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森からの宅配便

森林に関わる仕事に就いてもうすぐ20年。日々の泣き笑いをご覧あれ!

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エェ、木。出てます!

 水曜日より、一般所有山林の現場に入っています。
家のすぐ裏・・・山林というより、むしろ庭の延長。
数ヶ月前に伐倒されたのですが、そのまま放置してありました。
余りにもったいという事で、
安田林業でナントカんらんかとお話を頂き
社長と私とグラップルで伺いました。

切り株の大きさを見て唖然・・・
こりゃ、何としても出さなイケン!
どうやら樹齢100年以上
末口直径60cmの直材のスギ。
このクラスの材に出会ったのは初めてです。

PA210013.jpg


社長が道を作りつつ、材を引き出しつつ・・・
私が造材しつつ、トラックで土場まで運んで
フォークで下ろしつつ・・・
追いつけ、追い越せの大忙しです(苦笑)
立派なスギ、クリ、ナラが積まれて行きます。

 『おぉ!!出とるねぇ。』

他の現場から帰ってきた作業員達も材に集まってきます。
ちょっと皆、興奮気味(笑)
やっぱり血が騒ぐのでしょうか。
でも、テンションが上がるのは私達だけではありませんでした。
 
 『エェ、木じゃねぇ。』

軽トラからチラ見して気付いた村の人が、降りてくる。
話す目が、キラキラしている様に感じました。
土場前のコンクリートブロックに寄りかかる
腰の曲がったジィちゃん。
具合でも悪いのかと近づくと、
杖で材を指し

 『・・・木が・・・出とるのぉ・・・。』

と、なんとも素敵な笑顔を見せて下さいました。
社長にその話しをすると
どうやら昔、林業従事者だった方でした。
きっといろんな思いで材を眺められていたのでしょう。

  
  お金に変わるコトよりも
  それよりもっとスゴイ、" 材 " のパワーを感じています。

PA220014.jpg


       by、ナカシマ アヤ
 



 

コメント

Posted by: y氏の班長   [ 2009年10月23日 19:45 ]

すげー吉和すげー。(驚)
そんな立派な材が平気で家の裏庭にあるなんて。
それをすぐに採りにいける安田林業もすげー。
でもあやちゃん・・・フォークリフト?
大丈夫? 確か、苦手だったような・・・。(笑)

Posted by: 神戸のキコリ   [ 2009年10月23日 19:47 ]

この木を玉伐ったチェーンソーは、18インチのバー?それ以上の長さの奴ですか?ついに2台目のチェーンソー導入ですか


この木は、林業関係者なら気になりますよ。遊びに行っていても伐採現場や集材現場に出くわすとつい車を停めて見てしまいますもん。
立米いくらになったんやろか。40万?

質問攻めです。

Posted by: なみ   [ 2009年10月24日 21:32 ]

そろそろそちらは雪ですか?笑

あ、あたし、別けあって移動したのん。
ま、またメールするー☆

Posted by: アヤ   [ 2009年10月26日 20:49 ]

Y 氏の班長さんへ


まさかの吉和訪問!!(笑)
ハルバル良くお越し下さいました。
すげーでしょ?ちょっと大きさに見慣れてきた自分がコワいです(笑)
フォークリフトねぇ、なかなか打解けてきましたよ。華麗な手さばき(ツメさばき?)お見せ出来なくて残念だわ・・・なんてっ!まだまだゴロゴロと運動場(土場ともいう)を転がる木を追いかけてます。


ははは。
又、近々お会いしましょう!

Posted by: ナカシマ アヤ   [ 2009年10月26日 20:55 ]

神戸のキコリさんへ


伐倒を請け負ったのは安田林業でなく、他の事業体です。なので使用されたチェーンソーは分かりません。
ウロウロする特性があるので他府県をよく走りますが、常に山が気になります。車でも、チャリでも(笑)


いくらの値段がついたかですか?
まだどこへお嫁に行くか、行き先は決まっていませんよ。

Posted by: アヤ   [ 2009年10月26日 21:00 ]

なみちんへ


ちょっとぉ・・・そう言う事は早く言んさい!!あわゆく前の居所に『一味セット』送るトコやったやん。又メールして。


もう霜が降りとうよ。寒い、寒い。ちなみにスキー場12月5日オープンやから。ちゃんと帰国するように。今年も一緒にソリゲレンデで暴走しようや(笑)

Posted by: 神戸のキコリ   [ 2009年10月27日 00:54 ]

玉伐りは、伐採ではなく造材のことですよ。
 元玉を採る時は大きめのチェーンソーじゃないと芯が伐れずに残ってしまうのじゃないかと心配してしまいます。


この太さは横から見ると錯覚から短く感じますね。


市場に出すのでないからしばらくは土場で待機ですか。

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森からの宅配便 西中国山地の山あい広島県廿日市市吉和で林業から木工まで、森林にどっぷりと浸かって抜け出せない毎日を送ってます。

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