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森からの宅配便

森林に関わる仕事に就いてもうすぐ20年。日々の泣き笑いをご覧あれ!

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勝負の夏

新規林業従事者にとって、


 夏場の下刈作業を乗り切る事が出来るのか・・・


が、大きな山場となります。
この時期、志しを断念される方が少なくないとも聞きました。
身をもって体感しております。


 とにかく・・・キツイ!!
逃げも隠れも出来ぬ、炎天下の中
私の胸の高さまで伸びた草の中から
私の膝まで届かない高さの幼木を探し出し、
その幼木だけを残して刈り進んで行きます。

1.8m 間隔に植えられているとはいえ、
慣れない私は、かなり集中して発掘しなければ
見つかりません。


噎せ返るような熱気
開始から30分経たぬうちに、
大粒の汗がボタボタ流れ落ちてきます。
キックバックの度に走る肩への痛み
スムーズに動かない指の関節
服の上からでも攻撃してくるアブやブト
巣の回りをクルクル飛び回る蜂
よじ登っても、よじ登ってもズルズル落ちる岩場


さすがの私も


『はぁ・・・・・・・・・・』


と弱気なため息が出てしまいます。


なのに、なのに、
ここからが不思議な所なのですが
作業を終えて、山を下り振り返ります。
てんやわんや生い茂っていた斜面の中から
幼木達が姿を現し、綺麗に等間隔に並んでるではないですか!!
感激を通り越し、感動します。

あんなにしぼんでいた心がムムムム!!っと膨れ上がり

『さぁ、次はどこよっ?』

と、刈り払い機に燃料入れ、準備万端の私がいます。


本当に不思議
まんまと林業の魅力に踊らされている様です。


      by.ナカシマ アヤ

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森からの宅配便 西中国山地の山あい広島県廿日市市吉和で林業から木工まで、森林にどっぷりと浸かって抜け出せない毎日を送ってます。

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