると化膿しませんか。
この間なんか、膝小僧に数日間刺したままでいて、
カミサンに取ってもらったら数ミリの長さで入っていましたね。
お~いてぇ。

Posted by: かなめ   [ 2009年3月30日 06:58 ]

ふるだぬきさま
 pseudo(プセウド)はそのまんまで「偽」というラテン語だそうですね。
pseudolusまたはpseudulusで「うそつき」とのこと(研究社羅和辞典)。
本業ではない…と言うのは本当ですか?? なにやらどこぞの研究
機関ではこの木の強度試験をやっていると聞きましたが。それとも
本業はfagus(ブナ)ということでしょうか。
 ところで、この興味深い生き物のこと、北米から入ってきたときの経緯
を詳しく知りたいものですね。先日フランス林学派とドイツ林学派について
調べた方の講演を聞く機会があり、どんな物事にも最初の思惑や社会
情勢が影響していて、後世の者にとってはそれを精査する必要がある
ことを強く感じました。来月、この木についての読み物が出るそうですが、
移入時の背景なども書かれているといいですね。

Posted by: かなめ Author Profile Page  [ 2009年3月30日 06:59 ]

somakudoさま
 まったくやっかいなヤツらですね。化膿の有無は体質にもよるようです。
私の場合はたまに化膿する程度。でもとにかく痛い。コメントのように、
ばかに痛くて何日かしてほじくってみると、やっぱり長いのが入っていた
なんてこともよくあります。

 もしもこいつを活用することになったときは、品種改良で棘を無くして
もらいたいものです。でも、里山の緩衝帯にある程度の幅で若木が茂って
いれば、棘の威力で動物も嫌がるかもしれませんね。

Posted by: ふるだぬき   [ 2009年3月30日 10:21 ]

pseudo-acasiaとは、学名を付けた人のセンスを感じます。
ま・・・是を直訳した「ニセアカシア」ってのも何ですけどねえ・・。

アカシアについては、移入時の背景などは、結構ブラックボックスで、4月に発行される本でも、細かい記載はありませんでした。

トゲがあれば、動物が食べないのではないか?との話をあるかと思いますが、実際には北海道ではエゾシカがばくばく食べるようですので・・。

Posted by: かなめ   [ 2009年3月31日 05:39 ]

 移入時のことがブラックボックスと聞くと、よけいに好奇心がそそられ
ますね。いつも心の片隅にぶら下がりそうです。ひょっとすると筑波
あたりに手がかりが残っているのかもしれませんね。経緯から想像
して土研でしょうか。

 ところで、昨日も格闘しながら思ったのですが、北米ではどんな立場で
どのように生きているのかも興味があります。北海道のシカがよく食べて
いるとのことですが、昨日は通りがかった人が連れていたミニチュアダックス
も、切りたての形成層にむしゃぶりついていましたよ。けっこううまいのかも
しれませんね。

 強度があって通直強靭、どこにも生えてハチミツOK、萌芽更新の薪炭に
ぴったりで形成層もけっこううまい…。これぞ無敵のバイオマス。
ってか?

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そまびとたちの奮闘記 「そまびと」とは「きこり」のこと。現代のそまびと=技能職員たちが起業し、模索しはじめました。

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