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森からの宅配便

森林に関わる仕事に就いてもうすぐ20年。日々の泣き笑いをご覧あれ!

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苗畑にて

社長と熟練作業員Sさんの、今朝の会話・・・
 
 『苗畑どんな?後何日位で終わりそう?』

 『まぁ・・・、まだしばらくかかるよ。』

 『もう少し人数入れて今週中にめどつかんかねぇ?』

 『そがぁなコトにはならんよ。苗畑は人がダーっと入って
  ダーっと終わる仕事じゃないんじゃけぇ!!』

今週から苗畑が始まっています。
Sさんとワタシ、コウモト君の3名で進めています。
まずは床替え作業。
苗床をつくり、肥料を巻き、苗を根切りし、植え付ける・・・
約13000本。とにかく時間との戦い。
春は雪おこし、植え付け、苗畑・・・と期限付きの仕事が多い!
さらに現在、けっこうな注文材が入り
来週あたまにグラップルのデモ機がくる・・・
という密なスケジュール。
なんとか今週中に苗畑を終わらせたい、、、終わらせなければ!
と思うのは、正直社長だけではありません(苦笑)
しかしSさん。
苗畑にあまり大勢の人員を配置する事を快く思っていない。
確かに、苗畑は少し特殊な仕事です。
『今日挿す分の畑をその日につくる』が鉄則。
そして作業員の慣れ・技術で苗の善し悪しを変えるのも事実。
コトリ・・・コトリ・・・
慣れたモノ達だけでこなしてゆく仕事なのかもしれませんが
そうも言ってられん!!

 『・・・根切り、手伝ってもらったらどうですか?』

Sさんをチラチラみながら静かに発言。
この根切りさえドンドコ流れれば、上手く進むような気がする。
岡田グループにHELP要請しました。

P4140010.jpg
 ☆本日、床替え本数3600本。かなりイイ数字です☆

『アヤさん。社長に今日は人を回してくれて有り難うって
 ワシが礼を言っとったって伝えといてくれ。』
 
と言い残し、Sさんは帰ってゆきました(笑)
スぺシャリティーも必要だけど、それ以上に
皆で知識の共有をする事が大事だと思います。
初めての人達が関わることで
100%の苗は出来ないかもしれないけれど
今はそれでいいと思う。
その失敗を来年に繋げば良い話しだし、
色々アドバイスをして頂ける、熟練作業員の方がいる
『今』だからこそ。

P4120005.jpg
     by、ナカシマ アヤ
 




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森からの宅配便 西中国山地の山あい広島県廿日市市吉和で林業から木工まで、森林にどっぷりと浸かって抜け出せない毎日を送ってます。

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