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そまびとたちの奮闘記

NPO法人信州そまびとクラブ。
山仕事をしながら、
林業のこれからの姿を提起します。

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アカシア退治3

 

090401pseudoacacia.jpg

先日お伝えした諏訪様のアカシア退治は、ご覧のように見通しが良くなりました。ただし、このままでは切り株から萌芽するため、2~3年で何事もなかったかのようにもとの状態になります。

 そこで、この現場では使いませんでしたが、別の現場で試験的に下の除草剤を切り株に使ってみました。20倍に希釈して使用するように書いてあります。以下は説明書きから、

イネ科と広葉雑草との間に選択性があり、広葉雑草に高い効果を示します
成分 トリクロピル 44.0%
トリエチルアンモニウム=3,5,6-トリクロロ-2-ピリジルオキシアセタート
水等 56.0%

090401triclopyr.jpg

コメント

Posted by: ふるだぬき   [ 2009年4月 7日 07:49 ]

切り株処理は、案外面倒では無かったでしょうか?

当該薬剤は、とある山で実践された薬剤ですが、切り株の見落としなどで、根絶に数年かかったと聞いています。
また、処理時期とすれば、今ではないほうが良かったようにも思います。
(休眠期は効きが悪いです)

Posted by: かなめ Author Profile Page  [ 2009年4月 9日 18:39 ]

 結論から述べますと、丁寧に株処理をするには見落とし防止のための
段取りが必要です。歩掛で評価しようとするとかなりの工数になるでしょう。
 同種の液剤を以前に使ったことがあります。当時、施工管理という
概念が存在しない事業体でしたので、水鉄砲のように薬液をチュウチュウ
飛ばしながらの作業でした、しかも河川敷で。当然、余分なものにまで
かかる状況でしたから、結構高い確立 ―たぶん9割以上― で株が
枯死していたように思います。

 今回は、一株ずつブラシで塗布しましたので、推察のとおりかなりの
手間であり、かつ見落としの可能性もあります。それをカバーするためと、
取り説の「2~3回塗布」の指示に従い、日にちを置いて株に2回の
塗布作業を行いました。するとどうでしょう、見落としの最たる例として、
なんと伐採忘れの細い株まで発見する始末でした。

 取り説では3月OKとなっていますが、標高の高い当地では早すぎました
かね?? このブログは発注者にも読んでいただいていますので、いずれ
成果も報告しますね。

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そまびとたちの奮闘記 「そまびと」とは「きこり」のこと。現代のそまびと=技能職員たちが起業し、模索しはじめました。

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