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そまびとたちの奮闘記

NPO法人信州そまびとクラブ。
山仕事をしながら、
林業のこれからの姿を提起します。

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花冷え2

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今日も現場には雪が舞いました。水を揚げはじめたサルナシを切ると、ポタポタと水がしたたり落ちます。冬の名残と春の訪れのコントラストを出したかったのですが、いかんせん携帯電話のカメラでは難しい!


 現場はかなりの奥山です、そして今日手入れをしたエリアは、植林したカラマツが蔓植物に負けて全滅してしまった場所。だから将来大きく育ちそうな広葉樹を残し、その広葉樹に影響のない、クマの餌になりそうな植物を残しておいた方が、クマを山から下ろさないという意味で役立つような気がするのですが、「蔓を見たら切る」が林業の常套句。

 こういう素朴な疑問も、設計する側の人たちに提言してみようと思っています。

コメント

Posted by: こーりきー   [ 2007年4月10日 08:28 ]

サルナシは
とにかくうまい・・
もったいないなぁ(^^)

フジは仕方ないけれど
サルナシも切るものなんですか?
ホント
クマ君に残して置いた方が
みんなが幸せなような・・・

Posted by: かなめ   [ 2007年4月11日 06:09 ]

 そうなんですよ。サルナシは美味しい。それに、このエリアには、ヤマブドウも多く、全山カラマツになってしまっている地域としてはある意味で貴重な場所、ということも言えるかもしれません。

 できることなら、この地域で推定されるツキノワグマの個体数と、行動圏をもとに、ゾーニングをして、付近の山仕事の設計に、封じ込めのための餌資源の確保を盛り込んでもらいたいですよね(はたしてこの考え方が妥当かどうかをまず確認せねば…)。

 経済行為としての林業には、野生生物の方を向いていないところが他にもたくさんあります。枯れ木はどうなのか。倒木はどうなのか。草本と動物の関係などです。フジだって、重要な生態系の一員だと思いますよ。

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そまびとたちの奮闘記 「そまびと」とは「きこり」のこと。現代のそまびと=技能職員たちが起業し、模索しはじめました。

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