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森からの宅配便

森林に関わる仕事に就いてもうすぐ20年。日々の泣き笑いをご覧あれ!

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高性能林業機械 フォワーダーの巻

『大丈夫。ゴーカートみたいなもんだから。』


今日はフォワーダーの実習なんです・・・
と心細気に言う私を、社長はそう言って
笑顔で送り出してくれました(笑)


グラップルローダーと言う木を掴”手”で
荷台に材を積み込みます。
そして木材を運搬する事が出来ます。
木を造材した現場から、このフォワーダで
トラックの入れる林道(土場)まで運搬するのです。


 1、スイングヤーダーで集材し

 2、ハーベスター(もしくはプロセッサ)で
   枝払い、玉切りなどの造材作業を行い

 3、フォワーダーで土場まで運ぶ


 と、いう三点セットでの活躍が主流の様です。


 残念ながら、この五日間の研修では
三機械、全てを同時に動かしての連携プレーは
実現出来ませんでしたが(作業場の地形、時間の関係上)
十分に想像する事が出来ました。


 と、このような大きな変化が
日本の山中で除々に広まろうとしているのです。
勿論、機械のさらなる改良・作業工程の見直しなど
まだまだ課題は山積みの様ですが。


 研修最終日の朝
熟練作業員、Eさんとのやりとり。


『まだ研修は終わらんのか?』


『Eさん、やっと今日で終わりですよ。
 五日間、長かったです。』


『そうか。
 又明日から、一緒に木切りに行こうやぁ。』


普段、どちらかと言えば無口で職人肌のEさん。
だから尚更、私にとってとても誇らしい言葉でした。

やってみたい仕事。覚えてゆかなければならない仕事。
現場だけに限らず、先はまだまだ長いのです。
でも今は、少しでも多く現場の技術、知識を
この方達から受け継ぎたい。
そう思います。


       by、ナカシマ アヤ

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森からの宅配便 西中国山地の山あい広島県廿日市市吉和で林業から木工まで、森林にどっぷりと浸かって抜け出せない毎日を送ってます。

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