• 山村型起業解説
  • 事業アイディア
  • インタビュー「先人に学ぶ」
  • 農山村の背景情報
  • お役立ち情報・技術
 

そまびとたちの奮闘記

NPO法人信州そまびとクラブ。
山仕事をしながら、
林業のこれからの姿を提起します。

« 林業起業希望者、林学生必見 | Main | 思い出とは? »

ITMの続報

081025itm.jpg


先週末の三日間、岐阜県郡上八幡で開催された林業アイターンミーティング。すでに第一報を掲載しましたが、信州そまびとクラブの工藤さんから、私が撮影できなかった実習班の画像が届きましたので、続報としてお伝えします。


 最近思うのですが、この下にも紹介するかかり木処理のアイディア、道具代はかかりますが、荷物にならずに安全かつ楽ちん、こういうものの普及には今回のITMや業界誌の紹介コーナーなどの果す役割が大きいのですが、自分も含め「良いとわかっていて、やってみない」というのはどういうことなのかな?と悩みます。もっと頭をやわらかくしなきゃいけない!


081025itm2.jpg


 三日目は、密集したヒノキ林での切り捨て間伐がテーマでした。この行事、参加者が多様なので、実習ではその人の経験に応じた班分けを行うことになっており、これは経験年数5年未満の人を対象にしたものかと思います。講師はこのサイトにも時々書き込んでくれる○○さん(=だんさん)。一部始終を見ていた工藤さんによると、説明がわかり易く「これはいただき」というネタが随所に見られたとか。


081025itm1.jpg

 ペツルのミニトラクションでしょうか。講師はこうしたクライミングギア(フリークライミングなど岩登りで使う道具)応用のエキスパートです。滑車で力の方向を変えつつ、中にあるカム機構でロープが反対方向に戻らないという仕組みを上手に利用しています。


081025itm3.jpg

 かかり木処理も、ちょっとした道具を持ち込むだけで、このように力の方向を変えて安全性が高まり、より楽な状態で行うことができるようになります。これだと引っ張るちからと、踏ん張る足の力の両方とも、木を倒す方向に作用することになりますね。

コメント

Posted by: だん   [ 2008年10月25日 19:20 ]

伏せ字でなくても大丈夫ですよ。隠してませんから。

ロープ、今回はあくまでもチェンソー中心の講習にしたかったので、ミニトラクションはオマケです。時間とのかねあいでだいぶズボラしてます。
かかり木処理は僕がササッとやって、チェンソーの時間を確保しました。

特にボランティアの方に補助具を使った伐倒を指導するときは、別の滑車で折り返して安全な場所でシステムを組んでいます。

Posted by: かなめ   [ 2008年10月25日 21:39 ]

だんさん
 早速ありがとうございます。それでは、せっかくなので匿名解除させていただきました。

 
 私自身がきちんとだんさんたちの班も取材できていれば、次回の森林技術に紹介させてもらえたのですが、すみません中途半端に参加者になってたもので、完全にそちらを偵察に行くのを忘れていました。


 (わざとかけるのも含めて)かかり木処理などの小道具、「私ならこうする集」みたいなものをまとめたら、きっとおもいしろいですよね。使いつけていない道具は、どうも食わず嫌いになりがちなので、自分のそういう部分を改めたいと思います。

コメントを投稿

profile

そまびとたちの奮闘記 「そまびと」とは「きこり」のこと。現代のそまびと=技能職員たちが起業し、模索しはじめました。

お知らせ

要林産のホームページ somabito.jp をどんなものにしようか、現在思案中です。なにか良い案があったら、ぜひコメントに書き込んでください

2009年8月

S M T W T F S
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          

カテゴリー

  • カテゴリを追加

最近のエントリー

最近のコメント

最近のトラックバック