相変わらず、目立て話
ドツボにハマってしまいました。
左側の刃はバックスロープ型。
右側の刃はフック型。
なんじゃそりゃ?と思われる方。
とにかく、どちらの刃も大変宜しく無い状態なのです。
目立てについて書かれた書物を必死に読みましたが
頭でどれだけ理解しても、結局は手で感覚を掴まなければ。
急遽、本日目立て強化日。
社長直々にみっちり、こってり根気よく御指導頂きました。
擦る刃を置く位置
足で挟むチェーンソーの角度
ヤスリを構える角度
腕の締め方
手首のブレ
ヤスリを握る手の微妙な力加減 etc・・・
言い出すとキリがない程の注意点
一刃、一刃、慎重に。丁寧に、丁寧に。
実は、明日より伐採班に加わり主伐・造材を学びます。
主伐とは、伐期に達した木を切る事で
いわば育林最後のステージといいましょうか。
その善し悪しで直に材の価値に影響するとても重要な仕事です。
特に造材に至っては、チェーンソーの切れ味が全てと言っても
過言ではないでしょう。(勿論技術も要しますが)
とにかく出来るだけ最高の状態で挑まなければ・・・
明日は、特に長い一日となりそうです。
by、ナカシマ アヤ
西中国山地の山あい広島県廿日市市吉和で林業から木工まで、森林にどっぷりと浸かって抜け出せない毎日を送ってます。
コメント
Posted by: 神戸のキコリ [ 2008年10月22日 22:11 ]
だん さんが適切なコメントしてくれるのかと思い様子見していたんですが、
チェーンソーを立てて目立てしているようですね。
ブレ易いのでフックやバックスロープになりやすいですね。
急な山で、目立てする時には有効な技ですが…
時々、平らな台の上に置いて目立てをしてください。(山で目立てしたときに狂ったのを適正な角度に修正できたりします)バイスで固定してガイドで角度を決めて力を入れる方向を決めて擦ってみて下さい。
って言葉よりマンツーマンの社長の指導の方が身に付きますか?
Iターン ミーティングに来られていたらだんさんの講習+いろんな地域の方々に出会えると言う刺激があったんですが…
Posted by: ナカシマ アヤ [ 2008年10月23日 21:43 ]
神戸のキコリさんへ
いえいえ。言葉でも十分勉強になります。
私のチェーンソーをお見せすれば、
問題点も一目瞭然なのでしょうが(笑)
体に覚え込ますのは、まだ時間が必要の
様です・・・
ITMの様子、かなめさんのブログで
拝見させて頂きました。
講習の内容は勿論ですが
やはり多くの先輩、同士に出会えるのが、とても魅力的ですね。
いずれ、吉和より参加させて頂きます!
Posted by: かなめ [ 2008年10月24日 08:44 ]
ヤスリを使う目立て全般に言えるのですが、行っている動作は「目立て」と言うよりもヤスリがけ作業そのものですね。ですから、これまでヤスリがけの経験のなかった人にとっては、とてもハードルの高いものになります。
日常生活の中で、切る、結ぶ、たたく、という作業はけっこう普通にあるのですが、削って形を整えるという動作は少ないように思います。
ですから、もしもアヤさんがものづくりが嫌いでなかったら、たとえば最初は切削し易いプラスティックのかたまり(ゴミになったようなものでけっこうです)に、平ヤスリを使って形を削りだす作業をして見ると、腕の運びの練習になると思います。
大切なのは材料の固定ですが、バイスなどがなくとも、たとえば材料を持つ方の手や指を、動かないように壁状の角にあてて、しかも「この線を目指して削る」というケガキ線のようなものを材料の表面に入れて、その形めざして削ってゆく、ということをやると思い通りの形の刃を作る基礎練習になるはずです。
その際、ヤスリの目はすぐに削りクズでつまるので、ワイヤブラシなどで掃除しながら行うとgoodです。
Posted by: F [ 2008年10月24日 20:55 ]
10年目立てをやっていますが、今だ思うように仕上がりません。
もう、諦めて5回目には西村ジョイで、修正研ぎをしています。情けないですが、出来たての切れ味は抜群です。
今では、目立ての件は、あまり考えないようにしています。
でも、これからながーい貴女には乗り越えて貰いたいものです。
Posted by: ナカシマ アヤ [ 2008年10月25日 00:04 ]
かなめさんへ
う〜ん、なるほど・・・
と、思わず唸ってしまいました。
詳しい練習方法、参考に致します。
しかし、真っすぐに腕を運ぶという事が
ここまで難しいとは。
ただ、誰しも悩む道なのだと分かったので
気長に付き合おうと前向きに考えます。
Posted by: アヤ [ 2008年10月25日 00:07 ]
Fさんへ
先日新しい刃に変えた時の切れ味には
感動しました!
この状態をキープし続ける事の難しさ・・・
悩める者同士、是非一緒に目立てについて
語り合いましょう(笑)